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2024-03-30 00:09:09

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2017年9月25日

週間マーケット展望 2017年9月25日

先週の振返り

先週は、注目された米FOMCで、主要政策金利であるFF金利の誘導目標が据え置きとなったが、10月からのバランスシートの縮小が発表されたことや、年内あと1度の利上げを見込む当局者が6月から増えたことを受けて、年内の追加利上げの期待感が高まり、ドルは大半の主要通貨に対して上昇した。一方、日銀の金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が決定されたものの、黒田総裁が会見で金融緩和の継続を強調したことを受けて、円が売られた。そして、トランプ米大統領が北朝鮮を「完全に破壊する」と警告したことに対し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、「史上最高の強硬対抗措置」を検討するとの異例の声明を発表したことや、北朝鮮外相が、太平洋での水爆実験をかつてない規模で実施する可能性を示唆したとの報道を受けて、改めて北朝鮮リスクが意識され、リスク回避の円買いが優勢となった。

今週の展望

今週は、週明け9/25に日本の衆院が解散となる可能性が報道されており、与党の出す政策に対する期待が高まるようなら、株価の上昇に繋がり、為替市場に影響する可能性も考えられる。また、米国では、税制改革の概要が今週に発表されるが、米国の税制改革に期待が高まれば、新たなドル買い材料になる可能性もあるだろう。ただ、具体的な内容が出されない場合には、財政問題の懸念が高まる可能性も考えられる。また、イエレンFRB議長をはじめ、複数の米地区連銀総裁の講演が連日予定されており、金融政策に関する発言にも注目が集まっている。また、北朝鮮情勢への懸念が強まっていることもあり、動向には注意したい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

111.00 〜 113.50

 

今週の予想

先週は、前週からの流れを引き継ぎ、米長期金利の上昇が続いたことから、日米の金利差拡大が意識され、ドル買い・円売りが優勢となった。注目されたFOMCでは、政策金利が据え置かれたものの、10月からのバランスシートの縮小が発表されたことや、ドットチャートで、16人中11人が年内にあと1回の利上げを見込んでいることが明らかとなり、年内の追加利上げ期待が高まったとの見方が広がり、ドルは大半の主要通貨に対して上昇した。ドル/円は、週明けの111.00から112.71まで上昇し、7/17以来の高値を付けた。ただ、トランプ米大統領の北朝鮮への牽制発言を受けて、金委員長が史上最高の強硬対抗措置を検討するとしたことや、北朝鮮外相が太平洋での水爆実験を実施する可能性を示唆したことから、リスク回避の動きが強まり、週末には下落する場面もあった。
今週は、底固い動きが予想される。米国では、経済指標の結果にハリケーンによる影響が表れ始めており、9/26に新築住宅販売、9/27に耐久財受注、9/28にGDP、個人消費など、主要な経済指標の結果に注目したい。また、週明けから複数の米地区連銀総裁の講演が続く予定であり、金融政策に関する発言が注目され、12月の利上げの後押しとなるかを見極めたい。そして、米国の税制改革の概要が今週にも発表される予定でもあり、詳細が出てくるのかにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ高

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

133.20 〜 135.00

 

今週の予想

先週は、主要国の株価上昇などを受けて、週明けから堅調な動きとなった。そして、日銀が金融政策の現状維持を決定したものの、黒田総裁が定例会見で、「必要があればさらなる緩和も行う」と発言し金融緩和の継続を強調したことを受けて、日米の金融政策の違いが意識され、円売りが優勢となった。ユーロ/円は、週明けの132.57から134.41まで上昇した。ただ、北朝鮮情勢への懸念が高まったことから、リスク回避の動きが強まり、週末にはやや上値の重い動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。週明けに、衆院解散の可能性もあり、やや混乱も考えられるが、政策に対する期待感を背景に、株価が上昇となれば、ユーロ/円も堅調な動きとなる可能性も考えられる。また、ドイツ連邦議会総選挙の結果で動く可能性も考えられる。そして、北朝鮮情勢の緊張が高まる場合には、リスク回避の動きが強まる可能性もあり、注意も必要だろう。今週は、ユーロ圏の経済指標の発表が少ないものの、9/29の消費者物価指数の結果には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

