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2024-04-25 20:09:54

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2016年11月7日

週間マーケット展望 2016年11月7日

先週の振返り

先週は、米紙が実施した世論調査で、共和党のトランプ候補の支持率が、民主党のクリントン候補を上回ったことを受けて、米大統領選の結果に対する警戒感が高まったとの見方から、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドルは円やユーロ、スイス・フランなどに対して下落した。前週のクリントン候補のメール問題が大きく影響する結果となり、その後も米大統領選の結果に対する懸念が相場を動かす要因となった。また、原油価格や株価の下落が続いたことも影響して、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。その中で、米雇用統計が比較的堅調な結果となったことを受けてドルが上昇する場面もあった。

今週の展望

今週は、11/8の米大統領選に注目したい。現状では、共和党のトランプ候補が勝利となれば、リスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は下落となる可能性が考えられる。一方、民主党のクリントン候補が勝利する場合には、ドル円・クロス円は上昇となる可能性が考えられる。そのため、選挙の結果とその後の動きには注目したい。また、投票直前までは、報道や世論調査の結果に対する思惑で動く可能性も考えられることから、注意も必要だろう。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル安

長期

米ドル安

週間予想レンジ

100.76 〜 105.54

 

今週の予想

先週は、主要国の金融政策発表などを控えて、利上げを進めるFRBに対して、追加緩和観測のある日銀や、資産購入プログラムの延長観測のあるECBなどとの金融政策の違いなどが意識され、ドルは週明け堅調な動きとなった。ただ、米紙の世論調査で、共和党のトランプ候補の支持率が、民主党のクリントン候補を上回ったことを受けて、米大統領選の結果に対する警戒感が高まったとの見方から、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル売りが優勢となった。ドル/円は、週明けの105.24から102.56まで下落した。
今週は、11/8の米大統領選の結果が相場を左右する可能性が考えられる。米大統領選で共和党のトランプ候補が当選すれば金融市場が大荒れになると懸念されており、その場合には、年内の利上げを断念せざるを得なくなるとの可能性も指摘されている。また、選挙公約に掲げている大規模減税も財政赤字拡大につながる可能性があるだけに、ドル売りに反応すると考えられている。一方、クリントン氏が当選した場合でも、現状の政策を踏襲することから、大きなドル上昇にはつながりにくく、先週のトランプ・ショックで下げた分の反発程度と考えられる。ただ、年内の利上げの可能性も加わることから、若干のプラスアルファと考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

113.27 〜 115.68

 

今週の予想

先週は、週明けから堅調な動きとなり、米大統領選の一部の世論調査において、共和党のトランプ候補の支持率が、民主党のクリントン候補を上回ったことを受けて、米大統領選の結果に対する警戒感が高まったとの見方から、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドルが主要通貨に対して下落した。特に、ユーロがドルに対して大きく上昇したことで、円に対しても堅調な動きとなり、ユーロ/円は115.68まで上昇し、10/11以来の高値を付けた。しかし、株価や原油価格の下落が続いたことなどから、ユーロ/円も114.02まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。11/8の米大統領選挙が今週の山場と言えるだろう。結果を受けて、大きく動く可能性もあり、米経済の先行き不安を背景としたリスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。そして、円独歩高となる場合には、ユーロ/円も大きく下げる可能性もあるだろう。ただ、ドルが対ユーロなどでも大きく下落する場合には、ユーロ/円の下げは限定的となる可能性も考えられる。このことから、ドル下落なのか、円買いが強くなるのかにも注目したい。それによっては、下げ一巡後の動きにも違いが出るだろう。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

126.14 〜 131.28

 

今週の予想

先週は、週序盤に去就が注目されていたカーニー英中銀総裁が、任期を1年延長するとの報道を受けて、英ポンドは主要通貨に対して堅調な動きとなった。しかし、米大統領選挙に対する懸念を背景に、リスク回避の動きが強まり、ポンド/円も軟調な動きとなり、序盤の129.04から126.52まで下落した。その後、ロンドン高等法院で「英国のEU離脱は、正式通知前に英下院の承認を必要とする」との判決を受けて、英中銀は年内の利下げをしないとの見方が広がり、ポンドは主要通貨に対して再び堅調な動きとなり、週末には129.46まで上昇し、10/7以来の高値を付けた。
今週は、底固い動きが予想される。11/8の米大統領選の結果が今週のポイントとなり、結果を受けて大きく動きが出る可能性も考えられる。特に、リスク回避の動きが強まる場合には、下振れとなる可能性もあることから、注意が必要だろう。ただ、英国のEU離脱の国民投票後のポンド下落を受けて、インフレ加速観測から英中銀の追加利下げ見通しが撤回されたことなどが材料となり、下げ一巡後には底固い動きとなる可能性考えられる。また、年初から30%以上下落したことで、値頃感の買いも出やすいことも影響するだろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

77.76 〜 80.63

 

今週の予想

先週は、週明けから堅調な動きとなり、注目された豪中銀の金融政策発表では、予想通り政策金利を過去最低の1.50%に据え置くことを決定した。そして、声明は、予想していたよりもタカ派色の強い内容となったことで、利下げの可能性がさらに後退したとの見方が広がり、豪ドルは堅調な動きとなった。豪ドル/円は、週明けの79.39から80.63まで上昇し、7/18以来の高値を付けた。しかし、その後は米国の大統領選挙に関した世論調査で、共和党のトランプ候補が優勢だったとの報道を受けて、米経済の先行き不透明感が広がり、安全な通貨とされる円を買う動きが優勢となり、また株価が下落したことも影響し、豪ドル/円は78.49まで下落したが週末には底固い動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。11/8の米大統領選の行方が、目先の大きなポイントとなる可能性が考えられる。結果によっては、米経済の先行き不透明感からリスク回避の動きが強まる可能性も考えられ、その場合円買いの動きが強まることが予想され、豪ドル/円の下振れにも警戒したい。ただ、その動きが落ち着けば、豪州の利下げ後退観測や、先週発表された貿易赤字が1年8ヵ月ぶりの低水準となったことがクローズアップされ、底固い動きとなる可能性が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

7.42〜 7.81

 

今週の予想

先週は、週明けに南アフリカの検察当局が、11/2に裁判所に出廷予定だったゴーダン財務相に対する不正容疑の捜査を打ち切ったと発表したことを受けて、南ア・ランド買いが優勢となり、ランド/円は7.56から7.81まで上昇し、2015年12月30日以来の高値を付けた。しかし、米大統領選の結果に対する警戒感が高まったとの見方を受けて、投資家のリスク回避の動きから安全資産とする円を買う動きが優勢となり、ランド/円は7.58まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。注目は、11/8の米大統領選挙の結果であり、トランプ候補が勝利した場合には、世界経済の先行き不透明感が広がる可能性も指摘されており、その場合にはリスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。南ア国内では、南アの財務相問題が一旦収束しているが、政治的な問題が絡んでいることから、再燃する可能性も考えられるため、警戒も必要だろう。経済指標では、鉱物生産や製造業生産の発表が予定されており、こちらの結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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