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2024-03-29 00:56:12

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2018年3月5日

週間マーケット展望 2018年3月5日

先週の振返り

先週は、週明けが実質的な月内最終売買日であったことから、実需のドル売り・円買いが優勢となり、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。そして、注目されたパウエルFRB議長の就任以来初めてとなる議会証言での発言を受けて、米国の利上げペースの加速が意識されたことから、ドル買いが優勢となった。その後、米国の主要な経済指標の悪化が続いたことから、米景気に対する強気な見方がやや後退したことや、米長期金利の低下が続いたこともあり、ドル売り・円買いが優勢となった。また、トランプ米大統領が輸入制限の発動方針を表明したことから、世界的な株価下落に繋がり、リスク回避の動きが強まった。更に、黒田日銀総裁が2019年度頃に出口を検討していると発言したことも円を押し上げる要因となった。

今週の展望

今週は、先週後半に世界的に下落が続いた株価が一服するのかどうかが注目される。特に、米国の利上げペースの加速や、トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムに関税を課す方針を明らかにしたことが引き金となっている。関税に関しては、今週詳細が明らかにされる予定とされており、内容が注目される。また、複数の米当局者の発言が予定されており、金融政策に関する発言には注目したい。
一方、豪州、カナダ、ECBの金融政策発表、週末には米雇用統計が予定されており、結果が各通貨の動きに影響する可能性も考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

105.00 〜 107.50

 

今週の予想

先週は、注目されたパウエルFRB議長の議会証言で、「自身の米経済見通しは2018年12月以降に強まっており、当局は利上げ軌道の見直しを検討するのが妥当かもしれない」と発言したことを受けて、利上げペースの加速が意識され、ドルは主要通貨に対して上昇し、週明けの106.38から107.67まで上昇した。しかし、米GDPなどの主要な経済指標が悪化し、米景気に対する強気な見方がやや後退したことから、ドルは軟調な動きとなった。更に、トランプ米大統領が鉄鋼に25%、アルミニウムに10%の関税を課す方針を明らかにしたことを受けて、米主要株価が大きく下落となり、リスク回避の円買いが強まり、また黒田日銀総裁が2019年度頃に物価目標達成なら出口政策を検討していると発言したことも影響し、ドル/円は105.25まで下落し、2016/11/10以来の安値を付けた。 今週は、底固い動きが予想される。世界的な株価の下落によるリスク回避の動きや、黒田総裁の発言を受けた円買いの動きが一服すれば、前回同様に値頃感から買い戻しの動きも考えられる。
また、週末の米雇用統計に加え、週明けから主要な経済指標の発表が続くことから結果に注目したい。そして、複数の米当局者の発言も予定されており、FOMCを控えていることから金融政策に関する発言には敏感に反応する可能性が考えられる。また、トランプ大統領が関税の詳細を発表するとしていることから、内容に注目したい。内容次第では、再び株価などに影響する可能性も考えられることから注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

127.57 〜 133.78

 

今週の予想

先週は、週明けから欧州や日米の株価の上昇を受け、序盤から堅調な動きとなった。しかし、ドイツのインフレ指標が予想より弱かったことや、ECB政策委員会メンバー発言も影響し、ユーロ/円は軟調な動きとなった。そして、パウエル米FRB議長の議会証言でのタカ派的な発言を受けて、米国の利上げペースの加速が意識されたことや、トランプ米大統領が輸入制限の発動方針を表明したことで、米国をはじめ世界的に株価が大幅下落となったこともユーロ/円の圧迫要因となった。そして、週末には黒田日銀総裁が2019年頃に出口検討と発言したことを受けて、一段の円買いとなり、ユーロ/円は週序盤の132.18から129.56まで下落し、2017/9/8以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。2月は高値から7円以上の下げとなっており、やや値頃感も意識されている。対ドルでは、高値からの調整となったものの、依然として堅調を維持しており、株価の大幅下落などによる円買いが一服すれば、ユーロ/円の上昇に繋がる可能性もあるだろう。今週は、3/8にECB理事会が予定されており、注目が集まっている。特に、ユーロ圏消費者物価指数が1年2ヵ月ぶりの低水準となったことで、ECBが緩和策の縮小に慎重になる可能性も考えられることから、声明やドラギ総裁の会見での発言に注目したい。また、イタリアやドイツの政治的な警戒感が高まっていることもあり、ユーロ圏主要国の政治情勢にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

