【ECBサプライズでユーロ売り】
4日に開催されたECB理事会、予想外の「利下げ及びABS買い入れ」にユーロが売られた。ユーロドルは1.3000割れレベルにまで下落する展開になった。政策金利は0.1%引き下げて過去最低水準の0.05%。さらには、資産担保証券(ABS)の買い入れを10月から実施することを発表した。
(図1:ユーロドル 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロ円も136円まで急落となる。
(図2:ユーロ円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
すでにマイナス圏にある独2年債利回りは、更に金利低下した。
(図3:独2年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
その独2年債利回りとユーロドル、足元ではともに下落。5月以降目立った反転局面なく下落基調の続くユーロドル、方向感を確認する上で独2年債利回りの動向はチェックしておいた方がいいだろう。
(図4:独2年債利回り・・・白、ユーロドル・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
ドル買いの流れを受けてドル円も105円台を固めてきた。5日の米雇用統計を前に、年初来高値も十分ターゲットとしてとらえることが出来るレベルにまで上昇している。
(図5:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)