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2024-04-19 17:56:11

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2016年6月13日

週間マーケット展望 2016年6月13日

先週の振返り

先週は、週明けの主要国の株価動向を受けて、ドル円・クロス円は序盤から比較的堅調な動きとなった。ただ、その後は、英国の国民投票に対する懸念を背景に、投資家のリスク回避の動きなどから、比較的安全な資産とされる米国債や円などを買う動きが強まった。そして、週末には、EU離脱支持がEU残留支持を上回る世論調査を受けて、ポンドが大きく下落し、ドル/円やその他のクロス円も軟調な動きとなった。

今週の展望

今週は、引き続き来週に迫った英国の国民投票に関する思惑に左右される可能性が考えられる。特に、調査会社の世論調査の結果や、6/15の英国議会のクエスチョンタイムでのキャメロン首相の発言、BBC公開のTV討論会などに注目が集まっている。6/14-15は米FOMCがあり、イエレンFRB議長の会見も予定されている。今回のFOMCでは、追加利上げが決定される可能性は無いとの見方が大勢となっており、注目は追加利上げの時期に移っている。今回は、その時期を見極めるためのヒントがあるのかどうかが注目されている。利上げ見送り観測をすでに織り込んでいることから、結果発表での反応は限定的と考えられるが、利上げ時期を推察できる発言などがあれば、動きが出る可能性も考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル安

長期

米ドル安

週間予想レンジ

105.50 〜 109.15

 

今週の予想

先週は、前週の大幅下落が一服し、週明けはドル買い戻しの動きも見られた。先週末の雇用統計やイエレンFRB議長の講演が終了したことで、前週からの下落に対する一服感も出て、円売り・ドル買いが優勢となった。また、原油価格や株価、米債利回りの上昇もドル/円の押し上げ材料となった。ドル/円は、週明け106.45から107.91まで上昇した。ただ、米国の早期の利上げの可能性がなくなったとの見方や、米債券利回りが低下したことから、ドル売り・円買いの動きが優勢となり、ドル/円は106.27まで下げる場面もあった。
今週は、上値の重い動きも予想される。先週末の雇用統計やイエレンFRB議長の講演での発言を受けて、金利先物市場では、6月の利上げ確率がゼロとなる水準で推移しており、また利上げ見送りとなった場合のドル売りもある程度織り込まれたとも考えられる。ただ、実際のFOMCの結果を受けて、多少の下げ余地もあるだろう。しかし、すでにマーケットでのポイントは、6月以降の利上げの時期に移っており、今週のFOMCでは、7月か9月か、またはそれ以降なのかのヒントを探ることがメインとなるだろう。そして、FOMCの結果(声明やFRB議長の会見内容)次第では、ドルの流れが変わる(新たな利上げ期待で動き出す)可能性も考えられる。ただ、英国の国民投票に関する思惑で荒っぽい動きとなる可能性もあることから、注意も必要だろう。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

119.09 〜 122.04

 

今週の予想

先週は、週明けから株価が上昇したことから、ユーロ/円は堅調な動きとなった。また、米国の利上げ期待が後退していることも影響し、ユーロ/円は週明けの120.82から122.70まで上昇した。しかし、英国のEU離脱に対する警戒感が高まったことから、リスク回避の動きも強まり、ユーロ/円は週末に119.923まで下落し、2013年4月上旬以来、約3年2ヵ月ぶりの安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。当面は、来週の英国の国民投票を控えて、思惑が交錯する可能性が考えられる。英国のEU離脱リスクが意識されたことで、ほかにもEU離脱を検討する国が出るとの懸念や、EU経済に与える影響などを不安視する声もある。このことから、リスク回避の動きが強まる可能性もあり、上値の重い動きが考えられる。ユーロ圏では、6/14に雇用、6/15に貿易収支、6/16に消費者物価指数など、重要な経済指標の発表が予定されており、米FOMCとあわせて注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

148.84 〜 157.95

 

今週の予想

先週は、前週の大幅な下落となった反動で、週明けから値を戻した。また、週明けから株価が堅調な動きとなったことも加わり、円が主要通貨に対して売られており、ポンド/円は、週明けの152.97から157.95まで上昇した。しかし、英国のEU残留・離脱に関する国民投票の世論調査で、離脱支持がリードしているとの報道などを受けて、EU離脱への警戒感が強まり、ポンドは主要通貨に対して軟調な動きとなり、ポンド/円は週末に151.53まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。英国のEU残留・離脱に関する国民投票を来週に控えて、ますます思惑が交錯する可能性が考えられ、世論調査の結果などを受けて、やや荒っぽい動きとなる可能性も考えられる。対ドルの1ヵ月物インプライドボラティリティ(予想変動率)は23.5%と、2009年1月以来の高水準に上昇しており、4月末時点の2倍以上に達するなど活発化している。特に、このところ、EU離脱に対する懸念が高まりつつあり、英ポンドは下落傾向にある。引き続き、世論調査の結果に一喜一憂する展開が続くだろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

78.50 〜 80.31

 

今週の予想

先週は、週明けの株価上昇を受けて、序盤は堅調な展開で始まった。そして、注目された豪中銀の金融政策発表では、政策金利の誘導目標を過去最低の1.75%に据え置いたことを受けて、利下げサイクルが終了するとの見方が広がり、豪ドルは堅調な動きとなった。そして、豪ドル/円は、週明けの78.05から80.31まで上昇する動きとなった。しかし、その後は、英国のEU離脱リスクが意識されたことから、逃避目的の円買いが優勢となり、また週末には世界的な株価下落も加わり、豪ドル/円は78.57まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。来週の英国の国民投票までは、英国のEU離脱懸念も燻り続ける可能性があり、マーケットでは一喜一憂する動きも予想される。そのため、株価などにも影響することが考えられることから、豪ドル/円も上値の重い動きが考えられる。今週は、6/14に企業関連、6/15に消費者信頼感、6/16に雇用統計と主要な豪州の経済指標の発表に注目したい。そして、豪州経済に関しては、第1四半期GDPが3年半ぶりの高水準となったことや、企業向け融資が2009年以来の高い伸びとなったことから、豪州経済の改善も期待されている。ただ、物価圧力は依然弱いことが懸念材料となっており、一部では豪中銀が利下げを再開するとの見方もある。そのため、今後は物価関連の指標にも注目が集まるだろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

6.95 〜 7.24

 

今週の予想

先週は、前週に続いて別の格付け会社が南アフリカの格付けを据え置いたことが好感され、南ア・ランドは堅調な動きとなった。また、米FRB議長の講演での発言を受けて、早期の米国の利上げの可能性が後退したとの見方が広がったことも支援材料となり、ランド/円は、週明けの7.03から7.29まで上昇し、5/12以来の高値を付けた。しかし、週末には、世界的に株価が下落したことや、英国の国民投票の世論調査の結果を受けて、リスク回避の動きが強まり、ランド/円は6.99まで下落した。
今週は、上値の重い動きが予想される。南アの格下げの可能性が指摘されていたものの、格付け会社が相次いで格付けを据え置いたことを受けて、ランドは上昇したが、決して楽観視はできない。今後の南ア経済などの見極めるための時間を取っただけだと考えられる。当然のことながら、今後の経済の状況次第では、格付けが引き下げられる可能性も残っている。特に、これから鉱山会社などの労使交渉が控えていることや、南アでの選挙が控えていることもあり、これらを見極めてからだろう。今週は、6/14に経常収支、6/15に小売売上高などの南アの主要な経済指標の発表に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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