SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-05-08 08:51:18

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年6月8日

週間マーケット展望 2015年6月8日

先週の振返り

先週は、米国の経済指標の改善を受けて、利上げ期待が意識されたことから、序盤からドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。そして、週末の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を上回る結果となったことを受けて、ドルが引き続き主要通貨に対して上昇する動きとなった。一方、ギリシャ問題に関して、協議の進展が期待されたことから、ユーロは序盤堅調な動きとなった。しかし、ギリシャがIMFに対する債務返済の先送りを要請したことを受けて、週後半は上値の重い動きとなった。そして、クロス円も週後半は上値の重い動きとなったものの、ポンド/円は引き続き堅調な動きが続いた。

今週の展望

今週は、やや上値の重い動きが予想される。マーケットでの注目は、米国の利上げ時期であり、それを見極める上で先週の米雇用統計は注目されていた。次は、来週のFOMC(16日〜17日)が注目されている。ただ、今週前半は、米国の主要な経済指標の発表もないことから、やや一服となる可能性も考えられる。特に、先週までドル円・クロス円は堅調な動きとなったこともあり、FOMCを前に調整の動きとなる可能性も考えられる。また、IMFに対する債務返済の先送りを要請したギリシャのデフォルトへの警戒感も強まっていることから、9日に予定されているギリシャ財務相とドイツ財務相との会談にも注目したい。

通貨毎の展望を確認!

米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

123.76 〜 125.90

 

今週の予想

先週は、週明けの米経済指標が市場予想を上回り、ドルは堅調な展開となったものの、その後の指標が悪化したことから反落する動きとなった。また、週末の雇用統計を控えて様子見ムードも強く、中盤は小動きの展開が続いた。そして、米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回る結果となったことを受けて、ドルが主要通貨に対して堅調な動きとなり、ドル/円は一時125.86まで上昇し、2002年6月以来の高値を付ける動きとなった。
今週は、やや上値の重い展開が予想される。週明けは、先週末の米雇用統計の結果が意識される可能性があるものの、注目されていた米雇用統計が終了したことや、来週にFOMCを控えていること、また週前半に主要な米経済指標の発表がないことから、やや一服となる可能性も考えられる。ただ、週後半の11日には、米小売売上高の発表が予定されており、結果には注目したい。そして、利上げ時期に関する要人発言には敏感に反応する可能性もあることから、こちらにも注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

136.96 〜 141.05

 

今週の予想

先週は、週序盤に発表されたユーロ圏の消費者物価指数が6ヵ月ぶりにプラスに転じたことを好感して、ユーロは主要通貨に対して堅調な動きとなった。そして、ドラギECB総裁が、定例会見でユーロ圏の景気回復の兆候に言及し、インフレ率が年内に上昇し始めるとの見通しを示したことを好感して、堅調な展開が続いた。また、ギリシャ支援に関する協議進展期待も加わり、ユーロ/円は141.05まで上昇し、1/9以来の高値を付ける動きとなった。しかし、ギリシャ支援に関する協議の進展が見られないことや、米雇用統計の結果を受けて、米国の利上げ期待が高まったことから、その後は上値の重い動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。経済指標の結果など、ユーロ圏経済にやや明るさが見られたものの、ギリシャ問題の進展が見られないことから、上値は限定的だろう。来週8日にギリシャ財務相がドイツを訪問し、独財務相と会談するとの報道もあり、問題が進展するのか注目したい。また、独10年国債利回りが昨年9/25以来約8ヵ月ぶりの高水準となっており、ユーロ上昇の動きに寄与している。ただ、行き過ぎ感もあることから、債券買い戻しの動きから、利回りが低下する場合には、ユーロが下落となる可能性も想定しておきたい。そして、対円では6/9、対ドルでは6/11が重要変化日であることからも、前後の動きにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

189.57〜 192.50

 

今週の予想

先週は、週明けの英国の経済指標が予想を下回る結果となったことから、やや軟調な動きとなった。その後は、第1四半期に低成長となった英経済が再び回復の兆しを示すとの期待感から、英ポンドは堅調な動きとなった。また、ユーロ圏の経済指標が改善したことや、ギリシャ支援協議が進展するとの期待感から堅調な動きとなった。ポンド/円は、週末に191.97まで上昇し、2008年9月以来の高値を付ける動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。米国同様に、第2四半期に経済が回復するとの期待感も高まっているが、一方では国内経済の回復に疑問符を付ける見方があることや、英最大の輸出市場であるユーロ圏に影を落とすギリシャ危機に対する懸念もある。また、4月の174円台から堅調な動きが続いていることから、高値を警戒する向きもある。そのため、下げ始めて調整となる場合には、注意も必要だろう。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.58 〜 96.99

 

今週の予想

先週は、週明け初日から取引材料に乏しく、翌日に豪州の金融政策発表を控えて様子見ムードも強く、小動きの展開となった。そして、金融政策発表では予想通り政策金利が据え置かれたが、声明で「一段の措置が必要になる可能性がある」との文言が削除されていたことから、追加利下げ観測が後退し、豪ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。また、豪州のGDPが1年ぶりの高成長となったことも押し上げ要因となった。豪ドル/円は、一時96.99まで上昇し、5/14以来の高値を付ける動きとなった。しかし、週末の米雇用統計を受けて、米国の利上げ期待が高まったことから、上値の重い動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。先週の中銀の声明で明確な緩和バイアスが示されなかったことから、利下げサイクルは終了したとの見方が強まっており、豪ドルにはプラス要因である。ただ、本格的な景気回復の兆しが見られるまでは、なかなか強気になれない。そして、米国のFOMCを翌週に控えて、利上げ期待が強まるようなら、対ドルで軟調な動きとなる可能性も考えられる。また、今週は11日に豪州の雇用統計の発表が予定されており、結果には注目したい。一方、中国も8、9、11日と主要な経済指標の発表が予定されており、貿易上豪州との関連が深いだけに、影響も大きいことから、こちらの結果にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.84 〜 10.15

 

今週の予想

先週は、週明けに発表された南アの製造業関連の経済指標が大きく改善したものの、米国の経済指標の改善から、米国の利上げ期待が高まったことを受けて、ランドは軟調な動きとなった。そして、南アフリカの株価や債券価格が下落となったことや、電力関連の経済指標が消費・発電ともにマイナスとなったことから、ランドも軟調な動きとなった。そして、週末の米雇用統計で、予想以上の雇用者数の伸びとなったことで、米利上げ期待が強まったことから、ランド/円は9.93まで下落し、5/13以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。ここにきて、南ア経済に対する不安が出ている。国内の干ばつによる農産物への影響や、経済面では引き続き慢性的な電力不足が続いていることから、成長率低下の可能性も指摘されている。そのため、今週発表される8日の雇用統計、11日の金・鉱物生産、製造業関連などの南アの経済指標の結果に注目したい。また、物価上昇率が中銀の物価目標レンジ上限で推移しており、中銀メンバーから小幅利上げの可能性を示唆する発言も出ているが、現状では牽制の域と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

【SBI証券 FX】ダブルでお得なキャンペーン!

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【国内信用デビュープログラム】はじめての取引で金利・貸株料最大10万円キャッシュバック

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.