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2024-03-29 09:28:28

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年11月30日

週間マーケット展望 2015年11月30日

先週の振返り

先週は、週後半に米感謝祭を控えており、全般的にやや限定的な動きとなった。その中で、ユーロは、前週の追加緩和を示唆したECB総裁の発言が引き続き意識され、主要通貨に対して軟調な動きが続き、英ポンドも国内の経済指標の悪化を背景に、利上げ期待の後退などからやや軟調な動きも見られた。一方、豪ドルは、ここまでの利下げサイクルが終了したとの見方が引き続き好感され、底固い動きとなった。

今週の展望

今週は、ECBが12/3に金融政策決定会合、12/4は米国の雇用統計の発表が予定されており、この結果を受けて、大きな動きに繋がる可能性も考えられる。また、イエレンFRB議長が12/2に講演、12/3に議会証言を行う予定であり、来週のFOMCを控えて、発言内容から利上げの有無や、利上げペースのヒントを探る上で注目されている。また、トルコ軍のロシア機撃墜を受けて、トルコとロシア両国の緊張が高まっているが、地政学的リスクが急速に高まる可能性は考え難く、相場への影響は限定的と考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル安

週間予想レンジ

121.01 〜 124.63

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された米経済指標が、市場予想を下回る結果が続いたことから、序盤はやや軟調な動きとなった。その後は、感謝祭を控えて市場参加者も少なくなり、週末まで122円台での狭いレンジ内の展開が続いた。
今週は、底固い展開が予想される。先月からの堅調な流れにより、米国の12月利上げ開始が織り込まれているが、このところの米経済指標は、まちまちの結果が続いていることから、やや上値の重い動きとなっている。注目は、週末の米雇用統計であり、この結果で来週のFOMCでの利上げ開始の有無の最終判断をするとの見方もある。一方、すでに利上げは決定的であるとの見方も多く、利上げ決定後の動きに備える向きもある。そして、今週は、週明けから主要な米国の経済指標の発表も予定されていることや、12/2、12/3にはイエレンFRB議長の講演も予定されている。イエレンFRB議長は、雇用統計の発表前ということもあり、タカ派的な発言はしないと見られているが、12月の利上げやその後の利上げペースを占う上では、やはり発言内容には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

127.45 〜 133.19

 

今週の予想

先週は、前週末にドラギECB総裁が12月の追加緩和の可能性を示唆したことが引き続き材料視され、週明けから軟調な動きとなった。そして、ECBが具体的な追加金融緩和策を論議しているとの報道を受けて、ユーロは主要通貨に対して一段の下落となった。その後、値を戻す動きも見られたが、米国市場が休場となるなど、材料に乏しい中、来週のECB理事会を控えて、追加緩和が改めて意識され、週末には一段の下げとなった。ユーロ/円は、週明けの131円台から129.68まで下落し、4/28以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、軟調な展開が予想される。ドラギECB総裁の発言以降、追加緩和を織り込む形でユーロは軟調な動きが続いているが、12/3のECB理事会の政策発表に注目が集まっている。マーケットでは、追加金融緩和を打ち出すとの見方も多くなっている。追加緩和策を打ち出す場合には、一段の下げも考えられ、見送りなら大きな反発となる可能性も考えられる。また、週末の米雇用統計で米国の利上げの思惑次第で、欧米の金融政策の違いが改めて意識される可能性もあり注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

183.56 〜 186.02

 

今週の予想

先週は、前週末に英国の経済指標が軒並み悪化したことや、週明けの指標も2月以来の低水準となったことから、英国の利上げ期待がやや後退し、ポンドは主要通貨に対して軟調な動きとなった。ポンド/円は週明けの186.99から184.35まで下げる動きとなった。しかし、その後は英政府が2016年GDP成長率予測を上方修正したことを受けて、185円台後半まで上昇する動きとなったものの、上値の重い動きとなり、週末には184.27まで下落し、10/29以来約1ヵ月ぶりの安値を付ける動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。3Qの英GDP改定値では、対外貿易の押し下げが1997年の統計開始以来最大となった反面、個人消費は金融危機前の2007年終盤以来の高い伸びとなるなど、まちまちの結果となり、やや方向性が掴み難い。ただ、英国景気の減速は一時的との見方も根強く、底固い動きも考えられる。当面は、12/10の英中銀の金融政策会合での声明などが目先の方向性を左右する可能性が考えられる。今週は、英国の主要な経済指標の発表もないことから、欧州の金融政策発表や米国の主要な経済指標などが影響するが、やや限定的な動きが考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

87.25 〜 89.46

 

今週の予想

先週は、新規材料に乏しく、米国市場の感謝祭による休場を控えて序盤から小動きの展開が続いた。ただ、ロシア軍機撃墜により、トルコとロシア両国の緊張が高まっていたことや、金属などの資源価格の低迷が続いたこと、また豪州の民間の設備投資が予想以上の大幅悪化となったことから、豪ドルは終盤まで上値の重い動きとなった。豪ドル/円は、88.04から89.12でのレンジ内の展開が続いた。
今週は、やや上値の重い動きが予想される。豪中銀総裁が、金利引き下げは以前ほど刺激効果がないとの考えを示したことで、追加緩和の可能性はほとんどないことが織り込まれており、12/1の豪州の金融政策発表では、金利据え置きが予想されている。また、12/2の豪州GDPや12/3の貿易収支も前回からの改善が予想されていることから、予想通りの結果となれば底固い動きも考えられる。ただ、週末には米雇用統計の発表が控えていることや、週序盤から米当局者の発言や主要な米経済指標の発表も多く、利上げ期待が高まるようなら、対ドルでの一段の下落となり、対円でも上値の重い動きとなる可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.42 〜 8.70

 

今週の予想

先週は、週前半に発表された南アの景気先行指標や、GDPが市場予想を下回る結果となったことから、南ア・ランドは序盤から軟調な動きとなった。また、金やプラチナ価格が低迷したことや、企業関連指標が悪化したことも加わり、南ア・ランドは週明けの8.82から8.52まで下げる動きとなった。
今週は、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。先週発表された南アGDPでは、2四半期連続のマイナス成長で定義されるリセッション入りは回避されたものの、南アフリカ経済にはまだ問題も多く、今年の政府の成長率目標に到達できないとの懸念も指摘されている。また、先々週利上げが実施されたものの、ランド安は解消傾向になく、0.25%(7月も0.25%の利上げだった)と小出し的な利上げがどれだけ効果があるのか疑問も残る。そして、今週は、ECB理事会や米雇用統計の発表が予定されており、特に米国の利上げ期待が高まるようなら、ランドは一段の下げとなる可能性もあり、利上げ効果が吹き飛ぶ(対ドルでの安値更新する)可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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