【米第4四半期GDPは市場予想を下回り、債券利回り・株価が下落】
1月30日に発表された、米第4・四半期(10−12月)GDPは市場予想を下回り、世界的な景気の減速懸念感が強まった。
2015年末までに、米FOMCがフェデラルファンド金利を少なくとも0.5%に引き上げる確率は昨年末には86%だったが、足元では59%に下がっている。
(図1 米国四半期GDP推移)
(出所:ブルームバーグ)
米国10年債利回りは、1.70%を割れてきた。米国債利回りの下落に伴い、ドル円も追従して下落する様子が確認できる。
(図2 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
S&Pは引け間際に大きく下落した。月間の下落幅は、過去1年間で最大規模だった。
(図3 S&P株価指数 3分足)
(出所:ブルームバーグ)
株価とは反対に原油価格が大きく上昇した。上昇幅は約8%超の上昇であった。また、金価格は原油価格に先行して上昇していた。
(図4 白・・・WTI原油(ドル建て)、オレンジ・・・金(ドル建て))
(出所:ブルームバーグ)
原油価格の大きな反発は1月上旬にも見られたが、今回の反発が継続化するのかが気になる。
(図5 WTI原油(ドル建て) 日足)
(出所:ブルームバーグ)