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2024-03-29 05:17:26

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2017年7月31日

週間マーケット展望 2017年7月31日

先週の振返り

先週は、週明けから欧米の株価が下落したことが影響し、ドル円・クロス円は軟調な動きとなる場面もあった。しかし、原油価格が上昇したことや、欧米の国債利回りの上昇を受けて、日本との金利差拡大が意識され、円が売られた。そして、FOMCの声明がややハト派的と受け取られたこともあり、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。また、米財務相の通貨安牽制発言や米物価指数の低下などもあり、ドルは軟調な動きが続いた。また、週末には、北朝鮮がミサイルを発射したとの報道を受けて、円が買われ、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。

今週の展望

今週は、主要国の重要な経済指標の発表が予定されており、その結果を受けて相場の方向性が変わる可能性が考えられる。米国は、バランスシートの早期縮小開始の可能性があるものの、インフレや経済指標の冴えない結果が続いており、やや不安要素もある。また、ユーロ圏は、金融政策正常化に向けた思惑も出始めているが、英国では、利上げ期待がやや後退するなど、様々であり、今週発表される各国の指標結果に注目が集まっている。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

110.00 〜 112.15

 

今週の予想

先週は、週明けから米政権の先行き不透明感や、米長期金利の低下を背景に、前週末の流れを引き継ぎ、110.62まで下落した。その後は、米消費者信頼感指数が市場予想を上回る結果となったことや、米長期金利が上昇したことを受けて、ドル/円は一時112.19まで上昇した。ただ、FOMCでは、バランスシート縮小に関して『比較的近い時期』としたことで、ドルが買われたものの、インフレに関して一部リスクが存在しているとの認識が示されたことが嫌気され、ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。また、米GDPは前期から伸び幅が大きく加速したものの、物価関連指数が大きく低下したことが嫌気され、ドルは110.55まで下落し、6/15以来約1ヵ月ぶりの安値を付けた。
今週は、底固い動きが予想される。FOMCの内容はハト派的と受け止められたが、やや過敏に反応したとの見方もある。110円台では値頃感の買い意欲が強いことから、一旦値を戻す動きも考えられる。ただ、今週は、8/1にPCEデフレーターやISM製造業景況指数、8/2にADP雇用統計、8/3にISM非製造業景況指数、8/4に米雇用統計といった複数の重要指標の発表を控えている。そして、米経済の結果を受けて、バランスシート縮小や追加利上げへの思惑が交錯する可能性もあり、結果には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

円高

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

128.50 〜 131.00

 

今週の予想

先週は、週明けに欧州主要株価が下落したこともあり、ユーロは軟調な動きとなった。その後、IMFが年次報告書で、「ECBはインフレ率が目標を下回っているため、強力な金融緩和策を継続するべき」と指摘されたことを受けて、ユーロは主要通貨に対して下落した。しかし、欧米の国債利回りが上昇したことを受けて円売りが強まり、ユーロ/円は週明けの128.87から130.60まで上昇したが、その後は、欧州の企業決算の悪化などが影響して、上値の重い動きが続いた。
今週は、底固い動きが予想される。現状では、高値警戒感があるものの、ECBによる金融政策正常化に向けた思惑も根強いことから、堅調な動きも考えられる。それを見極めるために、7/31の消費者物価指数、8/1のGDP速報値の結果に注目したい。ともに冴えない結果となるようなら、一服となる可能性も考えられるが、良好な結果となるようなら、一段の上昇も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

144.04 〜 146.56

 

今週の予想

先週は、週明けから原油価格や、欧米の国債利回りの上昇を受けて、円売りが優勢となり、ポンド/円は週明けの144.04から146.56まで上昇した。ただ、英GDPが引き続き低調な結果となったこともあり、やや上値の重い動きとなった。週後半には、米主要株価が急速に下落に転じたことから、円が買われ、ドル円・クロス円は下落に転じ、ポンド/円も一段の下落となった。
今週は、上値の重い動きが予想される。注目は、8/3は英中銀のMPC(金融政策決定会合)であり、政策は現状維持がコンセンサスだが、前回3名のメンバーが利上げを支持したことから期待感が高まっていた。しかし、先週発表された消費者物価が低下したことから、利上げを支持するメンバーが減少する可能性も指摘されている。ただ、依然として英中銀の目標を上回っていることから、声明でインフレに関する認識などが出されるのか注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル安

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

87.66 〜 89.50

 

今週の予想

先週は、前週末の大幅下落が一服し、週明けから堅調な動きとなった。また、株価上昇や円売りが優勢となったこともあり、豪ドル/円は堅調な動きとなった。ただ、豪州の消費者物価指数が市場予想を下回ったことや、豪中銀総裁が豪ドル高を牽制する発言をしたことも影響し、上値の重い動きとなる場面もあった。その後、対ドルで2015年5月以来の高値を付け、豪ドル/円も週明けの87.66から89.43まで上昇し、2015年12月以来の高値を付けた。しかし、円買い戻しが強まったこともあり、豪ドル/円は週末にかけて反落した。
今週は、底固い動きが予想される。先週、豪中銀総裁が豪ドル高を牽制する発言があったことから、やや警戒感もあるが、原油や鉄鉱石価格が引き続き堅調な動きとなれば、底固さが残るだろう。そして、豪州国内では、8/1に政策金利発表、8/3に貿易収支、8/4に小売売上高などの重要指標の発表があり、注目したい。特に、政策金利発表では、金利据え置きがコンセンサスだが、豪中銀総裁が「世界の他の中銀に金利で歩調を合わせる必要はない」と先週発言したことから、声明の内容に注目したい。また、米国の雇用統計にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.40 〜 8.60

 

今週の予想

先週は、週明けにOECDが南アフリカ経済に関する調査結果を発表し、大胆な構造改革を実施する必要があるとの見方を示したことを受けて、南ア・ランドは主要通貨に対して軟調な動きとなった。ランド/円は、8.63から8.51まで下げた。その後、米FOMCで追加利上げが見送られたことや、声明がハト派的と受け取られたことを受けて、ドルが主要通貨に対して下落し、南ア・ランドは堅調な動きとなった。しかし、欧米の株価が下落したことが嫌気され、再びランド/円は軟調な動きとなった。そして、週末には北朝鮮がミサイルを発射したとの報道を受けて円買いが強まり、ランド/円は8.50まで下落し、7/12以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。南アフリカは、第1四半期にリセッション入りしており、大手格付け会社が格付けを引き下げたことで、企業や消費者の心理も悪化している。今後、引き続き物価低下が続くようなら、追加利下げの可能性も考えられる。そのため、物価動向の改善が確認できるまでは、積極的には買い難く、政治的な問題を抱えていることも影響するだろう。南ア国内では、7/31の貿易収支に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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