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2024-03-29 22:28:25

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2015年3月16日

週間マーケット展望  2015年3月16日

先週の振返り

先週は、米国の主要な経済指標の発表も少なく、やや取引材料に乏しい中、週明けからドル円・クロス円は小動きの展開となった。しかし、米国の利上げ期待の高まりから、ドルは大半の主要通貨に対して堅調な動きとなった。ただ、週後半に発表された主要な米経済指標が軒並み悪化したことから、やや上値の重い動きとなった。一方、ユーロは、量的緩和実施が引き続き材料となり、主要通貨に対して下落した。また、英ポンドは要人発言により、利上げ期待が後退したこと、豪ドルは資源価格下落などを材料に、上値の重い動きが続いた。

今週の展望

今週は、米FOMCに注目が集まっている。特に、「忍耐強く」との文言が削除されるか否かがポイントとなっており、それを受けて米国の利上げに対する期待感の変化により動きがでる可能性が考えられる。利上げに対する期待感があまりにも先行していることから、削除されるかどうかで大きく動く可能性が考えられる。ただ、今回はイエレンFRB議長の会見も予定されており、最近の米経済指標の悪化を背景に、慎重な発言をする可能性も考えられる。また、ユーロ圏や日本、英国など他の主要国の金融政策の違いは明らかであることから、ファーストアクション後の動きにも注意したい。そして、FOMCに先行して、日銀の金融政策決定会合が16日〜17日に予定されており、17日に結果発表と黒田総裁の会見が予定されている。ただ、現状では、追加緩和への思惑はそれほど高くないことや、企業の賃上げ率がどの程度なのかを見極めたいとの思惑もあることから、インパクトのある内容はなさそうである。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

119.39 〜 123.00

 

今週の予想

先週は、週前半に主要な米経済指標の発表がなく、新規材料に乏しい中、前週末の米雇用統計の結果が材料視され、序盤から堅調な動きとなった。米ドル/円は、一時122.03まで上昇し、2007年7月以来の高値を付ける動きとなった。しかし、週後半に発表された米経済指標がいずれも悪化したことから、やや上値の重い動きが続いた。ただ、引き続き、米国の利上げ期待などから底固い動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。ポイントは17日〜18日のFOMCであり、今回はイエレンFRB議長の会見も予定されている。注目は、キーワードとなる「忍耐強く」との文言が削除されるかどうかである。削除される場合には、早期の利上げ期待が高まり、ドルは一段の上昇となる可能性が考えられる。ただ、最近は、米経済指標の悪化が続いていることから、会見で利上げに関して慎重な見方を示す可能性も考えられる。その場合には上値は限定的となるだろう。一方、文言が維持される場合には、利上げ期待が高まっていただけに、一段の下落となる可能性も想定しておきたい。ただ、他の主要国との金融政策の違いから、ドルを売り込むほどではないことから、下値も限定的だろう。いずれの場合も一時的に荒い値動きとなる可能性があるため、注意したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

124.98 〜 131.87

 

今週の予想

先週は、週明けでやや新規材料に乏しい中、前週の軟調な動きの反動から、序盤は比較的堅調な動きとなった。しかし、欧米の株価が大きく下落したことで、投資家のリスク回避の動きが強まったことや、量的緩和が実施されたことも影響して、ユーロは一段の下落となった。ユーロ/円は、126.57まで下落し、2013年6月24日以来の安値を付けた。また、対ドルでは、2003年1月以来の安値を付けている。
今週は、軟調な展開が予想される。注目は、17日〜18日の米FOMCであり、ここで米国の利上げ期待が高まるようなら、金融政策の違いが意識され、対ドルで一段の下落となる可能性が考えられる。また、株価下落となれば、投資家のリスク回避の動きも強まり、対円でも大きく下げる可能性もあるだろう。ただ、イエレンFRB議長が慎重な見方を示す場合には、一時的に値を戻す動きもあるだろう。また、FOMC前までは、先週の下落に対する反動から値を戻す動きも考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

