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2024-03-29 13:53:27

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年11月9日

週間マーケット展望 2015年11月9日

先週の振返り

先週は、米国の雇用統計の発表を控えて様子見ムードも強まったが、前週の10月の米FOMCで年内の利上げの可能性が残されたことが引き続き材料視され、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。また、米国と同様に、早期の利上げ期待のある英国では、金融政策発表において利上げを急がないとの姿勢が示されたことや、インフレ・レポートで物価見通しが下方修正されたことから、利上げ観測が後退したとの見方が広がり、英ポンドは主要通貨に対して下落する動きとなった。そして、注目された週末の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回る結果となったことから、ドルが主要通貨に対して上昇する動きとなった。

今週の展望

今週は、ドルが引き続き堅調な動きとなる可能性が考えられるものの、8日の中国の重要な経済指標の結果や、週替わりでドルに一服感が出るようなら、反落となる可能性も想定しておきたい。特に今週は、中国の経済指標の発表が続くことから、結果には注目したい。中国経済の鈍化懸念に端を発した株価下落や、資源国・新興国不安が高まり、米国は利上げのタイミングを後退させていたことから、中国経済の改善が示されるようなら、12月米利上げの期待が一段と高まるだろう。また、米国の重要な経済指標の発表も予定されており、こちらの結果にも注目したい。当面は、12月の利上げの可能性が高まったとの見方がある米国と、依然として追加金融緩和の可能性がある日本や欧州との金融政策の方向性の違いが意識された動きが続く可能性が考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル安

週間予想レンジ

122.00 〜 124.16

 

今週の予想

先週は、週末に米雇用統計を控えて様子見ムードが強まる中、前週のFOMCで12月の利上げの可能性が残されたことから、序盤から小動きながら堅調な動きとなった。そして、イエレンFRB議長が、下院の金融委員会で、12月の利上げの可能性に言及したことを受けて、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。そして、注目された週末の米雇用統計では、雇用者数の伸びが予想外の急増となったことを受けて、12月の利上げ期待が高まり、ドル/円は123円台まで上昇し、8/21以来の高値を付ける動きとなった。
今週は、堅調な動きが予想される。週明けも引き続き雇用統計の結果や、12月の利上げ期待の高まりが意識される可能性も考えられる。しかし、8日の中国の貿易収支の結果や、先週末の大きな上昇からやや一服となる可能性も考えられることから、週明けの動きには注意したい。ここからは、米雇用統計の結果を受けて12月の利上げ期待が高まっているが、その流れが継続するのかどうかを見極めたい。特に、13日の小売売上高には注目したい。先月は、雇用統計の悪化に加えて、小売売上高の悪化が加わったことで、急速に利上げ期待が後退していた。このことから、今回の小売売上高が良好な結果となるようなら、12月の利上げに現実味が増す可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

131.00 〜 133.40

 

今週の予想

先週は、ドラギECB総裁が追加の刺激策が必要にならない可能性を示唆したことを材料に、序盤は堅調な動きとなった。しかし、イエレンFRB議長が、議会証言で12月の利上げの可能性に言及したことを受けて、ユーロは軟調な動きとなった。そして、週末の米雇用統計では、雇用者数の伸びが予想に反して大幅増となったことから、年内の利上げ期待が高まり、ドルが対ユーロで大きく上昇する動きとなり、ユーロ/円も軟調な動きとなった。ユーロ/円は、一時131.52まで下落し、4/30以来の安値を付ける動きとなった。ただ、その後は値を戻す動きも見られた。
今週は、上値の重い展開が予想される。ECBの追加緩和への期待感が根強いことから、ユーロは主要通貨に対して上値の重い展開が考えられる。日本も追加緩和の可能性があることから、対円での大きな下落の可能性は少ないものの、今週は、中国の重要な経済指標の発表が予定されており、ここで指標結果が悪化するようなら株価下落につながり、リスク回避の動きが強まるようなら、ユーロ/円も軟調な動きとなる可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

