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2024-03-29 21:04:17

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年3月23日

週間マーケット展望  2015年3月23日

先週の振返り

先週は、注目された米FOMCを控えて週前半は様子見ムードも強く、全体的に小動きの展開となった。そして、注目された文言は削除されたものの、一部下方修正された経済予測とFRB議長のハト派的会見を受けて、米国の利上げ期待が後退となり、ドルが大半の主要通貨に対して下落する動きとなった。また、株価が上昇したことから、安全資産とされる円を売る動きが優勢となり、クロス円は堅調な動きとなった。ただ、週後半は思惑が交錯し、乱高下となるなど値動きの荒い展開が続いた。

今週の展望

今週は、米国の経済指標の結果が注目される。先週のFOMCでは、注目された文言が削除されたものの、利上げは、経済データ次第とのスタンスは変えておらず、悪天候の影響などで、第1四半期の成長率が低下するとの懸念もあり、6月の利上げ期待が後退している。しかし、イエレン議長が可能性を排除しなかったことから、今後発表される経済指標の結果次第では、6月利上げの可能性もあるとの見方も一部では根強く残っている。そのため、指標結果を受けて動きが出る可能性も考えられる。また、ギリシャとEUで支援問題が議論されているが、今週資金提供が実施されれば、ユーロ圏の懸念も一旦後退する可能性が考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

118.24 〜 121.21

 

今週の予想

先週は、週央にFOMCの政策発表とイエレンFRB議長の会見を控えて様子見ムードも強まっており、週序盤は小動きの展開が続いた。そして、FOMCでは、注目された『忍耐強く』との文言が削除されたものの、同時に公表された経済予測で、GDPと政策金利予測が下方修正されたことを受けて、ドルは主要通貨に対して下落する動きとなった。また、ハト派的な会見も影響し、ドル/円は一時119.31まで下落し、2月27日以来の安値を付ける動きとなった。その後、値を戻す動きが見られたものの、週末には再び軟調な動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。先週のFOMCを受けて米国の利上げ期待が後退したものの、経済指標の結果次第であることが引き続き示されたことや、イエレンFRB議長が会見で、6月に利上げに動く可能性を排除しなかったことから、経済指標の結果次第では、再び早期の利上げ期待が高まる可能性も考えられる。そのため、今週発表される主要な米経済指標の結果次第で目先の方向性が左右されるだろう。特に、24日の消費者物価、25日の耐久財受注、27日のGDP、個人消費に注目したい。今週も、ネガティブな指標結果となるようなら、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。ただ、年内の利上げの確率が高いなど、他の主要国との金融政策の違いは明らかであり、下値は限定的だろう。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

126.90 〜 131.87

 

今週の予想

先週は、前週末に1年9ヵ月ぶりの安値を付けた反動もあり、序盤から値を戻す動きが先行した。そして、FOMCでは注目された文言が削除されたものの、経済予測が一部下方修正されたことから、利上げ時期が後退するとの見方が広がり、ドルが主要通貨に対して下落となり、株価が上昇したことを受けて、ユーロ/円は週明け安値の127円台前半から131円台まで上昇する動きとなった。ただ、その後はギリシャ支援に対する懸念なども影響して、128円台から130円台で乱高下する動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。EUとギリシャの協議が進んでおり、ギリシャ側が適切な改革パッケージを提示すれば、今週救済資金の提供を受ける可能性も指摘されている。資金提供されれば、一時的にユーロの上昇も考えられる。ただ、あくまでも先送り感が強いだけに、上値は限定的だろう。先週、米国の利上げ期待がやや後退したものの、依然として年央の可能性も排除されていないことや、ECBの追加緩和に対する思惑もあることから、当面は上値の重い展開が続く可能性が考えられる。特に、今週、来週の米国の主要な経済指標が堅調な結果となるようなら、ユーロは一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

177.18 〜 181.01

 

今週の予想

先週は、週明けから新規材料に乏しい中、序盤はやや小動きの展開となった。そして、英国の雇用統計において、失業率が悪化したことを受けて、ポンド/円は一時177円台まで下落し、2月3日以来の安値を付ける動きとなった。しかし、米FOMCを受けてドルが主要通貨に対して下落し、株価が上昇したことから、ポンド/円は181円台まで上昇する場面もあった。その後は思惑が交錯し、177円台から180円台の間で乱高下する動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。英中銀のMPCの議事録で、全会一致で金融政策が据え置きとなり、タカ派の2人の委員も前月に続き据え置きを支持したことが明らかとなり、利上げ時期が遠のいている。また、英総選挙を控えていることや、ユーロ圏経済の鈍化傾向が影響して上値を重くしている。そのため、上値は限定的と考えられる。現状では、第4四半期に利上げ開始されるとの予測がコンセンサスだが、英経済次第では年央の可能性を指摘する声もある。そのため、今週発表される物価関連の指標や小売売上高の結果には注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

91.81 〜 94.62

 

今週の予想

先週は、豪州国内の材料に乏しい中、米FOMCを控えて様子見ムードも強まっており、序盤は小動きの展開が続いた。そして、FOMCを受けて、米国の利上げ期待が後退したことから、対ドルで大きく上昇となり、株価が大きく上昇したことから、豪ドル/円は92円台前半からから93円台後半まで上昇する動きとなった。その後、急速な動きへの反動で下落する場面もあったが、週末には再び堅調な動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。注目されたイベントも終了し、大きく動いた反動も出たことから、新たな材料が出るまでは比較的小動きの展開が予想される。米国の金利動向がマーケットの注目材料であり、それを占う上で米国の主要な経済指標の結果に注目が集まっている。今週は、豪州の主要な経済指標の発表がないことから、米国の指標結果や株価動向が材料となるだろう。豪中銀は、先月政策金利を過去最低水準に引き下げたものの、景気に上向きの兆候が見られなければ追加利下げを実施する意向を示していることや、OECDが中国経済は予想以上の急減速となっていると指摘したことから、当面はやや上値は限定的だろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.69 〜 10.24

 

今週の予想

先週は、前週末に大きく下落した反動で、週明けから値を戻す動きが先行した。そして、南アの経常収支が市場の予想以上に改善したことなど、まずまずの経済指標の結果が続いたことから、南ア・ランドは堅調な動きとなった。そして、米FOMCを受けて、米国の利上げ期待が後退したことも加わり、ランド/円は9.99まで上昇する動きとなった。その後、米国の利上げなどが意識され、9.70台まで下げる場面もあったが、週末には10.00まで上昇する動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。米国の利上げ期待がやや後退したことから、対ドルなどでの売り圧力が一服しており、やや値を戻す動きが予想される。注目は、米国の主要な経済指標の発表である。FOMC後の会見で、FRB議長が早期利上げの可能性を排除しなかったことから、指標の結果次第では再び期待が高まる可能性も考えられる。その場合には、ランドの反落の可能性も想定しておきたい。また、26日には、南アフリカの政策金利発表が予定されており、新興国などでの利下げの動きも続いていることから注目したい。ただ、南アの物価関連などの指標結果を考慮すれば利下げは考えにくく、むしろ利上げのタイミングを計っていると考えられる(南ア中銀は、2014年7月以降政策金利を据え置いているが、前半には2回の利上げを実施している)。そのため、目先の下値は限定的だろう。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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