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2024-03-29 22:37:04

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2016年10月11日

週間マーケット展望 2016年10月11日

先週の振返り

先週は、米国の利上げ期待の高まりから、米債券利回りの上昇が続き、日米の金利差拡大が意識されたことや、原油価格の上昇を背景に、投資家のリスク志向の動きが強まり、ドル円・クロス円は序盤から堅調な動きとなった。週末には、英国の「ハード・ブレグジット」に対する懸念が意識され、英ポンドの急落となる場面があり、関連のあるユーロが多少影響を受けた。そして、米雇用統計で雇用者数が予想を下回る結果となったことや、失業率が上昇したことを受けて、ドル円・クロス円は上昇が続いた流れが一服する動きとなった。

今週の展望

今週は、やや上値の重い動きが予想される。週明けは日本市場や米国市場が祝日のため休場となることから、序盤は小動きの展開が予想される。マーケットの注目は、英国のEU離脱に関する問題、米国の利上げ時期、ECBの金融政策などに注目が集まっている。英国の問題は依然として燻っており、まだ波乱が続きそうであることから、関係国の要人発言には注意したい。また、米国の12月の利上げ期待が高まっているが、今週も複数の米当局者の発言機会も予定されていることから、こちらの発言内容にも注目したい。ECB理事会を控えて当局者の発言は控えられているものの、先週ECBによるテーパリングの話も出ており、引き続き思惑が交錯する可能性も考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル安

長期

米ドル安

週間予想レンジ

102.13 〜 104.33

 

今週の予想

先週は、週序盤から米経済指標の改善が続いたことや、米当局者の発言を背景に、米国の年内の利上げ期待が高まったことから、ドルは堅調な動きとなった。そして、週明けから米国債利回りの上昇が続き、日米金利差拡大が意識されたことも影響し、ドル/円は101.22から104.17まで上昇し、9/2以来の高値を付けた。ただ、週末の米雇用統計では、雇用者数の伸びや、失業率が予想より悪化したことから、ドルは軟調な動きとなった。そして、週明けから堅調な動きが続いたことや、イベント終了で3連休を控えていることから、調整の動きも加わり、一時102.87まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。週明けは日米の休日となることや、週序盤は主要な経済指標の発表が無いことから、先週の雇用統計の結果や、ドルの上昇が続いたことによる調整の動きが考えられる。ただ、雇用統計の結果も12月まであと2回あることや、結果が懸念されるほどの内容ではなかったことで、改めて12月の利上げ期待も高まっている(米金利先物市場での12月の利上げ確率は9/30の59.3%から10/7の65.9%に上昇)ことから、下値は限定的と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

113.88 〜 116.36

 

今週の予想

先週は、週明け小動きの展開となったものの、その後ECB政策担当者の間でテーパリングが議論されているとの関係者の話が報道されたことを受けて、ユーロは大きく上昇した。しかし、ECB報道官が否定したことから反落する場面もあった。対ドルでは軟調な動きとなったものの、原油や株価の上昇を受けて、ユーロ/円は週明けの113.63から116.28まで上昇した。ただ、週末には、英ポンド下落の影響や、米雇用統計で雇用者数の伸びや失業率が予想より悪化したことを受けて、ドル売り・円買いが優勢となったことで、ユーロ/円もやや軟調な動きとなり、一時115.10まで下げた。
今週は、やや上値の重い動きが予想される。先週は、ECBによるテーパリング期待を背景に上昇したが、その後報道官が否定したことで期待感が剥落し、上昇前の水準に値を戻している。そして、来週10/20のECB理事会を控えて、思惑が交錯する可能性も考えられる。経済指標では、主要な発表がないことから、当局者や要人の発言にも注目したい。また、英国のEU離脱問題のユーロ圏への影響も指摘されていることもあり、上値の重い動きが続く可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

125.00 〜 131.50

 

今週の予想

先週は、メイ英首相がEU離脱に向けた交渉を来年の3月末までに始める考えを示したことで、英経済の先行きに対する懸念が再燃し、週明けから軟調な動きとなった。その後は、米雇用統計などを控えて様子見ムードも高まる中、原油価格の上昇などを背景に、値を戻し、ポンド/円は週明けに付けた安値の130.10から132.24まで上昇した。ただ、週末には、ハード・ブレグジットに対する懸念が燻る中、急速なポンド売りとなり、ポンド/円は122円台まで大幅下落となり、2012年8月以来の安値を付けたが、下落は一時的となり、その後は129円台まで値を戻した。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週末のポンド急落の原因は不透明で、色々な要因が指摘されているが、根本的な要因としては、EU単一市場から完全に離脱するハード・ブレグジットに対する懸念であり、ユーロ圏主要国の要人の発言から英国に対する姿勢も読み取れる。当面はハードか、ソフトかを模索する中で思惑が交錯し、下振れの可能性を警戒する動きが続く可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

77.50 〜 80.00

 

今週の予想

先週は、米国の利上げ期待が高まったことで、対ドルでやや軟調な動きとなったものの、円売りが優勢となったことから堅調な動きとなった。また、豪中銀が政策金利の据え置きを決定し、ロウ新総裁は追加利下げを示唆しなかったことも好感され、豪ドル/円は週明けの77.38から79.02まで上昇し、9/6以来の高値を付けた。ただ、米国の経済指標結果が堅調な動きとなり、週末の米国の雇用統計や、年内の利上げ期待が高まった週後半は、やや上値の重い動きが続いた。そして、週末には世界的に株価が軟調な動きとなったことや、米雇用統計で、雇用者数の伸びや失業率が予想より悪化したことから円が買われる動きとなり、豪ドル/円は反落となった。
今週は、底固い動きが予想される。8月後半から9月上旬にかけての上昇時と同様に、調整の動きとなる可能性も考えられる。ただ、懸念されていた年内の追加利下げの可能性が後退(金利先物市場での利下げ確率は9/30の32%から10/7の21%まで低下)していることから、下値は限定的だろう。そして、オーストラリア国内では、低金利の影響で住宅建設、不動産ブームが起きており、これが豪州経済などを下支えており、豪ドルの底固い動きの一因となっている。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

7.35 〜 7.57

 

今週の予想

先週は、南アフリカの製造業関連の経済指標が改善したことを好感してランドは比較的堅調な動きとなった。ただ、米国の年内の利上げ期待の高まりや、企業信頼感指数が1985年7月以来、約30年ぶりの低水準に悪化したことなどもあり、上値の重い動きも見られた。ランド/円は、週明け安値の7.35から7.57まで上昇し、8/18以来の高値を付けた。ただ、週末の米雇用統計が予想を下回る結果となったことで、対ドルでランドは上昇したが、円が買われる動きとなり、ランド/円は一時7.41まで下げる場面もあった。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週は、円が売られた影響を享受したが、ランド/円は底固い動きとなった。ただ、ゴーダン財務相がインタビューで南アフリカ国経済は難しい局面にあると述べたように、南ア経済に影響が見え始めている。大きな影響は出なかったが、先週発表された企業信頼感の低下は、南アの政治問題や、経済政策に対する不安感が高まっている結果であり、海外からの投資への影響が出るようだと、南ア経済にますます影響する可能性が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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