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2024-04-21 00:40:03

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年6月15日

週間マーケット展望 2015年6月15日

先週の振返り

先週は、週前半に米国の主要な経済指標の発表がなく、やや新規材料に乏しい中、前週末の米雇用統計を受けてドル買いの流れとなった反動でドル売り円買いが先行したことや、世界的に株価が下落する動きとなったことを受けて、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。そして、衆院財務金融委員会で黒田日銀総裁が、「為替レートでは、かなり円安の水準になっている」とし、「ここからさらに為替レートが円安に振れるということは、普通に考えればありそうにない」と発言したことが、円安を牽制したのではないかと受け止められ、円買いが優勢となり、円は主要通貨に対して堅調な動きとなった。ただ、その後は、週末に向けてドル円クロス円は堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、日米の金融政策発表に注目したい。17日のFOMCでは、5日の米雇用統計や、先週の小売売上高など比較的良好な内容だったことで米国の景気回復期待も高まっており、米国の利上げ時期に関するヒントを見極めたい。コンセンサスは9月利上げ開始だが、6月の可能性も排除されていないことから、注意も必要だろう。利上げ期待が一段と高まる場合には、一段のドルの上昇もあるだろう。一方、19日の日銀の金融政策決定会合では、政策の変更がないことから、黒田総裁の会見に注目したい。先週、円安牽制発言と受け取られた発言に関して、“発言の真意”を説明する可能性も考えられる。ただ、前回為替市場に影響を及ぼしただけに、突っ込んだ発言はなく、“一般論を述べた”との説明に留まる可能性もある。ただ、発言の一語一句が注目されているだけに、注意は必要だろう。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

121.53 〜 125.90

 

今週の予想

先週は、週前半に米国の主要な経済指標の発表がなく、取引材料に乏しいことから、前週末の雇用統計後に2002年6月以来の高値という歴史的なドル高を付けた反動で、ドル/円は序盤から上値の重い動きとなった。その後、黒田日銀総裁の発言が円安牽制と受け取られ、円が主要通貨に対して上昇する動きとなった。ドル/円は122.46まで下落し、5月26日以来の安値を付ける動きとなった。終盤には米経済指標が改善したことから124円台まで値を戻す動きとなった。
今週は、底固い動きが予想される。今週は、製造業、住宅、物価関連など、主要な米国の経済指標の発表が予定されているが、最も注目されるのは17日のFOMCである。市場のコンセンサスは、9月利上げ開始予想だが、5日の米雇用統計で雇用者数が大幅に改善したことや、文言削除など、ここまで利上げに向けたスケジュール通りに進んでいることなどから、少数意見ではあるが、利上げの決定又は金融政策の何らかの変更も一応想定しておきたい。変更がない場合にも、利上げが近いことが示される場合には、ドルが主要通貨に対して買われる可能性があるだろう。また、日銀の金融政策発表もあり、総裁の会見にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

136.10 〜 141.05

 

今週の予想

先週は、週明けから欧州債売りの再開で利回りが上昇し、米国債との利回り格差が縮小したことや、ギリシャ支援協議の進展期待が高まったことから、ユーロは大半の主要通貨に対して堅調な動きとなり、ユーロ/円は141.00まで上昇する動きとなった。しかし、その後は、黒田日銀総裁の円安牽制発言を受けて円が買われる動きとなったことや、依然としてギリシャ支援協議の先行き不透明感があることが意識され、週末には137.98まで下げる動きとなった。
今週は、やや上値の重い動きも予想される。ギリシャと債権団、IMFやユーロ圏首脳との協議なども予定されていることから、支援協議の進展もが高まる場面もあり、期待感からユーロを買う動きも見られた。しかし、なかなか合意に到達できないことから、ユーロ圏の一部の国では、ギリシャがデフォルトする可能性が高いとみているところも出ている。引き続き今週も、ギリシャと債権団との協議や、ユーログループでのギリシャ支援に関する協議がされることから、その結果に相場が反応する可能性が強く、内容や要人発言にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

188.99 〜 192.50

 

今週の予想

先週は、最近のポンド高に対する高値警戒感などが意識され、週明けから軟調な動きとなった。そして、英国の貿易赤字が改善したものの、黒田日銀総裁が「ここから更なる円安はありそうにない」との発言を受けて円買いが優勢となり、ポンド/円は188.99まで下落する動きとなった。しかし、その後に発表された英国の経済指標が予想を上回る結果となったことや、英金融政策委員会メンバーの一人が、英国の景気回復は続き低金利政策の終了は近いとの見解を示したことを受けて、ポンドは反発する動きとなった。ポンド/円は、週末に192.23まで上昇し、2008年9月以来の高値を付ける動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。やや高値を警戒する動きが見られるものの、米国に次いで利上げ期待が高い上、経済指標の改善も見られることから、底固い展開が考えられる。そして、今週は、日米の金融政策発表、英国の物価関連の経済指標の発表が予定されており、結果や会見には注目したい。特に、英国の消費者物価指数は、前回1960年以来のマイナスに落ち込み、ポンド/円は2円近く下落したことから、結果に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.58 〜 96.35

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された豪州の企業信頼感指数が昨年8月以来の高水準となったことを受けて、序盤から堅調な動きとなった。一時、豪ドル/円は96円台まで上昇する動きとなった。そして、黒田日銀総裁が円安牽制ととられる発言をしたことや、隣国ニュージーランドの政策金利が引き下げられたことを受けて、豪ドル/円は94.47まで下落し、5月11日以来約1ヵ月ぶりの安値を付ける動きとなった。しかし、豪州の雇用統計が予想以上の好結果となったことを受けて、95円台後半まで上昇する動きとなった。今週は、底固い展開が予想される。
今週は豪州の主要な経済指標の発表がなく、米FOMCや日銀の金融政策発表、株式市場の動向に注目したい。特に、FOMCで利上げ時期が近い場合には、ドル買い・豪ドル売りとなる可能性もあるため、注目したい。ただ、先週の豪州雇用統計が堅調な結果となるなど、豪州経済の回復の兆しも見られており、下値は限定的と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.88 〜 10.10

 

今週の予想

先週は、序盤から底固い動きとなったものの、南アの経済指標の悪化が続いたことや、黒田日銀総裁の円安牽制発言を受けて、ランド/円は一時9.90まで下落し、5月12日以来約1ヵ月ぶりの安値を付ける動きとなった。その後は、10.03まで値を戻す場面もあったが、上値の重い動きが続いた。
今週は、底固い展開が予想される。16日-17日に米国のFOMCが予定されており、ここでの発表に注目したい。市場の予想通り、利上げの決定がない場合には、一旦南ア・ランドは堅調な動きとなる可能性が考えられる。ただ、来週から労使交渉の時期に入るが、南アフリカの主要鉱山労働組合の1つが、2倍以上賃金引き上げを求めており、ストライキも辞さない姿勢を示しているなど、マイナス要因も散見できる。そのため、上値も限定的だろう。また、目先的には、17日に発表される南アの消費者物価指数にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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