【米雇用統計後にドル円は114円台へ下落】
金曜日に発表された米雇用統計は、失業率は2008年7月以来となる5.8%の低水準に低下も、非農業部門雇用者数が21.4万人増の予想を下回る結果となりドル売りに反応。ドル円も115円台推移から114円台に下落する展開となった。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
米雇用統計を受けて米金利も大幅に低下した。
(図2:ドル円・・・白、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ドルは対円だけではなく、対ユーロ、豪ドルでも売られる。米雇用統計後は全般にドル売り相場となる。
(図3:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
最近の為替市場では米ドル買い構築が基本にあり、米ドルの買いポジションはかなり積み上がってきている。新たなドル売り材料が加われば、ポジション調整の売りが入るリスクにも警戒したい。米通貨先物ポジション動向からも、ユーロのショートポジションが最も大きくなっていることが確認できる。
(図4:米通貨先物ポジション推移 円・・・白、ユーロ・・・オレンジ、豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)