【10月も最終週、改めてドル買い相場再開か】
9月の為替市場は「ドル買い」相場となったが、10月はその流れにも変化が見られ、対円はドル売り、その他の主要通貨に対するドル買いも止まった。10月も最終週を迎え、28, 29日はいよいよ米FOMCが開催される。資産買い取りオペレーションの終了となると、再びドル買い相場再開との見通しが強まってきそうだ。
(図1:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ、米ドル豪ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
10月に入ってからのドル円相場は、それまでのドル上昇相場からの調整となり、105円台まで下落したが、後半になって再びドル上昇の兆しを見せている。
(図2:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルも10月中旬以降は、徐々に下値を切り下げつつある。
(図3:ユーロドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
豪ドル米ドルは2014年の安値レベルに到達後、下落がストップ。その後は、もみ合い相場となり方向感が出ていない。どちらか一方に抜ければ、それがトレンドになりそうだ。ただし、その場合も米ドルが他の主要通貨に対して強含むのか弱含むのかで豪ドルが進む方向にも影響することになる。
(図4:豪ドル米ドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)