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2024-04-20 05:33:54

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年10月6日

週間マーケット展望  2014年10月6日

先週の振返り

先週は、香港の選挙制度改革をめぐる学生らの抗議デモにより、中国経済の先行きへの懸念が強まったとの見方を背景に、世界的に株価が下落となったことなどから、投資家のリスク回避の動きが強まり、円が大半の主要通貨に対して上昇する動きとなった。また、安倍首相が所信表明演説で、デフレ脱却を目指し経済を最優先すると発言したことを受けて、日銀の金融緩和策が長期化するとの思惑が広がったことも円売りの要因となった。そして、週末の米雇用統計では、失業率や雇用者数の伸びが市場予想より改善したことを受けて、ドルが主要通貨に対して上昇する動きとなった。また、欧米の株価が大きく上昇したことから、クロス円も小動きながら堅調な動きとなった。

今週の展望

今週は、やや上値の重い展開が予想される。週明けは、前週末の米雇用統計の結果が引き続き材料視され、ドル円・クロス円は堅調な動きが考えられる。ただ、米国の緩和策終了や早期利上げ期待を背景に、エマージング通貨は対ドルでの下げが続くだろう。また、株価が軟調な動きとなる場合には、クロス円も上値の重い動きとなる可能性が考えられる。特に、ユーロは、ユーロ圏と米国の金融政策の違いから引き続き軟調な展開が続くだろう。そして、今週は7日の日銀の金融政策決定会合と、その後の黒田総裁の会見に注目が集まっており、強気姿勢が維持されるとの見方がある一方、最近の日本の経済指標が弱いことから、ハト派的なスタンスが示されるとの見方もある、そのため発言の内容には注目したい。また、最近のドル上昇に米国内での一部で懸念を示す動きも見られ、米中間選挙を控えてドル高に対する牽制発言にも注意したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

108.02 〜 110.50

 

今週の予想

先週は、週明けから小動きながら堅調な動きとなり、安倍首相の所信表明演説で、デフレ脱却を目指し経済を最優先すると発言したことや、日米金利差拡大観測からドル買い・円売りが優勢となり、ドル/円は一時110.09まで上昇し、2008年8月以来の高値を更新する動きとなった。しかし、110円台到達で利益確定の動きが出たことや、米国内で初めてエボラ出血熱の感染が確認されたことを受けて、ドル/円は108.02まで下落し、2週間ぶりの安値を付ける動きとなった。ただ、週末には米雇用統計が改善したことを受けて、再び109円台後半まで上昇する動きとなった。 今週は、底固い動きが予想される。週明けは、先週末の米雇用統計の結果が引き続き材料視され、底固い展開が考えられる。また、米国の雇用改善を受けて、米金融当局による利上げの正当性が裏付けられたとの見方を背景に、引き続きドルが新興国通貨に対して上昇する可能性が考えられ、ドル/円も底固い展開が続くだろう。そして、今週は、7日の日銀総裁の会見、8日のFOMC議事録に注目したい。前者は、従来からの強気姿勢を維持するとの見方が多いものの、一部ではハト派的なスタンスを示すとの見方もあることから注意したい。後者では、利上げなど、金融政策のタイミングのヒントなどが出るようなら、ドルの支援材料になるだろう。ただ、先週、米国内で初めてエボラ出血熱の感染が確認されたことで、経済活動が停滞するとの懸念から、一時ドルが売られる場面もあったとこから、その後の動向にも注意したい。  テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線がデッド・クロスとなったものの、先週末には乖離幅が縮小する動きとなるなど、週明けの動き次第では再び上向きとなる可能性もあるだろう。ただ、中期オシレーターのRSIや短期のストキャスティクスでも価格と指数が逆行していることから、目先軟調な展開となる場合も想定しておきたい。重要な下値のポイントは108.02、ここを下抜ける場合には天井形成パターンとなることから注目したい。上値のポイントは110.09、ここを上抜ける場合には一段の上昇も期待できるだろう。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

135.81 〜 137.94

 

今週の予想

先週は、序盤堅調な動きとなったものの、欧米の株価が下落したことや、ユーロ圏の経済指標がやや悪化したことを受けて、ユーロは軟調な動きとなった。そして、注目されたドラギECB総裁の会見では、ECBが証券を購入する計画について、購入規模を詳細に示さなかったことから、バランスシートがユーロを押し下げるほど膨張するとの見方が後退し、ユーロが主要通貨に対して上昇する動きとなった。しかし、対円では、株価が大きく下落したことを受けて、リスク回避の円買いが強まったこともあり、反応は限定的となった。終盤には、136.87まで下落し、9月9日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。ECB総裁がQEの可能性を示唆したが、米国は10月にもQEを終了予定であり、金融政策の違いから、引き続きドル買いユーロ売りの展開が続く可能性が考えられる。また、欧州経済の回復も米国ほど明確になっていない。そして、世界的な株価下落などから、安全資産とされる円を買う動きも見られており、円に対しても上値の重い展開が続く可能性が考えられる。今週は、ユーロ圏の主要な経済指標の発表もないことから、株価動向、債券利回りなど各市場の動向には注目したい。  テクニカル的には、先週後半は一目均衡表の雲を下抜ける場面もあったが、終値ベースでは雲下限ラインでサポートされている。今週の雲下限ラインは、137.04〜137.17(月〜金)であり、ここを完全に下抜ける場合には一段の下げとなる可能性が考えられる。また、オシレーターのMACDでは両線下向き継続で、乖離幅が拡大傾向であることから、週前半の動きには注意したい。上値のポイントは137.94、ここを上抜ければ、一段の上昇も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

