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欧州中央銀行(ECB)
発表時間 |
4/3(木)20:45(日本時間) |
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前回のECB理事会では、一部の市場参加者の間で緩和可能性を示唆する見方が聞かれたものの、政策金利は据え置かれ、リファイナンス金利と限界貸付金利はそれぞれ0.25%と0.75%、預金ファシリティ金利は0.0%に据え置かれました。今回の理事会で注目すべきポイントは、通貨と物価に関する発言となりそうです。
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- ※出所:FX総合分析チャート
4/3(木)20:45(日本時間)欧州中央銀行(ECB)金融政策発表 予定
発表時間 |
4/3(木)20:45(日本時間) |
事前予想 |
0.25% |
【2014年4月3日、ECB理事会】
3月6日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会では、一部の市場参加者の間で緩和可能性を示唆する見方が聞かれたものの、政策金利は据え置かれ、リファイナンス金利と限界貸付金利はそれぞれ0.25%と0.75%、預金ファシリティ金利は0.0%に据え置かれました。
声明では、冒頭部分にこれまでとの変化が見られ、「入手できる情報は、事前の想定どおりにユーロ圏の経済が緩やかに回復している事を示している」「ECBのスタッフ予想では、暫くの間は低インフレが続く見通しを持っているが、2016年までには消費者物価指数は2%かそれに近いレベルに向けて、徐々にインフレ率は上昇する」との見方を示しました。ただし、「全体的にはECBは高いレベルでの金融緩和を維持する事を決定し、必要があれば更なる行動をとる」と述べ、基本的には金融政策の姿勢に変化は無いと見る事ができそうです。
理事会後の質疑応答では、2012年以降対米ドルでユーロが上昇している事に言及し、「為替レートの変化で、インフレ率が約0.4%〜0.5%抑制されている」と述べ、ECBが現在の為替水準を意識している事を垣間見る事ができそうです。
3月の理事会以降、ECBの見方はこれまでよりも楽観的だと見る市場参加者の声も聞かれましたが、3月11日にコンスタンシオECB副総裁は「ECBは今月の理事会で、ユーロ圏の需給ギャップを強調することで、フォワードガイダンスを明確に示した」「必要なら利下げもしくは量的緩和という形で取りうる手段がまだある」と述べ、3月22日にも同副総裁が、ECBは理事会でフォワードガイダンスを強化し、緩和スタンスと経済の緩みの終了を結び付けていることを市場は見落としていると指摘した事が伝わっています。一方でドラギ総裁は、通貨水準が物価安定を考える上で重要になりつつあると改めて発言。3月26日に物価安定の為なら必要な追加措置を講じる、との発言が伝わるとユーロが売られる場面を見せています。
以上を通してみると、インフレを抑制させている原因として通貨水準を意識している事が強く伺う事ができ、4月3日に開催される理事会では、金融政策の変更は無いと思われるものの、通貨と物価に関する発言に注目できます。
「欧州中央銀行(ECB)金融政策発表」とは
「欧州中央銀行(ECB)金融政策発表」とは、ユーロ圏の中央銀行である欧州中央銀行(ECB)が、原則として毎月2回行われる理事会のうち、1回目の理事会で、そのときの経済状況から政策金利をはじめとする「金融政策」を決定し、発表することです。下旬に開催される2回目の理事会では金利を変更しない、と決めています。大きな変更があった場合にはマーケットに与える影響が大きいので、とても注目されています。
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