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2024-04-20 08:30:52

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年9月29日

週間マーケット展望  2014年9月29日

先週の振返り

先週は、序盤に欧米の株価の下落が続いたことや、中東情勢の懸念を背景に、円を買い戻す動きも見られた。しかし、米国経済の堅調な回復を背景に、早期利上げ期待も高まっており、ドルが主要通貨に対して上昇する動きとなった。しかし、急速なドル高・円安を牽制する発言が日米要人から相次いだことから、ドルはやや上値の重い動きも見られた。一方、米国の緩和策終了や早期利上げ観測を背景に、エマージング通貨の下落が続いていることや、欧米の株価が軟調な動きが続いたことも影響して、豪ドルや南ア・ランドなどは、対円でも軟調な動きが続いた。

今週の展望

今週は、主要国の重要な経済指標の発表が予定されており、結果に注目が集まっている。特に、米国では主要な経済指標の発表が続くが、良好な結果が続くようなら、早期の利上げ期待も高まり、ドルは主要通貨に対して堅調な展開が続く可能性が考えられる。その反面、エマージング通貨は、資金の流出懸念などから引き続き軟調な展開が考えられる。ただ、急速にドル高となる場合には、高値警戒感の高まりなどから、やや荒っぽい動きとなる可能性も想定しておきたい。また、先週、イスラム過激派組織「イスラム国」がパリや米国で地下鉄攻撃を計画しているとの報道もあり、テロに対する警戒感が高まったことや、ロシアで海外資産を接収できるようにする法案が議会に提出されるなど、ロシアと西側諸国の対立が再び懸念されていることも、今後の地政学的リスクとなることから注意したい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

108.26 〜 110.00

 

今週の予想

先週は、欧米の株価下落や、序盤に発表された米住宅関連の経済指標が悪化したことから、序盤はやや軟調な動きとなった。その後は、米当局者や日本の首相の急速なドル高・円安に対する牽制発言があったものの、堅調な米経済指標結果や米早期利上げ期待を背景に、週末には109.54まで上昇し、2008年8月以来の高値を付ける動きとなった。 今週は、底固い展開が予想される。ドル/円は一本調子での上昇後、先週は足場固めのもみ合いの展開が続いた。一部では、やや高値を警戒する動きもあるものの、来月で量的緩和終了、早期利上げ期待を背景に、堅調な動きとなっている。特に、エマージング通貨に対してドルが上昇しており、この流れが続く可能性が考えられる。そして、今週発表される個人支出、ADP雇用統計、ISM製造業景況指数、雇用統計など重要な米経済指標の発表が予定されており、良好な結果も予想されている。予想通りとなるなら、一段の上昇となる可能性もあるが、予想に反して悪化する場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。また、先週同様に日米要人からの牽制発言にも注意したい。  テクニカル的には、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小していることや、先行するラインが失速していることから、先行するラインが下向きとなり、両線がクロスする場合には、軟調な動きとなるかの末も考えられる。目先の下値のポイントは、@109.18 A108.86 B108.26、 特にBは重要な下値ポイントであり、ここを下抜ける場合には、一段の下げも想定しておきたい。その場合の下値目標の計算値は107.03と計算できることから注目したい。そして、次の重要な上値のポイントは110.68となる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

ユーロ安

長期

もみあい

週間予想レンジ

137.50 〜 139.70

 

今週の予想

先週は、序盤やや堅調な動きが見られたものの、ユーロ圏や主要国の経済指標が予想を下回る結果が続いたことや、ドラギECB総裁が「ユーロ圏の景気回復は勢いを失いつつある」、「必要なら追加の手段を活用する用意がある」と発言したことを受けて、ECBが追加の金融緩和に動くとの思惑が強まり、再び主要通貨に対して軟調な動きとなった。ユーロは、対ドルで2012年11月以来の安値を付け、ユーロ/円は9月12日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。ECBの追加の金融緩和の可能性が指摘される中、米国は緩和策終了が近づくなど、欧米の金融政策の違いが材料視され、引き続き上値の重い展開が続く可能性が考えられる。特に、2日にはECBの金融政策発表が予定されており、週末には米雇用統計の発表に注目が集まっている。一部では、国債購入型の量的緩和(QE)に踏み切るとの観測も根強いが、今回のECB理事会でQEの方針が示されるとは考えにくい。ただ、一歩段踏み込んだスタンスが示される可能性はあるだろう。それを見極めるために、30日のユーロ圏の消費者物価指数に注目したい。物価指数が弱い数字となるようなら、QEへの思惑が高まる可能性も考えられる。そして、米雇用統計を受けて双方の金融政策の差が改めて示される場合には、対ドルで一段の下落となり、ユーロ/円も軟調な動きが続く可能性も考えられる。  テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線の乖離幅が縮小しており、先週末にクロスしていることから、目先軟調な動きが考えられる。下値のポイントは、@138.51 A137.50(一目均衡表雲上限ライン 月〜金) B137.01〜137.12(一目均衡表雲下限ライン 月〜金)まで想定しておきたい。目先の上値のポイントは、@139.08 A139.35 B139.70 近辺。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

