【ユーロ圏のデフレ懸念強まり、ユーロ売り・債券買いが強まる】
足元のユーロ圏経済指標は、これまで欧州景気をけん引してきたドイツまでも含めて、デフレ懸念をより強く示唆している。来週12月4日のECB理事会で、ドラギECB総裁が追加緩和を実施するとの思惑からユーロ売り・ドル買いが優勢となった。
(図1 ユーロドル・10分足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルの下落に伴い、ポンドドルと豪ドルドルが下落、相関性を高めている。
(図2 白・・・ポンドドル、オレンジ・・・ユーロドル、黄・・・豪ドル米ドル)
(出所:ブルームバーグ)
ドイツ10年債の利回りは、史上最低を更新。
(図3 ドイツ10年債利回り・日足)
(出所:ブルームバーグ)
イタリアの10年債利回りも高値を更新している。
(図4 イタリア10年債利回り・日足)
(出所:ブルームバーグ)
【OPEC総会で減産見送り、原油価格は下落】
昨日のOPEC総会は減産見送り、石油価格は大幅に下落した。
(図5 WTI原油先物・日足)
(出所:ブルームバーグ)