【政局巡る要人発言でドル円が上下動】
ドル円相場は衆院解散総選挙に対する思惑から上下動する展開。朝方、解散総選挙、消費税10%先送り報道を背景にドル買いスタート。116円超えを試す展開になるも、その後、解散、消費税先送りを打ち消すコメントが出ると下落に転じるといった具合で、与党要人からのコメントで相場が変動する1日となった。引き続き、政局を巡る発言には警戒が必要。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
東京市場のドル円は、与党要人発言を受けて変動する株価と連動する動きを見せたが、米国市場に入ると、米金利の上昇に連動する展開となる。
(図2:ドル円・・・白、日経225先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
その他の主要通貨では、対ドルの変化に一貫した連動は見られなかった。
(図3:英ポンドドル・・・白、ユーロドル・・・オレンジ、豪ドル米ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
主要国通貨の中で目立った動きを見せたのが英ポンド。BOEによる四半期インフレ報告が経済成長見通しを引き下げ急激に売られる展開となったのだ。急落後の反発もなく引けにかけてさらに値を下げていった。
(図4:英ポンドドル 1分足)
(出所:ブルームバーグ)