183.91 〜 186.50

 

今週の予想

先週は、週明けに発表された英国の製造業関連の経済指標が市場予想を大きく上回ったことや、サービス業関連の指標が堅調な結果となったことから、英ポンドは週明けから堅調な動きが続いた。ポンド/円は、一時187円台まで上昇し、9/17以来の高値を付ける動きとなった。しかし、英中銀のMPC(金融政策委員会)で政策金利などが据え置きとなったが、利上げを支持する委員が1人で、前回から変化がなかったことや、利上げを急がないとの姿勢が示されたことを受けて、英ポンドが主要通貨に対して下落する動きとなった。また、週末の雇用統計の結果を受けて、米国FRBが年内に利上げを決定するとの期待感が高まったとの見方も影響して、ポンド/円は184円台前半まで下げる動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。ポンドは対ドルでは4/24以来の低水準まで下落したものの、対円では底固い動きが続いている。米英の金融政策は利上げの段階が近づいているが、日本(欧州も)は追加緩和の可能性が残っている。そのため、円やユーロに対しては底固い展開が続く可能性が考えられる。現状では、来年2月との見方も出ており、英国経済次第で変わる可能性があるものの、当面は底固い展開が続くだろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

85.43 〜 87.80

 

今週の予想

先週は、週明けから堅調な株価動向を背景に、豪ドルも底固い動きとなった。そして、豪中銀が政策金利を2.0%に据え置いたものの、総裁が「インフレ率は低水準となっているため、経済の下支えが必要であれば追加利下げの余地はある」との見方を示したことを受けて、豪ドルは一時下落する場面もあった。中銀は、以前から利下げの可能性を残していたこともあり、下げの反応は一時的となった。そして、豪州の貿易赤字が前回から大きく減少し、市場予想も下回ったことを受けて、豪ドル/円は週明けの85円台から87.58まで上昇する動きとなった。ただ、週末には米雇用統計の結果を受けて、米国の年内利上げ期待が高まったことから、やや反落となった。
今週は、やや上値の重い展開が予想される。週前半は、前週末の米雇用統計の影響が残る可能性も考えられる。ただ、8日に中国の貿易収支の発表があることから、結果によっては週明けから波乱含む可能性も想定しておきたい。また、週央以降にも中国の重要な経済指標の発表や、豪州の雇用統計も予定されていることから、結果には注目したい。豪中銀総裁が利下げの可能性に言及したものの、以前からマーケットでは警戒されていたことで、反応は限定的だった。しかしながら、引き下げに踏み切る要因が出るようなら、利下げに対する警戒が高まる可能性もあることから、当面注意が必要だろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

8.50 〜 8.85

 

今週の予想

先週は、米国の雇用統計の発表を週末に控えていたこともあり、週明けからやや小動きの展開で始まった。ただ、トルコの総選挙が終了し、政治的な膠着状態が打開されたことから、トルコリラが急伸となり、同じエマージング通貨である南アランドも堅調な動きとなった。ランド/円は、一時8.83まで上昇する動きとなったものの、イエレンFRB議長が12月の利上げの可能性に言及したことから、上値の重い動きとなった。その後、南アの電力発電消費が前月からやや改善したことから、再び上昇したものの、週末の米雇用統計を受けて、米国の年内利上げの期待感が高まったことで、ランド/円は8.63まで下落し、約1ヵ月ぶりの安値を付ける動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。先週の雇用統計の結果が引き続き材料視される可能性があり、上値の重い展開が考えられる。ただ、南ア中銀の副総裁が、穏やかな引き締めサイクルに入っているとし、「インフレで好ましくない動向がみられれば利上げに踏み切る用意がある」と述べたことで、利上げの可能性もあることから、下値は限定的だろう。今後は、南アの物価動向にも注目したい。また、今週は中国の経済指標の発表も続くが、良好な結果が続けば、最近下落傾向のあった資源価格の上昇にもつながり、資源国通貨である南アランドにも追い風となる可能性もある。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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