【堅調な米経済指標にも市場は疑心暗鬼、主要通貨は短時間で荒っぽい動き】
昨晩21時30分に発表された米2月CPIは、前月比4カ月ぶりにプラス転換し、ドルは対主要通貨で買われたが、米10年債利回りが一時的に上昇(1.91%)した後の低下に今度はドル売りが優勢となる場面も見られた。その後に発表された2月の新築住宅販売が予想を上回り、約7年ぶりの高水準となったほか、前月分も上方修正され再びドルの買戻しが入るなど、短時間で荒っぽい動きが見られた。
(図1.白・・・米ドル円、オレンジ・・・米ドルユーロ、黄色・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
ドルは対主要通貨で先週のFOMC後の安値圏に到達後に一旦反発するも、米10年債利回りがFOMC後の1.89%を更新した後も反発力が弱く、ドルの上値を抑えた。
(図2.白・・・米ドル円、オレンジ・・・米ドルユーロ、黄色・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
(図3.米国10債利回り 10分足)
(出所:ブルームバーグ)