144.50 〜 147.98

 

今週の予想

先週は、前週の流れを受けてギャップアップして始まったものの、株価の下落に加え、FRB議長の議会証言を受けて、米国の利上げペースの加速観測が強まったことから、ポンドは対ドルで下落となり、対円でも上値の重い動きとなった。その後、世界的な株価下落や、原油価格の下落、また英国のEUの離脱交渉が難航するとの懸念が強まったことも影響し、ポンドは主要通貨に対して軟調な動きとなった。週末には、黒田日銀総裁の発言を受けて、円買いが強まり、ポンド/円は週明けの150.01から144.99まで下落し、2017/9/12以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週後半の世界的な株価下落でリスク回避の動きがポンド相場にも影響しており、週替わりで株価の動きが一旦落ち着くのか、それとも引き続き下げが継続するのか注目される。特に、今週も主要な英国経済指標の発表が少ないことから、外部の要因が中心となる。また、引き続き英国のEU離脱問題の難航が予想されており、英政府としての離脱条件案の提示が期待されるが、政府内の離脱派や残留派の意見調整が難航しており、引き続きポンドの足枷となるだろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

81.50 〜 84.15

 

今週の予想

先週は、注目された米FRB議長の議会証言で、利上げ軌道の見直しを検討するのが妥当かもしれないと発言したことを受けて、米国の利上げペースの加速が意識され、ドルが主要通貨に対して上昇となり、豪ドルが対ドルで下落したことから、対円でも軟調な動きとなった。また、週後半には、トランプ米大統領が保護貿易主義のスタンスを示したこと受けて、米株価が大きく下落し、リスク回避の動きから円買いが強まった。そして、黒田日銀総裁が2019年頃に物価目標達成なら出口戦略を検討と発言したことも加わり、豪ドル/円は週前半の84.16から81.56まで下落し、2017/4/20以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週は、豪州の主要な経済指標の発表もなく、外部材料が影響したが、今週は3/6に小売売上高、金融政策発表、3/7にGDP、3/8に貿易収支など、主要な豪州の経済指標の発表が続くことから結果が注目集まる。特に、金融政策発表では、豪中銀が過去最長となる17会合連続で政策金利を据え置くことが予想されているが、前回同様に、ハト派的な見解が示される場合には、豪ドルが一段の下げとなる可能性も考えられる。また、引き続き米国の利上げペースに関する思惑や、株価、資源価格の動向にも注意したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.75 〜 9.06

 

今週の予想

先週は、週明け株価が堅調な動きとなったことや、ラマポーザ大統領が内閣改造を発表したことで期待感も加わり、ランド/円は底固い動きとなり、一時9.29まで上昇し、2015/8/24以来の高値を付けた。その後、米FRB議長の議会証言での発言を受けて、米国の利上げペースの加速期待が高まったことや、トランプ米大統領が輸入制限の発動方針の表明を受けて主要国の株価が大きく下落したこと、また黒田日銀総裁が物価目標達成なら出口検討と発言したことも影響し、ランド/円は8.76まで下落し、2017/12/19以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。目先は、米国の利上げペースに対する思惑や、それに絡む株価の動きなどが影響する可能性があり、引き続き上値の重い動きが続く可能性が考えられる。国内では、3/6にGDPの発表が予定されており、結果に注目したい。南アフリカの政治関連では、ラマポーザ新大統領が、財務相にズマ大統領に財務相を解任されたネネ氏を、公共企業相に2017年にズマ氏に財務相を更迭されたゴーダン氏を起用しており、懸念される財政問題、格下げ問題に対応することになり、当面は、南アの経済や格付け会社の見方などが材料視されるだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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