172.91 〜 176.66

 

今週の予想

先週は、週明けからやや取引材料に乏しく、小動きの展開となった。しかし、英国の製造業関連の経済指標が、2013年5月以来の低水準に低下したことや、欧米の株価下落を背景に、円を買う動きが優勢となったことから、ポンド/円は軟調な動きとなった。また、最近まで堅調な動きが続いたことから、利益確定の動きが出たことも圧迫要因となり、ポンド/円は174.33まで下落し、9月17日以来約2週間ぶりの安値を付ける動きとなった。 今週は、底固い展開が予想される。今週は、英国の重要な経済指標の発表が予定されており、7日に鉱工業、製造業関連の指標、10日には貿易収支の発表が予定されており、いずれも改善が予想されていることから、予想通りなら堅調な動きとなる可能性が考えられる。また、9日にはBDEの金融政策発表があり、利上げを支持する意見が出されることが予想されており、利上げ期待が再び高まる可能性があることも、英ポンドの支援材料となるだろう。  テクニカル的には、先週後半にオシレーターのMACDで両線がデッド・クロスとなり、乖離幅が拡大傾向であることから、軟調な展開が続く可能性も考えられる。先週は、終値ベースで50%押しの175.03を維持しているものの、ここを完全に下抜ける場合には、61.8%押しの173.69が次のポイントとなる。また、173.69を下抜ける場合には、一目均衡表の雲上限の172.91(月〜金)までの下げとなる可能性も想定しておきたい。上値のポイントは176.91となり、ここを上抜ける場合には一段の上昇となる可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

94.53 〜 96.66

 

今週の予想

先週は、香港の選挙制度改革をめぐる学生らの抗議デモにより、中国経済の先行きへの懸念が強まったとの見方から、安全資産とされる円を買う動きが優勢となり、序盤から豪ドル/円は上値の重い動きとなった。その後は、豪州の製造業や小売売上高が市場予想を下回る結果となったことや、世界的に株価が軟調な動きとなったことを受けて、豪ドル/円は94.89まで下落し、8月13日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。香港でのデモが中国経済に影響するとの懸念や、米緩和策終了が意識され、新興国からの資金流出が続いており、この流れが続く可能性が考えられる。そして、今週は、7日に豪州中銀の金融政策発表、9日に豪州雇用統計の発表が予定されている。前回の金融政策発表の声明では、豪ドルの過大評価が指摘されていたが、9月の1ヵ月間で、豪ドルは対円で3.8%、対ドルで7.8%それぞれ下落していることから、豪ドルに関する見方が変化しているのか見極めたい。  テクニカル的には、先週後半に一目均衡表の雲を下抜けており、軟調な展開が続く可能性も考えられる。そして、オシレーターのMACDでは、両線がゼロラインを下抜けているものの、両線の乖離幅が縮小傾向であることから、底固い動きとなり、反転が近づいている可能性も考えられる。このことから、先行するラインが上向きに転換するタイミングに注目したい。下値のポイントは、@94.89 A94.53 B93.93 近辺まで。上値のポイントは、雲下限ラインの95.59〜96.03(月〜金)、ここを上抜ける場合には雲上限ラインの95.92〜96.66(月〜金)がポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.56 〜 9.76

 

今週の予想

先週は、週明けから軟調な動きとなった。序盤に発表された、南アフリカの貿易収支、財政収支がいずれも予想を上回る赤字額となったことを受けて、主要通貨に対して軟調な動きとなった。また、対ドルでの下落が続いていることや、南ア主要株価の下落が続いていることも南ア・ランドの下げ要因となり、ランド/円は9.63まで下落し、8月19日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。10月で米国の緩和策が終了することや、早期の利上げ観測を背景に、エマージング市場からの資金流出が続いており、10月後半の米FOMCまではこの流れが続く可能性が考えられる。そのため、南ア・ランドも軟調な展開が続く可能性が考えられる。今週は、南アフリカの経済指標発表が少ないものの、9日には鉱物生産量、金生産量の発表が予定されている。前者は前年比で3ヵ月連続、後者は7ヵ月連続マイナスが続いており、鉱山ストライキの影響が残っている。これらのことが、前週に発表された貿易収支などにも影響していることから、今回の結果にも注目しておきたい。  テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線下向き継続で、先行するラインがゼロラインを下回る動きとなっている。両線がゼロラインを下抜ける場合には下げ継続のシグナルとなることから注目したい。ただ、一目均衡表の雲上限ラインが9.65〜9.67(月〜金)にあり、先週後半にはこのラインで下値がサポートされていることから、再びここでサポートされるのか注目したい。雲上限を下抜ける場合には、雲下限9.59〜9.61(月〜金)が次の下値ポイントとなる。上値のポイントは9.76、ここを上抜ける場合には再び9.90を目指す動きも想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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