※2016年1月19日時点のチャートを基に作成しています。
米ドル/円(週足)
- 出所:総合分析チャート 週足
週足ベースでは、一目均衡表の雲の中で軟調な動きが続いている。オシレーターのMACDでは、両線下向きとなっており、先行するMACDラインはゼロラインを下抜け、シグナルラインもゼロラインを下抜けそうである。そして、完全に両線がゼロラインを下抜ける場合には、下げ継続のシグナルとなる。
目先の下値ポイントは、サポートラインの116.35。ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も考えられる。また、その下には114.24があり、ここは2015年6月の高値からの下げ幅に対する一目均衡表の下値計算値のポイントである。
そして、一目均衡表の雲下限ラインの113.68〜115.42(1/18の週〜2月末)が、その下のポイントである。ここを下抜ける場合には、2012年11月に雲上限を上抜けて以来続いた雲の上側での堅調な流れから、雲下側の軟調な流れに転換する可能性も考えられる。
一方、上値のポイントは、一目均衡表の雲上限ラインの122.24〜120.96(1/18の週〜2月末)となり、ここを上抜ける場合には123.74が次のポイントとなる。
- 出所:総合分析チャート 週足
米ドル/円(月足)
- 出所:総合分析チャート 月足
米ドル/円は、月足ベースで2012年末に横ばいのもみ合いを上抜けて上昇トレンドが始まった。そして、2012年末から始まったトレンドラインを今月(2016年1月)に下抜けており、相場の方向性が変わるのか、重要な局面にいることを示唆している。
方向性を見極める判断材料の一つとして、サポートラインを下抜けるのかどうかに注目したい。またオシレーターのMACDでは、両線下向きに転換し乖離幅も拡大していることから、このまま両線の乖離幅が大きくなり、下向き方向継続となるのか注目したい。
「テクニカル分析」とは
チャート等の動きを分析して「買い時」、「売り時」の判断を行うのをテクニカル分析といいます。テクニカル分析を理解すれば「売り時」、「買い時」をとらえやすくなります!
テクニカル分析とは?難しそうですが、実は簡単! |