テクニカル分析(米ドル/円)
出所:総合分析チャート 日足
USD/JPYは、上値目標の計算値である114.45も上抜けて、2007年10月以来の高値を付ける動きとなった。ただ、上下の振れ幅も大きくなっている。そして、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向となっており、目先先行するライン(赤色ライン)が下向きに転換し、両線がクロスする場合には、一旦調整となる可能性も考えられる。
目先の下値ポイントである115.30を下抜ける場合には、(1)113.85(2)112.52(38.2%戻し)(3)111.12(50%戻し)近辺までの下げも想定しておきたい。(3)を完全に(終値ベースで)下抜ける場合には一段の下落となる可能性も想定しておきたい。その場合、再び高値をトライする場合でも、直近高値を上抜けるには時間を要することになる。
(2)近辺までで調整が終了し反転する場合や、現行水準から高値を上抜ける場合には、一段の上昇が考えられる。目先の上値のポイントは117.94となり、当面は上値目標の計算値である119.34がポイントと考えられる。ただ、現行水準から高値を抜けて上昇する場合には、やや限定的な動きとなる可能性も想定しておきたい。
注目の経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 市場予想 | 前回結果 |
---|---|---|---|---|
11月18日 | 22:30 | 10月生産者物価指数(前月比) | -0.1% | -0.1% |
11月18日 | 24:00 | 11月NAHB住宅市場指数 | 55 | 54 |
11月19日 | 22:30 | 10月住宅着工件件数 | 102.5万件 | 101.7万件 |
11月19日 | 22:30 | 10月建設許可件数 | 104.0万件 | 101.8万件 |
11月19日 | 28:00 | FOMC議事録公表[10月28、29日分] | - | - |
11月20日 | 22:30 | 新規失業保険申請件数 | 28.3万件 | 29.0万件 |
11月20日 | 22:30 | 10月消費者物価指数(前月比) | -0.1% | 0.1% |
11月20日 | 24:00 | 10月中古住宅販売件数 | 515万件 | 517万件 |
11月20日 | 24:00 | 10月景気先行指標総合指数(前月比) | 0.6% | 0.8% |
作成:SBIリクイディティ・マーケット社
テクニカル分析(ポンド/円)
GBP/JPYは、2008年10月以来の高値を更新したものの、上値の重い動きが続いている。そして、週足ベースでは、184.65まで上昇したことで、2008年に明けた窓を埋めている。また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅の縮小が続いており、両線もクロスしていることから、目先軟調な展開となる可能性が考えられる。
下値のポイントは(1)の181.07、ここを下抜ける場合には、(2)(3)までの下げも想定しておきたい。(3)(50%戻し)まで下げる場合には、現行の上昇トレンド終了となる可能性もあり、再び直近高値の184.65を上抜けるには、時間を要することになるだろう。
上値のポイントは、直近高値の184.65となり、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられる。また、17日(±2日)は、日柄的に反転、加速など、方向性に変化が出やすい日柄であることから、目先の方向性の変化にも注目したい。
注目の経済指標
日付 | 時間 | 経済指標 | 市場予想 | 前回結果 |
---|---|---|---|---|
11月18日 | 18:30 | 10月消費者物価指数(前月比) | 0.1% | 0.0% |
11月18日 | 18:30 | 10月小売物価指数(前月比) | 0.1% | 0.2% |
11月19日 | 18:30 | 11月英中銀 議事録 | - | - |
11月20日 | 18:30 | 10月小売売上高指数(前月比) | 0.3% | -0.3% |
作成:SBIリクイディティ・マーケット社
テクニカル分析」とは
チャート等の動きを分析して「買い時」、「売り時」の判断を行うのをテクニカル分析といいます。テクニカル分析を理解すれば「売り時」、「買い時」をとらえやすくなります!
テクニカル分析とは?難しそうですが、実は簡単! |