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2024-04-26 04:59:12

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年7月27日

週間マーケット展望 2015年7月27日

先週の振返り

先週は、ギリシャ議会が、金融支援の条件とされていた法案を可決したことで、第3次救済策が実現するとの見方が広がり、ギリシャ懸念が後退し、ユーロやクロス円は序盤から比較的堅調な動きとなった。その後は、米経済指標の改善や、当局者の発言を受けて、米国の利上げ期待が高まり、ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。また、商品価格や株価が下落したことを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、資源国通貨を中心に軟調な動きとなった。

今週の展望

ギリシャ支援問題や中国株の下落に対する懸念がやや落ち着いたことから、マーケットの注目は各国の金融政策に移り始めていると考えられる。今週は、米国のFOMCが予定されており、注目が集まるだろう。ただ、今回のFOMCでは、イエレン米FRB議長の会見が無く、利上げ決定のタイミングは会見のあるFOMCだろうとの見方がコンセンサスとなっていることから、今回は『無風』との見方も多い。むしろ、FOMC前の米経済指標の結果を受けて、思惑が交錯する可能性の方が大きいだろう。そして、先週は、株価や資源価格の下落に加えて、新興国通貨の下落も目立ち、米利上げ期待を背景にした動きとも考えられる。そのため、引き続き株価や資源価格の動向にも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル安

週間予想レンジ

123.27 〜 124.74

 

今週の予想

先週は、週明けから米国の主要な経済指標の発表がなく、新規材料に乏しい中、序盤は小動きの展開が続いた。そして、米当局者が、9月利上げの可能性は50%を上回ると発言したことや、米経済指標が軒並み改善したことを受けて、米国の利上げ期待が高まり、ドルは堅調な動きも見られた。しかし、週末には、米経済指標が予想を下回る結果となったことや、世界的に株価が下落したことから、円を買う動きも見られ、やや上値の重い動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。最近の米経済指標は、全般的に堅調な結果が続いていることから、利上げ期待も高まりつつある。今週は、FOMCが28-29日(政策発表29日、日本時間30日AM3時)に予定されており、ここで利上げ期待が高まるようならドルの堅調な動きも考えられる。ただ、今回のFOMCでは、FRB議長の会見が無いことから、政策変更はないとの見方がコンセンサスとなっている。そのため、サプライズとなる可能性は低いと考えられるものの、期待感が高まるようなら一段の上昇も想定しておきたい。また、先週末には、日本企業による米企業M&Aの報道もあり、このことも引き続き底固い動きとなる材料となるだろう。ただ、月末週であることから、特に週後半には実需の動きにも注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

133.31 〜 135.87

 

今週の予想

先週は、ギリシャ政府がECB、IMFへの債務も返済したことや、金融支援の条件とされていた銀行破綻処理に関する法案を可決したことから、第3次救済策が実現するとの見方が広がり、ユーロは堅調な動きとなった。ただ、週末には、世界的に株価が下落したことなどから、リスク回避の動きも強まり、ユーロ/円はやや軟調な動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。一連のギリシャ不安を背景に、ユーロ相場が動いてきたが、ギリシャ問題が一旦落ち着いたことから、マーケットの注目はユーロ圏の金融政策に移る可能性が考えられる。ユーロ圏経済は、緩やかな改善が見られるとの指摘があるものの、物価や雇用関連はまだまだ低迷している。そして、今週は31日にユーロ圏の失業率の発表が予定されていることから、結果には注目したい。また、米国の利上げ期待が高まるようなら、ユーロ圏との金融政策の違いが意識され、ユーロを圧迫する要因となる可能性もあるだろう。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

190.59 〜 194.39

 

今週の予想

先週は、ギリシャのデフォルトが回避されたとの見方が広がったものの、原油相場の下落が続いたことや、高値警戒感などから、ポンド/円は週序盤から上値の重い動きが続いた。ただ、英中銀のMPC(金融政策委員会)議事録が公開され、利上げを支持する方向に傾いているとの見方が広がったことから、英ポンドは主要通貨に対して上昇する動きも見られた。ただ、週末には、世界的な株価下落などを背景に、リスク回避の動きから円が買われる動きとなったことから、ポンド/円はやや軟調な動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。ギリシャ問題が落ち着いたことから、マーケットの注目は各国の経済状況や金融政策に移ってきている。英国では、最近も物価上昇や堅調な指標結果などを背景に、利上げ期待も高まっている。先週公開された英中銀の議事録では、全会一致で金融政策の据え置きを決定したが、利上げに前向きな議論もあった。来週8/6の英国の金融政策発表では、意見が分かれるとの見方も出るなど、利上げ期待も高まり始めている。そのため、底固い展開が続く可能性が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

89.16 〜 91.50

 

今週の予想

先週は、ギリシャ支援協議が進展したことで、ギリシャのデフォルトが回避されたことから、リスク回避の動きが後退し、序盤の豪ドルは堅調な動きとなった。しかし、米利上げ期待の高まりから、原油や貴金属などの資源価格が下落したことや、豪中銀総裁の追加利下げの可能性を示唆する発言を受けて、軟調な動きとなった。そして、週末には、中国の経済指標が悪化したことや、世界的に株価が下落したことを受けて、豪ドル/円は89.94まで下落し7/9以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。豪中銀総裁が追加利下げの可能性を示唆したことや、豪ドル安が望ましいと発言したことから、当面は上値の重い展開が続く可能性が考えられる。背景には、資源価格の低迷による影響が大きいと考えられ、景気回復のためには豪ドル安が望ましい。ただ、低金利ゆえ、投機目的の借入(不動産投資などで価格上昇)の問題も懸念される。そして、今週は、米FOMCが予定されており、ここで利上げ期待が高まるようなら、資源価格や株価への影響も懸念され、豪ドル/円の動きにも影響する可能性が考えられるため注意したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.68 〜 9.98

 

今週の予想

先週は、資源価格の下落が続いていることを受けて、序盤から上値の重い動きとなった。一時、ギリシャ政府が支援をめぐる改革法案を議会に提出したとの報道を受けて、ギリシャリスクが後退し、ランド/円は堅調な動きとなる場面もあった。その後、株価が軟調な動きとなったことや、米国の利上げ期待が高まったことを背景に、上値の重い動きが続いた。なお、南ア中銀は、政策金利を1年ぶりに引き上げたものの、織り込み済みであったことから反応は限定的となった。ただ、週末には、中国の経済指標の悪化や、世界的に株価が下落したことを受けて、ランド/円は9.78まで下落し、約2週間ぶりの安値を付ける動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。最近の原油価格の下落は、南ア経済にとってはプラスとなるものの、貴金属価格の下落は痛手となる。そして、最近の米経済指標の改善を背景に、米国の利上げ期待が高まっていることから、今週の米FOMC(28-29日)には注目したい。政策変更はないものの、米景気に対する見方などが注目される。ここで利上げ期待が高まるようなら、コモディティー価格や株価、そして通貨ランドにも影響する可能性が考えられる。また、南アの経済指標では、28日に失業率、30日財政収支、貿易収支の発表が予定されており、前回からやや悪化が予想されていることから注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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