【日経暴落でドル円は101円台相場が続く】
8日のアジア市場は、日経平均株価指数が暴落したためにドル円も売られ、102円を割りこみ101円台の取引が続いた。欧州市場に入り株式市場を中心に買戻しが進むとドル円の下落も止まり、102円台を回復して引けた。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
日経平均の下落とともに下落したドル円は、欧州市場で先物が反発し始めたことを確認するとドル円も回復し始めたことが確認できる。
(図2:ドル円・・・白、日経225先物・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
8日の市場では、ドル円が他の金融市場との相関を高くしながら推移。特に米金利との相関が再び強まってきた。
(図3:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
ドル円は100日、200日移動平均線といったテクニカル面で重要なポイントに挟まれている。材料難な展開から、102.08, 102.30といった価格帯が上下ともに意識されよう。
(図4:ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
【豪ドル円は「いって・こい」の展開】
8日のアジア市場では、豪ドル円は大きく値を下げ、欧米市場に入ってからその下げ幅を取り戻すことになった。
(図5:豪ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
94円にワンタッチした後に値を戻した豪ドル円は、足元で下落は小休止しており再びレンジの上限を目指す展開となるかに注目。
(図6:豪ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)