176.19 〜 178.75

 

今週の予想

先週は、英国の新規材料に乏しい中、序盤は底堅く堅調な動きとなった。しかし、週後半には、欧米の株価が大幅下落となったことや、塩崎厚生労働相がGPIFについて急がない旨の発言をしたことを受けて円買いが優勢となり、ポンド/円は軟調な動きも見られた。また、カーニー英中銀総裁が、利上げ開始時期が近づいているとの認識を示したものの、景気への逆風が止むまでしばらく時間がかかると指摘したことで、やや反応は限定的となった。 今週は、上値の重い動きが予想される。英国の注目ポイントは、利上げの開始時期だが、先週の英中銀総裁の発言から、今後の主要な英経済指標の結果待ちとなっており、やや判断が先送りされている。国内の経済見通しは改善しているものの、雇用関連や物価などの懸念も残っている。利上げは確実に近づいているものの、時期の判断は難しい。今週は、30日に英GDP、経常収支の発表が予定されているものの、当面は来週の金融政策会合に注目が集まっている。そのため、今週はやや方向性に乏しい動きが続く可能性も考えられる。ただ、株価動向や、米雇用統計の結果、また先週末にイスラム国に対する空爆が英下院で承認されたことに伴うテロリスクにも注意しておきたい。  テクニカル的には、19日のローソク足の足型が“波高い線”となっており、天井形成の足型の一つであり、短期間でこの高値を上抜けるのは難しく、ある程度の時間を要するパターンである。そして、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向となり、先行するラインが失速していることから、先行するラインが完全に下向きに転換する場合には、軟調な展開が続くシグナルとなることから注目したい。また、9月8日からのトレンドラインを先週末に抜けていることも、やや圧迫要因と考えられる。目先の下値のポイントは、@176.65 A176.37 B176.19 となり、これらのポイントを下抜けるようなら、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。一方、上値のポイントは178.75となる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

93.93 〜 96.95

 

今週の予想

先週は、引き続き新興国通貨の下落が影響して、対ドルで2月以来の安値を付ける動きとなったことから、対円でも軟調な動きとなった。また、欧米の株価が下落したことや、中国経済は第3四半期も低速な成長が続くとのレポートを嫌気して、豪ドル/円は95.37まで下落し、8月18日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。米国の緩和策終了が近づいていることが意識され、新興国通貨や資源国通貨の対ドルでの下落が続いている。また、欧米の株価が軟調な動きが続いていることも影響しており、この流れが続く可能性が考えられる。特に、今週は米雇用統計の発表が予定されており、良好な結果となるようなら、早期の利上げ期待も高まり、当面据え置きが予想されている豪州との金利差縮小が意識される可能性も、豪ドルの圧迫材料となるだろう。  テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線が下向き継続中で乖離幅が拡大している。また、先行するラインがゼロポイントを下抜けており、両線がゼロポイントを下抜ける場合には、下げ継続のシグナルとなることから注目したい。ただ、一目均衡表の雲上限ラインが95.42〜95.81(月〜金)に位置しており、雲下限ラインが95.27〜95.58(月〜金)にあることや、9月29日(±2日)は相場の流れが反転・加速となりやすい日柄であることから、ここで下げ止まるのかどうか注目したい。下抜ける場合には、下値のポイントとなる93.97を目指す可能性も考えられる。上値のポイントは96.95、ここを上抜ければ一段の上昇も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

もみあい

週間予想レンジ

9.49 〜 9.81

 

今週の予想

先週は、引き続き対ドルで新興国通貨の下落が続いたことや、欧米の株価が軟調な動きとなったことを受けて、ランド/円は軟調な動きとなった。また、南アフリカの生産者物価が予想を下回る結果となったことも影響して、南ア・ランドは対ドルで2月3日以来の安値を付け、対円でも9.69まで下落し9月15日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、軟調な展開が予想される。米国の緩和策が10月に終了することが新興国通貨に影響しており、また高値を更新していた欧米の主要株価も調整の動きとなっている。このことから、南ア・ランドは軟調な展開が続く可能性が考えられる。そして、30日には、南アの貿易収支、財政収支の発表があり、前者は5ヵ月連続の赤字となっており、後者は最大の赤字となっている。また、2日には電力発電の発表もあり、こちらも6ヵ月連続のマイナスとなっており、改善が見られないようなら、ランドの下押し要因となる可能性もあることから、結果には注目したい。  テクニカル的には、重要な下値ポイントとなる9.69まで下げており、ここを下抜けるのか注目したい。ここを下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も考えられる。そして、オシレーターのMACDでは、両線下向きとなり、乖離幅も拡大傾向となっていることから注目したい。9.69を下抜けた場合には、@9.64 A9.58 B9.49 近辺までの下げも考えられる。上値のポイントは9.81、ここを上抜ける場合には一段の上昇も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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