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2024-03-29 17:45:06

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年7月6日

週間マーケット展望 2015年7月6日

先週の振返り

先週は、前週末に、EUがギリシャへの金融支援を6月末で打ち切ると決めたことを受けて、ギリシャのデフォルト懸念が高まり、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、円を買う動きが優勢となり、ドル円・クロス円は、週明けから大きくギャップを開けて下落した。その後は、債権者側とギリシャ側の駆け引きと思われる発言などが続いたことから、思惑が交錯した。また、直前までにやや期待感が高まりつつあった米雇用統計では、失業率が予想以上に改善したものの、雇用者数や賃金の伸びが予想を下回る結果となったことから、ドルは上値の重い動きとなった。そして、ギリシャのデフォルト懸念が強まったとの見方から、週末には再び安全資産とされる円を買う動きが優勢となった。

今週の展望

今週は、5日に実施されるギリシャの国民投票の結果を受けて、週明けから動きが出る可能性も考えられる。債権者側が示す緊縮策を受け入れるか否かを国民投票で決めるが、受け入れ拒否の結果となるようなら、ギリシャのデフォルト、ユーロ圏離脱への警戒感が一段と強まり、リスク回避の動きが強まる可能性もあるだろう。また、利下げを実施したにもかかわらず、軟調相場が続いている中国株の動向にも注意したい。週序盤はギリシャの国民投票の結果が相場に影響し、それが落ち着けば、米FOMCの議事録公開などから米国の利上げの行方にマーケットの関心が集まるだろう。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル安

週間予想レンジ

121.30 〜 124.38

 

今週の予想

先週は、ギリシャ問題の緊張の高まりから、リスク回避の動きが強まり、週明けから円を買う動きが優勢となった。ドル/円は、121.95まで下落し、5月26日以来の安値を付ける動きとなった。その後は、米国の経済指標が予想を上回る結果となり、米雇用統計への期待感から、発表直前には123.73まで上昇する動きとなった。しかし、米雇用統計で、雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことや、賃金の伸びが縮小したことなどから、122円台まで下げる動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。週明けは、ギリシャの国民投票の結果を受けて動く可能性も考えられる。特に、投資家のリスク志向又は回避の動きによって、ドル/円の動きにも影響する可能性があることから注意したい。そして、8日には6月16-17日開催の米FOMC議事録が公開される。メンバーの四半期見通しでは、GDPや失業率の見通しが下方修正されたことから、米景気の回復傾向に対し、メンバーからどのような意見が出ていたのかを見極めたい。そして、先の雇用統計の結果を受けて、9月の利上げ期待がやや後退していることから、思惑が交錯する可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

133.10 〜 139.16

 

今週の予想

先週は、前週末に、EUがギリシャへの金融支援を6月末で打ち切ると決めたことを受けて、ギリシャのデフォルト懸念が高まり、リスク回避の動きが強まったことで、週明けからユーロは大きく下落して始まった。ユーロ/円は、一時133.77まで下落し、5月26日以来の安値を付ける動きとなった。そして、金融支援をめぐり、ギリシャが財政再建策で譲歩の意向を示したとの報道を受けて、ユーロは反発する動きも見られた。しかし、債権者が交渉に応じなかったことが材料視され、その後は主要通貨に対して上値の重い展開が続いた。
今週は、上値の重い展開が予想される。5日の国民投票の結果や、その後のEUや債権者の協議に注目したい。ただ、週明けから再びボラティリティ―が高まる可能性も考えられ、値動きの荒い展開も想定しておきたい。そして、ギリシャのユーロ圏離脱への警戒感が高まるようなら、ユーロの一段の下落の可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

189.16 〜 193.54

 

今週の予想

先週は、ギリシャ支援に関する協議が進展していないことで、ギリシャのデフォルトが迫っているとの見方が広がったことを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、ポンド/円は週明けから大きく下落する動きとなった。ポンド/円は、191.40まで下落する動きとなったものの、その後は大きく下落した反動で、193.54まで値を戻す動きとなった。しかし、英国の2014年の経常赤字がGDP比5.9%となり、1948年の統計開始以来最も大きい比率となったことや、ギリシャの国民投票を控えてリスク回避の動きも強まり、ポンド/円は週末に190.96まで下落し、6月11日以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、やや軟調な展開が予想される。ギリシャ問題などを背景に、投資家のリスク回避の動きが強まったことや、高値警戒感の強まっていた英ポンドの調整も加わって上値の重い動きが続いている。週明けはギリシャの国民投票の結果や、その後のEUやIMFなどの対応が注目される。また、今週は、9日に英国の金融政策発表が予定されている。金利などの変更はないものの、年内利上げの機運が高まる内容なら、反転も期待できるだろう。しかし、10日の貿易収支では、赤字拡大が予想されており、結果には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

91.00 〜 93.74

 

今週の予想

先週は、ギリシャ協議が合意に達せず、デフォルト懸念が高まったとの見方が広がり、投資家のリスク回避の動きが強まり、週明けから豪ドル/円は大きく下落する動きとなった。豪ドル/円は、92.69まで下落する動きとなったが、その後は、豪州の住宅関連の経済指標が予想以上に改善したことなどを受けて、94.97まで上昇する動きとなった。しかし、豪州の貿易赤字が予想より拡大したことや、小売売上高が予想を下回り、前回結果が1年ぶりのマイナスに下方修正されたことを受けて、豪ドル/円は週末に92.09まで下落し4月21日以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、上値の重い動きが予想される。豪中銀総裁が、豪ドルは今後一段と下落するとの見方をあらためて示したことも、豪ドルの下落を後押ししたが、今週は、7日RBAキャッシュターゲット(政策金利発表)が予定されており、ここでの声明に注目したい。また、9日には豪州雇用統計があり、前月は雇用者数の伸びが予想外の大幅な伸びとなったことから、今回はその反動も予想されている。そして、ギリシャ情勢の悪化や、下落が続く中国株式市場への警戒感が強まる場合には、豪ドルも一時的に影響を受ける可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.90 〜 10.25

 

今週の予想

先週は、週明けからギリシャのデフォルト懸念が高まったとの見方から、リスク回避の動きが強まり、ランド/円は大きく下落して始まり、一時9.86まで下落し、5月7日以来の安値を付ける動きとなった。その後、南アフリカの財政赤字が縮小したことや、貿易収支が5ヵ月ぶりのプラスとなったことを好感して、ランド/円は堅調な動きとなり、10.12まで上昇する場面もあった。しかし、電力発電・消費がともにマイナスとなったことなどから、上値の重い展開が続いた。
今週は、上値の重い展開が予想される。5日にギリシャの国民投票が予定されており、目先は投票結果と、週明けのEU側の協議の結果に注目が集まっている。特に、国民投票の結果を受けて、先週同様に週明けから大きく動く可能性も想定しておきたい。そして、南ア国内では、鉱山労組や公務員の労使交渉が始まっているが、まだ報道として出てきていない。そのため、関連の報道には注意したい。また、経済指標では、9日に金・鉱物生産量が発表されることから、こちらの結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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