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2024-04-16 21:47:37

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2018年1月29日

週間マーケット展望 2018年1月29日

先週の振返り

先週は、主要国の金融当局者や要人発言を受けて、金融政策に関する思惑が交錯したことから、やや乱高下する動きとなった。ドラギECB総裁は、懸念が高まっていたユーロ高を強く牽制しなかったことからユーロ買いが強まり、ユーロは対ドルで2014年12月以来、約3年1ヵ月ぶりの高値を付けた。しかし、その後「年内利上げの可能性は極めて小さい」と発言したことを受けて下落に転じた。また、ムニューシン米財務長官が、「ドル安は米経済にとって良いことである」と発言したことを受けて、ドル売りが優勢となった。ただ、トランプ大統領が、「強いドルを望む」と発言したことで、ドル買いが優勢となる場面もあった。しかし、週末には黒田日銀総裁が、「日本はインフレ目標に近い状況にある」と発言したことから、再び金融緩和策の早期縮小に対する思惑が高まり、円買いが強まるなど、ドル円・クロス円はやや軟調な動きが続いた。

今週の展望

今週は、先週までの円高・ドル安の流れが継続するのか、一旦止まるのか注目したい。そして、米国の主要な経済指標の発表や、イベントが予定されており、引き続き金融政策や経済の思惑が相場を動かす要因となるだろう。特に、1/30の米大統領の一般教書演説、1/31のFOMCの結果発表、2/2の米雇用統計の結果には注目が集まっている。また、各国の当局者や要人の発言にはやや敏感になっていることから、発言には注意したい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

107.32 〜 110.20

 

今週の予想

先週は、米連邦政府の一部機関閉鎖による先行きの不透明感を背景に、やや上値の重い展開で始まった。しかし、つなぎ予算案が可決し、政府機関の一部閉鎖が解除されたことで、ドルは堅調な動きとなった。そして、ムニューシン米財務長官が、ドル安は米経済にとって良いことであると発言したことから、ドルは主要通貨に対して下落し、ドル/円は108.50まで下落した。しかし、トランプ米大統領がインタビューで、最終的には強いドルを望むと発言したことや、条件次第でTPPへの復帰の可能性を示唆したことが好感され、ドル/円は109.77まで上昇した。ただ、週末には黒田日銀総裁の発言を受けて、日銀の金融緩和策の早期縮小が意識されて円買いが強まり、ドル/円は108.28まで下落した。
今週は、米国の主要な経済指標の発表やイベントが続くことから、ここまで続いたドル売り流れが加速するのか、または下げ止まるのかを見極める週となるだろう。1/30にはトランプ大統領の一般教書演説が予定されており、インフラの投資計画が発表されると予想されている。1/31にはFOMCの結果発表が予定されており、現状維持がコンセンサスだが、3月の追加利上げに関するヒントがあるのか注目されている。そして、週末には米雇用統計の発表が予定されており、それぞれの結果次第で大きな動きに繋がる可能性もあることから注目したい。そして、先週は、要人発言から動きが出ており、引き続き当局者や政府要人の発言には注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

133.50 〜 135.50

 

今週の予想

先週は、週末に実施されたドイツ第2党の社会民主党(SPD)の党大会で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との正式な連立交渉入りを賛成多数で決定したことを受けて、週明けから堅調な動きとなった。そして、注目されたECB理事会では、政策は現状維持となったが、ドラギECB総裁の会見では、ユーロ高を強く牽制しなかったと受け止められてユーロ買いが強まり、ユーロは対ドルで2014年12月以来、約3年1ヵ月ぶりの高値を付けた。しかし、質疑応答では「年内利上げの可能性は極めて小さい」と発言したことを受けて、ユーロは上値の重い動きとなった。そして、週末の黒田日銀総裁の発言を受けて円買いが加速し、ユーロ/円は134.55まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。ECB理事会が終了したことから、やや落ち着いた動きも考えられる。ただ、現在のマーケットの注目は、日米欧などの金融政策の行方にあり、今週は米FOMCが予定されていることから、思惑が交錯する可能性も考えられる。ユーロ圏では、消費者信頼感が17年ぶり高水準となるなど、ユーロ圏経済は堅調であることから、1/30のユーロ圏のGDP、消費者信頼感、1/31の消費者物価指数の結果が良好なら、再びECBによる早期の緩和策縮小が意識される可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

152.00 〜 154.50

 

今週の予想

先週は、英国経済の先行きに楽観的な見方が広がったことを受けて、週明けは堅調な動きとなった。そして、英国の雇用統計で就業者数が予想外の大幅増となったことや、賃金が約1年ぶりの大幅な上昇となったことを好感して、ポンドは堅調な動きとなった。ポンド/円は週明けの153.51から156.08まで上昇し、EU離脱を決めた2016年6月の英国民投票以来の高値を付けた。しかし、週末には黒田総裁の発言を受けて、日銀の金融緩和の早期縮小が意識され、153.44まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。英離脱交渉は遅々として進んでおらず、進展が見られない状況が続いている。その割には、ポンド高が続いていることから、高値を警戒する見方も出始めている。日米欧の金融政策などの思惑が交錯して、押し上げられている一面もある。今週は、米国のFOMCや雇用統計の発表が予定されていることや、引き続き金融当局者や要人発言に左右される動きが考えられる。ただ、その中で、EU離脱交渉に関連する報道には注意したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

87.22 〜 88.45

 

今週の予想

先週は、新規材料に乏しい中、内外の株価や原油など資源価格が上昇したことを受けて、週明けの豪ドルは堅調な動きとなった。ただ、円買いが強まったことを受けて、豪ドル/円は89.07から87.72まで下げた。そして、週末にかけては、トランプ大統領に発言を受けて、ドル買い・円売りとなりとなったものの、黒田日銀総裁の発言を受けて円買いが強まる動きも見られた。しかし、株価が堅調な動きとなったこともあり、豪ドル/円は88.50まで上昇した。
今週は、上値の重い動きが予想される。上昇が続いている株価や原油価格の高値を警戒する声も聞かれており、調整となる場合には豪ドル相場にも影響する可能性が考えられる。対ドルでは、上昇が続いており、昨年9月以来の高値を付けているが、対円では日本の金融政策に対する思惑もあり、上値の重い動きが続いている。対ドルで調整が入るようなら、対円でも下げ幅が拡大する可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.00 〜 9.25

 

今週の予想

先週は、南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)のラマポーザ新党首が経済を再生させるとの期待を背景に、ランドは引き続き堅調な動きとなり、対ドルでは2015年5月以来の高値を付けた。しかし、黒田日銀総裁が出口戦略を検討する局面には至っていないとしたものの、円高圧力は払拭できず、円高が進んだこともあり、ランド/円は週序盤の9.09から9.22まで上昇した。しかし、週末には再び円買いの動きが強まったことから、上値の重い動きが続いた。
今週は、上値の重い動きが予想される。ANCの党首にラマポーザ副大統領が就任して、経済の先行き期待が高まったこともほぼ織り込み済みとなっており、政治的にはズマ大統領の辞任の時期、経済では南アフリカ財政問題が改善に向かうかが注目されている。南ア経済に対する期待があるものの、財政悪化懸念を背景に格下げの可能性は依然として残っていることから、明確な進展が見られないようなら、ランドの上値は限定的と考えられる。今週は、1/30に財政収支、1/31に貿易収支と、南アの主要な経済指標の発表が予定されており、結果に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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