177.73 〜 183.15

 

今週の予想

先週は、前週の軟調な動きの反動から、週明けから堅調な動きとなった。一時183円台まで上昇する動きとなったものの、その後は、欧米の株価が下落したことや、カーニー英中銀総裁が、低インフレが長期化するリスクに対して警告を示したことなどを受けて、主要通貨に対して軟調な動きとなった。そして、週末には、英経済指標が予想外のマイナスとなったことや、米主要株価が大きく下落したことを受けて、ポンド/円は178.25まで下落し、2月5日以来の安値を付ける動きとなった。
今週は、上値の重い展開が予想される。先週、カーニー英中銀総裁が、インフレが長期化するリスクを警告したことを受けて、マーケットでは利上げ時期が後退するとの見方が広がったことから、引き続き上値の重い動きが考えられる。そして、5月に英総選挙が予定されているが、現時点での世論調査は支持率が拮抗している。支持率の上昇を狙って、18日に出される予算案では、財務相が英経済の回復が順調に進んでいることをアピールする可能性もあるだろう。明るい内容と判断されれば、堅調な動きとなる可能性も考えられる。ただ、米FOMCで米国の利上げ期待が高まるようなら、対ドルでの下落が続き、対円ではやや上値の重い動きとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

91.28 〜 94.62

 

今週の予想

先週は、週明け材料に乏しい中、欧米の株価が上昇したことを受けて、豪ドルは堅調な動きとなった。しかし、その後は、米利上げ期待の高まりから、米ドル買い・豪ドル売りが優勢となり、対ドルで2009年5月以来の安値を付ける動きとなったことや、株価が大きく下落する動きとなったことから、豪ドル/円は91.81まで下落し、2月17日以来の安値を付ける動きとなった。その後は、豪雇用統計で雇用者数や失業率が改善したことや、株価の上昇を受けて、93円台後半まで上昇する動きとなったものの、週末には再び92円台前半まで下げる動きとなった。
今週は、底固い展開が予想される。今週は、豪州の主要な経済指標の発表がないものの、17日〜18日の米FOMCで、米国の利上げ期待が高まるようなら、株売り、資源国通貨売りとなり、豪ドルも軟調な動きとなる可能性が考えられる。ただ、最近の米経済指標の結果を踏まえて、イエレンFRB議長が会見で慎重な見方を示す場合には、株価が上昇となり、豪ドル/円の上昇も期待できるだろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.44 〜 10.08

 

今週の予想

先週は、週明けやや小動きとなったものの、欧米の株価が大きく下落する動きとなったことから、投資家のリスク回避の動きが強まり、ランド/円は週明けから軟調な動きとなった。その後、ランド/円は9.97まで値を戻したものの、南アの金生産量が2012年10月以来の大幅マイナスとなったことや、鉱物生産が予想以上のマイナスとなったこと、製造業生産がマイナスに落ち込んだことから、上値の重い動きが続いた。そして、週末には米株価が大きく下落したことから、リスク回避の動きが再び強まり、ランド/円は9.69まで下落し、10月22日以来の安値を付ける動きとなった。また、対ドルでは、2002年1月以来の安値を付ける動きとなっている。
今週は、やや軟調な展開が予想される。南アフリカ国内では、先週経済指標の悪化が続いたことから、17日の経常収支、18日の消費者物価指数、小売売上高など、経済指標の結果が注目される。また、17日〜18日には、米FOMCが予定されており、ここで米国の利上げ期待が高まるようなら、株売り、資源国通貨売りとなり、ランド/円は一段の下落となる可能性も想定しておきたい。そして、南アフリカの主要な2つの鉱山労働組合が、労使交渉で全面対決に臨む方針を明らかにし、企業側も穏当な要求を掲げるよう促すなど、交渉前から難航が予想されており、再びストライキに対する懸念が出ていることから、交渉の行方にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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