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2024-04-23 23:33:42

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2018年3月12日

週間マーケット展望 2018年3月12日

先週の振返り

先週は、トランプ米大統領の輸入関税に反対を表明する政権メンバーが増えたことから、再検討など緩和につながる可能性があるとの見方が広がり、週明けから安全通貨の需要が後退し、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。その後、コーン米国家経済会議(NEC)委員長の辞任などもあり、リスク回避が意識される場面もあったが、署名されたトランプ大統領の輸入制限措置が予想よりも緩和的だったことや、米朝首脳会談への期待が高まったことから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、先週署名された米国の鉄鋼・アルミニウムへの関税に対し、影響の大きいと見られる中国やEUの動きが注目される。米国の輸入制限措置に対抗して報復措置で応酬するようなら、貿易戦争が意識され、リスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。また、北朝鮮関連では、金委員長が非核化にコミットし、今後は核・ミサイル実験を控える意向を伝えたが、過去に何度も非核化を表明したが守られてこなかった歴史があることから、どこまで信用できるのか、会談までは大きな動き(行動や発言)は見られないと予想されており、当面は動向を見極めたい。そして、決算期でもあることから、実需筋のフローも活発になる可能性もあるだろう。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

105.90 〜 107.90

 

今週の予想

先週は、トランプ大統領の輸入関税に反対を表明する政権メンバーが増えたことから、再検討などの緩和につながる可能性があるとの見方が広がり、安全通貨とされる円が売られた。その後、米国家経済会議のコーン委員長の辞任を受けて、再びリスク回避の動きが強まる場面もあったが、下値は限定的となった。そして、トランプ米大統領が北朝鮮の金委員長との会談に同意したことを受け、米朝の緊張緩和への期待が広がったことから、リスク回避の動きが和らいだ。また、米雇用統計で雇用者数の伸びが予想を上回る結果となったことも加わり、ドル/円は週明けの105.46から107.05まで上昇した。
今週は、底固い動きが予想される。米国の関税問題や朝鮮半島情勢の緊張緩和を背景に、ドル買い・円売りの流れも考えられる。ただ、米国の輸入制限でカナダとメキシコが適用除外になったことや、同盟国に適用除外の余地を残すなど、想定より深刻な内容ではなかった。しかし、中国や欧州にとっては問題であり、今後報復措置の可能性を示すようなら、リスク回避の動きが強まる可能性もあるだろう。また、金委員長が非核化にコミットし、今後核・ミサイル実験を控える意向と伝えられたが、北朝鮮はこれまでにも非核化にコミットしながら、実現しなかったこともあることから、今後の動向に注意したい。米国の経済指標では、3/13に消費者物価指数。3/14に小売売上高、3/16に住宅着工件数などが予定されており、こちらの結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

130.50 〜 132.40

 

今週の予想

先週は、貿易戦争への懸念が高まっていたトランプ大統領の輸入制限措置に対する政権メンバーの反対などがあったことから、再検討などにつながるとの見方が広がり、リスク回避の動きが後退し、円売りが優勢となった。ユーロ/円は、週明けの129.36から132.02まで上昇した。そして、ECB理事会後のドラギ総裁の会見では、債券購入終了後も「相当期間」政策金利は現行水準に留まるとの見方を示したことや、必要に応じて債券購入プログラムを拡大できると強調したことが影響し、ユーロはドルや円などに対して軟調な動きとなり、ユーロ/円も反落となった。ただ、北朝鮮情勢の緊張緩和への期待感から円売りが優勢となり、ユーロ/円は値を戻した。
今週は、上値の重い動きが予想される。トランプ大統領の輸入制限措置に対するEU側の懸念は高まっており、中国も含めて報復措置を講じる場合には、再びリスク回避の動きが強まる可能性もあり、欧州や中国の具体的な対応に注目したい。また、先週のECB総裁の会見では、インフレに関しても懸念が示されたことから、3/16に発表されるユーロ圏の消費者物価指数の結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

146.00 〜 149.00

 

今週の予想

先週は、懸念されていたトランプ米大統領の輸入制限措置に対して、反対を表明する政権メンバーが増え、計画撤回が求められたことから、貿易戦争の懸念が和らぎ、リスク回避の動きが後退し、安全資産とされる円が売られた。また、原油価格が上昇したことも加わり、ポンド/円は週明けの145.09から148.01まで上昇した。しかし、英当局者らが、EU離脱に関して年内の合意はないと予想しているとの一部報道を受けて、ポンドは主要通貨に対して軟調な動きとなった。その後、米朝会談への期待が高まったことから、朝鮮半島情勢の緊張は和らいだとの見方から円が売られ、ポンド/円は週末に148.54まで上昇する場面もあった。
今週は底固い動きが予想される。米国の輸入制限措置や北朝鮮情勢など、外部要因では円売りが期待されていることや、英中銀のタカ派的な姿勢などから、5月の利上げに対する期待が高まっているとの見方が広がっていることも、ポンドの下支え要因となるだろう。ただ、北朝鮮情勢や英国のEU離脱問題は依然として不透明感が残っており、今後の展開が注目される。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

82.02 〜 84.50

 

今週の予想

先週は、前週末の流れを引き継ぎ、序盤はやや軟調な動きが見られたものの、米国の輸入関税に対する懸念が一旦和らいだとの見方から、リスク回避の動きが後退し、堅調な動きとなった。ただ、豪中銀が主要政策金利の据え置きを決め、正常化を進める他国・地域との金利差が拡大するとの見方から下落する場面もあった。その後は、堅調な動きとなり、一時週明けの81.50から83.32まで上昇した。その後は売り・買い交錯する動きが続いたが、週末には米朝会談の実現の可能性が高まったことで、朝鮮半島情勢の緊張が和らぐとの期待感が高まったことから、安全資産とされる円が売られ、週末には83.90まで上昇した。
今週は、底固い動きが予想される。米国の鉄鋼とアルミニウムに対する輸入制限措置がそれほど深刻ではないとの見方や、米朝会談への期待感から、投資家の積極姿勢が高まる可能性が考えられる。また、依然として約8ヵ月ぶりの安値水準であることから、値頃感の買いが入れば一段の上昇も考えられる。ただ、朝鮮情勢に関しては、これまで期待が裏切られたこともあったことから、楽観視はできないだろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド高

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.75 〜 9.06

 

今週の予想

先週は、序盤から軟調な動きとなった。トランプ米大統領が輸入制限の発動を表明したことを受けて、貿易戦争への懸念を背景にリスク回避の動きが強まり、その後は、リスク回避の動きが和らいだことや、南アフリカのGDPが2015年3月以来の高い伸びとなったことが好感され、南ア・ランドは堅調な動きとなった。ランド/円は、週明けの8.77から9.06まで上昇した。しかし、コーン米国家経済会議(NEC)委員長の辞任報道を受けて、再び貿易戦争に対する懸念が高まったことから、リスク回避の動きが優勢となった。しかし、週末には、朝鮮半島情勢の緊張が和らいだとの見方から底固い動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。米国の輸入制限措置が予想より深刻な内容でなかったことや、米国と北朝鮮の歩み寄りが見られたことから、外部要因のリスクがやや後退している。また、南ア財務相と格付け会社の話し合いも懸念される内容ではなかったとの報道から、国内外の目先の懸念が後退しており、下値は限定的だろう。そして、南アの主要な経済指標では、3/13の製造業生産が予定されており、先週のGDPに続き良好な結果となるようなら、南ア経済の回復期待も高まるだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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