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2024-04-26 22:55:49

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2017年6月19日

週間マーケット展望 2017年6月19日

先週の振返り

先週は、米国のFOMCや英国、日本の金融政策発表を控えて様子見ムードも強まり、序盤から限定的な動きとなった。また、米国では米司法長官の議会証言への警戒感もあり、ドルは主要通貨に対して上値の重い動きが続いた。そして、FOMCでは利上げが決定されたものの、年内あと1回の利上げ予想に変更がなかったことで、引き続き緩やかなペースでの利上げが維持されることから、一時ドルが売られる場面もあった。一方、英国では、MPCメンバーの利上げ支持が増えたことから、早期の利上げが意識され、ポンドは大半の主要通貨に対して大きく上昇した。そして、日銀は予想通り金融政策を現状維持としたことや、出口戦略に関して具体的に言及しなったことから、日本と米国などの金利差拡大が意識され、円売り・ドル買いが優勢となり、ドル円・クロス円は上昇した。

今週の展望

今週は、先週続いた重要なイベントを通過したことで、序盤はやや一服となる可能性も考えられる。ただ、米国の当局者の発言が連日予定されており、経済指標の悪化が続いたことを背景に、利上げのペース、バランスシート縮小に関する発言に注目したい。また、ロシアゲート問題、低調が続く経済指標の結果にも注目したい。また、週後半にはEU首脳会議が予定されており、英国のEU離脱が議論される可能性もあり、メイ首相率いる保守党が過半数割れとなった影響も懸念され、EU離脱交渉に対する不透明感も強まっていることから、関連する報道などにも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル安

長期

米ドル高

週間予想レンジ

109.80〜 111.50

 

今週の予想

先週は、FOMCを控えて様子見ムードも強まる中、週明けから限定的な動きとなった。そして、FOMCで利上げが確実視される中、直前に発表された米消費者物価指数、小売売上高が前月比でいずれも予想外のマイナスとなったことを受けて、ドルは主要通貨に対して下落した。そして、注目されたFOMCでは、予想通り利上げが発表されたが、年内あと1回の利上げ予想が維持されたことから、引き続き緩やかなペースの利上げが意識され、一時108.83まで下落し、4/20以来の安値を付けた。ただ、時期は明確にしなかったものの、年内にバランスシートの縮小に着手する方針を明らかにしたことや、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが膨らんだことから、週末には111.42まで上昇した。
今週は、上値の重い動きが予想される。FOMCで利上げが決定されたものの、消費者物価が予想外の低下となったことで、連日予定されている米当局者の発言が注目される。インフレ率の低下を受けて、追加利上げのペース鈍化が示される場合には、ドル相場は敏感に反応する可能性が考えられる。また、引き続き米国の経済指標がさえない結果が続く場合にも影響が出るだろう。米経済指標では、6/21の中古住宅販売、6/23の新築住宅販売の結果には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

121.90 〜 124.50

 

今週の予想

先週は、序盤からユーロ圏の材料に乏しい中、レンジ内でのもみ合いの動きが続いた。週後半には、欧州の政治リスクが意識されて主要株価が軟調な動きとなったことから、ユーロ/円は122.41まで下落し、5/3以来の安値を付けた。しかし、日米金利差拡大が意識され、ドル買い・円売りが優勢となり、円が主要通貨に対して軟調な動きとなったことから、ユーロ/円は124.46まで上昇した。
今週は、上値の重い動きが予想される。主要なイベントが終了したものの、先のECB理事会後の会見で、追加利下げの用意があるとしたことが影響し、引き続き上値の重い展開が続く可能性が考えられる。また、米当局者の発言も連日予定されており、欧米の金融政策の違いが改めて意識されるようなら、対ドルで続いた高値圏での動きからの失速も考えられる。また、週後半には、EU首脳会議が予定されており、英国のEU離脱問題が議論される可能性もあり、内容や関係者の発言には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

139.12 〜 142.80

 

今週の予想

先週は、前週の流れを引き継ぎ、週明けから軟調な動きとなった。英総選挙で与党保守党が過半数割れとなったことで、政局の不安定化が懸念されている。ただ、英国の物価関連の経済指標がまずまずの結果となったことで上昇する場面もあったが、賃金や個人消費関連の指標が予想を下回ったことから、上値の重い動きが続いた。そして、MPC(金融政策委員会)では、政策金利の据え置きが決定されたが、利上げを支持したメンバーが3人(前回1人)となり、2007年以降で最も利上げ決定に近い投票結果となったことを受けて、ポンドは大半の主要通貨に対して上昇した。そして、円売りとなった流れも加わり、ポンド円/は週明けの138.68から142.33まで上昇した。
今週は、やや上値の重い動きも予想される。週前半は、主要な経済指標の発表もないことから、先週のMPCで利上げを支持するメンバーが増えたことで、利上げに対する期待感が出たことが引き続き材料視される可能性もあるだろう。そして、6/22-6/23にEU首脳会議が行われるが、英政府はリスボン条約50条に基づく離脱交渉を予定通り6/19に開始するとしており、この問題が議題になる可能性もある。特に、先の英総選挙では与党・保守党が過半数を獲得できなかったことで、離脱に対する不透明感も出ており、またメイ首相の求心力まで問題となれば、政局不安も懸念されるだろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

83.00 〜 85.00

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された豪州の経済指標の結果がさえない結果が続いたことが影響し、豪ドル/円は上値の重い動きが続いた。その後、豪州の雇用統計で、失業率が2013年2月以来の低水準に改善したことや、雇用者数の伸びが良好な結果となったことが好感され、豪ドルは堅調な動きとなった。また、日米金利差拡大が意識され、ドル買い・円売りとなったことも加わり、豪ドル/円は週明けの82.60から84.81まで上昇し、4/3以来の高値を付けた。今週は、やや上値の重い動きが予想される。豪州の主要な経済指標の発表が少ないことから、株価や資源価格の動きに左右される可能性が考えられる。懸念のあった雇用が改善したことで、経済の先行きに明るさも見え始めたが、対ドルで3/31以来の高値を付けており、豪ドル高に対する見方が強まる可能性も考えられる。また、豪州最大の輸出品目である鉄鉱石価格が昨年7月以来の低水準まで落ち込んでいることや、原油価格の下落に対する懸念も影響しており、今週も資源価格の下落が続く場合には、豪ドルにも影響が出るだろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.50〜 8.75

 

今週の予想

先週は、週明けから株価の上昇を受けて、堅調な動きとなった。また、南アフリカの小売売上高が市場予想を上回り、前年比で5ヵ月ぶりの高い伸びとなったことも加わり、ランド/円は週明けの8.51から8.70まで上昇した。そして、米FOMCで利上げが発表されたものの、引き続き緩やかなペースの利上げとなることが意識されてドルが下落となったことも影響し、底固い動きとなった。その後、FRB議長の発言が金融引き締めに前向きだったとの見方から金利の先高観が強まり、ドルが上昇したことを受けて、ランド/円は上値の重い動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。南アフリカの経済指標の低迷が続いていることから、来月の南アの政策金利発表では利下げの可能性も指摘されていることに加え、年内あと1回の利上げが予想されている米国や、利上げ期待が高まった英国の影響で、ドルやポンドに対する上昇が一服し、軟調な動きとなる可能性も考えられ、円に対しても上値の重い動きが続く可能性も考えられる。南ア国内では、6/20の経常収支、6/21の消費者物価指数の結果がさえない結果となるようなら、ランドの引き下げ要因となるだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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