150.15 〜 154.50

 

今週の予想

先週は、週明けにカーニー英中銀総裁が、先行きに「相当なリスク」がなおあるものの、今後数ヵ月で利上げが必要になる可能性があると指摘したが、前週1週間で9円近い上昇となったこともあり、発言後には利益確定売りが広がり、ポンドは主要通貨に対して上値の重い動きとなった。その後、日銀総裁が金融緩和の継続を強調したことなどを受けて円売りが強まり、一時152.86まで上昇し、2016/6/24以来の高値を付けた。しかし、北朝鮮が太平洋で水爆実験を実施する可能性を示唆したことで、リスク回避の動きが強まったことや、メイ首相が演説で、EU離脱の方針に関し具体的な内容を示さなかったことが嫌気され、150円台まで下落した。
今週は、底固い動きが予想される。9月に入り、11円以上の上昇となったこともあり、やや高値を警戒する見方があることから、一旦調整となる可能性も考えられる。ただ、次回の英中銀の金融政策委員会が予定されている11月の利上げ予想確率が9/15時点の65%から68%(9/22時点)に上昇しており、利上げ期待感が根強いことから、下値は限定的だろう。そして、先週英国の経済指標が堅調な結果となったことから、9/29のGDPの結果に注目したい。また、延期されていた英国とEUの次回離脱交渉が9/25に再開することから、交渉内容にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

豪ドル安

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

87.70 〜 90.30

 

今週の予想

先週は、週明けやや上値の重い動きとなったが、前週から米国債利回りの上昇が続いたことから、日米の金利差拡大が意識されたことで、円売りが優勢となり、豪ドル/円は堅調な動きが続いた。そして、米FOMCで年内の追加利上げ期待が高まったことから、米ドルが上昇となり、豪ドルは対米ドルで上値の重い動きとなったものの、円が大半の主要通貨に対して下落したことから、豪ドル/円は週明けの88.56から90.31まで上昇し、2015年12月以来の90円台乗せとなった。しかし、その後、豪中銀総裁が政策金利は当面は上昇しないとの考えを示したことを受けて、一時88.40台まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。豪州経済の改善傾向を背景に、来年にも利上げサイクルに入るとの期待感があったものの、豪中銀総裁が利上げは当面しないとの見方を示したことを受けて、やや期待感が後退している。また、米国の年内の追加利上げ期待が高まったことも影響するだろう。今週は主要な豪州の経済指標の発表がないことから、主要国の株価、資源価格の動きに注目したい。また、北朝鮮情勢の緊張も続いていることから、リスク回避の動きが強まる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.34 〜 8.55

 

今週の予想

先週は、週明けから対ドルで軟調な動きとなり、ランド/円も上値の重い動きとなった。そして、米FOMCの結果発表を受けて、米国の年内の追加利上げの可能性が高まったことから、ランドは対ドルで軟調な動きとなった。しかし、日米の金利差拡大観測から円が売られ、ランド/円は底固い動きとなった。そして、利下げが予想されていた南ア中銀の政策金利発表では、予想に反して金利が据え置きとなったことを受けて、ランド/円は週前半の8.35から8.50まで上昇した。
今週は、上値の重い動きが予想される。日米の金利差拡大観測から、円売りが続く可能性も考えられ、ランド/円も底固い動きが考えられる。ただ、北朝鮮情勢の緊張が高まっていることや、世界銀行が南アフリカの2017年の成長率予想を引き下げた上、景気回復は引き続き脆弱になるとの見方を示していることが影響し、上値は限定的だろう。そして、9/26の雇用関連、景気先行指数、9/28の生産者物価指数、9/29の貿易収支、財政収支など、南アの主要な経済指標が冴えない結果となるようなら、ランドは軟調な動きとなる可能性も考えられる。また、再び政治的な懸念が広がり始めていることも、ランドの上値を抑える要因となるだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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