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2024-04-19 22:32:12

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2016年5月2日

週間マーケット展望 2016年5月2日

先週の振返り

先週は、日米の金融政策発表を控えて様子見ムードが強まり、序盤から限定的な動きとなった。そして、米FOMCでは追加利上げが見送られ、声明では海外リスクに関する文言が削除されたものの、米経済の減速兆候が言及されたことで、売り買い交錯する動きとなった。そして前週末に、「日銀が金融機関への貸し出しにマイナス金利の適用を検討」との報道を受けて、追加緩和に対する期待が高まっていたが、追加緩和の見送りを受けて、失望が広がり、急速な円買いとなった。また、週末には欧米の株価下落も加わり、ドル/円が106円台まで下落するなど、ドル円・クロス円は大きく下落した。

今週の展望

今週は、円高の流れが続くのか、反動で値を戻す動きとなるのか注目したい。急速な円高となったことから、政府・当局者からの円高に対する牽制発言も考えられる。ただ、日本市場が大型連休で休場が続くことや、連休で本邦実需企業の活動もほとんどないことから、さらに一段の円高が進まなければ、目立った発言は無いだろう。また、週替わりで急速な円高の動きが一服となる可能性も考えられることから、週明けの動きには注目したい。そして、日本市場が休場となり、市場参加者が少なくなることから、海外主導の動きが中心だろう。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル安

長期

米ドル安

週間予想レンジ

104.39 〜 109.28

 

今週の予想

先週は、日米の金融政策発表を控えて様子見ムードが強まり、週序盤からもみ合いの展開が続いた。そして、米FOMCでは、追加利上げが見送られたが、海外リスクに関する言及が削除されたことなどを好感して、一時ドルが買われる場面もあった。しかし、米経済の減速の兆候が言及されたことを受けて、ドルが下落した。そして、日銀が追加緩和の見送りを発表したことを受けて円高が加速した。また、週末には欧米の株価の下落なども影響し、ドル/円は111.89から106.29まで下落、2014年10月以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週末に106円台まで下落し、2営業日で5円以上の急激な円高となったことから、輸出関連企業の収益圧迫など、日本経済に悪影響を及ぼす可能性もあり、政府・日銀は対応を迫られるだろう。円高が一段と進む場合にはもちろんのこと、大きく反発する場合でも、効果を高めるために当局者などが円高を牽制する可能性も考えられることから、注意が必要だろう。米国内では、米雇用統計や主要な経済指標の発表が予定されていることから、結果を受けた動きにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

120.78 〜 124.70

 

今週の予想

先週は、日米の金融政策発表を控えて、様子見ムードが強まっていたものの、日銀が追加緩和に踏み切るとの思惑から、円売りの動きも見られた。そして、FOMCでは、予想通り利上げが見送られたことから、ユーロが対ドルで上昇、ユーロ/円も比較的堅調な動きとなった。しかし、日銀の金融政策発表では、追加緩和の期待が高まっていたものの、現状維持を決めたことを受けて、円買いの動きが強まり、ユーロ/円は大きく下落した。そして、週末には欧米の株価下落を受けて一段の下げとなり、ユーロ/円は週央の126.47から121.69まで下落し、2013/4/4以来の安値を付けた。
今週は、対円では、2013年以来の安値水準まで下げているものの、対ドルでは、昨年来の高値水準で推移しているため、対ドルでの高値警戒感や、ECBの緩和スタンスが維持されていることから、上値の重い動きが考えられる。そして、対円では大きな下落の後であることから、その反動などの期待もある。ただ、日本が大型連休で主要マーケットが休場となることから、値動きはやや限定的と考えられる。週末に米国の雇用統計を控えていることもあり、米経済指標の結果が対ユーロでの動きを左右し、対円でも影響を受ける可能性があることから注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

152.53 〜 160.33

 

今週の予想

先週は、前週の流れを受けて、序盤は底固い動きとなった。ただ、日銀の金融政策発表や英国のGDPの発表を控えて、その後はやや限定的な動きとなった。そして、日銀が金融政策発表で追加緩和の見送りを決定したことを受けて円高が加速し、ポンド/円は大きく下落した。また、週末には欧米の株価下落も加わり、ポンド/円は週央の162.83から155.33まで下落する動きとなり、4/19以来の安値を付けた。
今週は、軟調な展開が予想される。円買いの流れが続いたことでポンド/円は大きく下落したが、対ドルなどでは比較的堅調な動きが続いている。そのため、円高の流れがいつまで続くのか注目されている。ただ、英国のEU残留・離脱に関する国民投票をめぐる不透明感が経済活動や投資に影響を及ぼしているとの指摘も出ており、今後の英国の経済指標が悪化する場合には、その懸念が高まる可能性も考えられる。また、国内外の要人からEU離脱に対する懸念発言も出ていることもあり、6/23の国民投票までは、EU離脱に対する懸念から、ポンドは上値の重い状況が続く可能性が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

79.61 〜 82.50

 

今週の予想

先週は、日米の金融政策発表や豪州の消費者物価指数の発表を控えて様子見ムードもあり、序盤はもみ合いの展開となった。そして、豪州の消費者物価指数が市場予想を下回り、四半期ベースで2008年12月以来のマイナスとなったことを受け、豪中銀の利下げ確率が上昇したことなどを嫌気して、豪ドルは主要通貨に対して下落した。その後、日銀の金融政策決定会合で、現状維持が決定されたことを受けて円買いが優勢となり、週末には欧米の株価下落などが影響し、豪ドル/円は週央の86.30から80.83まで下落、4/7以来の安値を付た。
今週は、上値の重い動きが予想される。5/2に企業景況感、5/3に政策金利発表、5/5に貿易収支、小売売上高など、豪州の主要な経済指標の発表が続くことから、結果に注目したい。特に、5/3の政策金利発表では、据え置きがコンセンサスであるが、先週の消費者物価指数の低下を受けて、豪中銀の利下げ確率が52%(前週12%、金利先物市場)に上昇しており、注目が高まっている。利下げの可能性は低いものの、対ドルでは昨年前半以来の高値水準で推移していることから、豪ドル高を牽制する声明や発言が出る可能性もあり、声明や当局者の発言に注目したい。そして、日本が大型連休で市場参加者が少なくなることから、予想以上に大きな動きとなる可能性も一応想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

もみあい

週間予想レンジ

7.32 〜 7.63

 

今週の予想

先週は、日米の金融政策決定会合を控えて様子見ムードも強まっていたことから、序盤からもみ合いの展開が続き、ランド/円は、7.77から7.61でのレンジ内の展開が続いた。米FOMCでは、予想通り追加利上げが見送られ、早期の利上げ期待が後退したことを受けて、南ア・ランドは底固い動きとなった。ただ、上抜けを試すほどのインパクトはなかった。そして、日銀の政策発表では、期待に反して現状維持となったことから、円買いの動きが強まり、ランド/円は一時7.47まで下落し、4/18以来の安値を付けた。
今週は、上値の重い動きが予想される。日米欧の金融政策発表も終わり、東京市場は大型連休となることや、南アの主要な経済指標の発表が少ないことから、限定的な動きが考えられる。ただ、米国の雇用統計など主要な経済指標の発表が予定されていることから、結果には注目したい。そして、原油価格が上昇傾向にあることは、他の資源価格に与える影響もあり、資源国通貨にとってはプラス要因だが、南ア経済や政局に依然として不安が残る。また、国内の労使交渉も始まっており、状況次第で南ア経済に影響が出るとの懸念が高まる可能性もあることから注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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