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2024-03-29 23:38:04

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年9月8日

週間マーケット展望  2014年9月8日

先週の振返り

先週は、堅調な株価動向や、安倍首相の内閣改造でGPIF改革が進むとの見方を背景に、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。その後、米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測からドル買い・円売りとなったことから、一段の上昇となった。ドル/円は2008年10月以来、豪ドル/円は2013年5月以来の高値を付ける動きとなった。一方、ユーロは、ECBが予想外の利下げを発表したことから主要通貨に対して下落となった。また、ポンドは、スコットランドの住民投票に対する懸念や、軟調なインフレ指標を背景に、軟調な展開が続いた。

今週の展望

今週は、やや上値の重い動きが予想される。ドル/円や豪ドル/円などは、先週堅調な展開が続いたものの、高値を更新したことから、やや一服する可能性も考えられる。特に、米雇用統計で雇用者数の伸びが予想を大きく下回り、早期利上げ観測が後退していることや、豪中銀総裁の豪ドル高牽制発言などが材料視される可能性も考えられる。また、ポンドやユーロは、今後の金融政策の方向性に対する懸念などから引き続き上値の重い動きが考えられる。ただ、ウクライナと親ロシア派組織の停戦が合意したことを受けて、やや地政学的リスクが後退していることから、底固い動きも考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

104.11 〜 105.71

 

今週の予想

先週は、週明けの米国市場がレイバーデーのため休場となったことから、序盤は小動きの展開となった。その後、安倍首相が行う内閣改造で、GPIF改革が進むとの見方を背景に、円売りが優勢となった。そして、週後半には、米長期金利が上昇したことで日米金利差拡大が意識されたことから円売りが強まり、週末には105.71まで上昇し、2008年10月以来の高値を付ける動きとなった。しかし、米雇用統計で、雇用者数の伸びが予想を大きく下回る結果となったことから上値の重い動きとなった。今週は、やや軟調な展開も予想される。先週末の米雇用統計の結果を受けて、早期の利上げ観測がやや後退したことで、上値の重い展開が考えられる。ただ、雇用統計以外の経済指標が比較的堅調な動きとなっていることなどから、下値は限定的と考えられる。そして、12日の小売売上高、ミシガン大学消費者信頼感指数の結果には注目したい。テクニカル的には、重要な上値のポイントである105.45を一時上抜けたことから一段の上昇となったが、完全に上抜けていない。また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向にあることから、先行するラインが失速して下向きとなる場合には、調整局面が続く可能性も考えられる。下値のポイントは、@104.69 A104.28 B103.51 近辺まで考えられる。一方、上値のポイントは、@105.45 A105.71 B106.55 近辺まで想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

135.29 〜 137.10

 

今週の予想

先週は、軟調な動きとなった流れが一服し、週明けから堅調な動きとなった。そして、安倍首相が行う内閣改造でGPIF改革が進むとの見方を背景に円売りが優勢となり、ユーロ/円は138.27まで上昇し、7月15日以来の高値を付ける動きとなった。しかし、ECB理事会で市場の予想に反して利下げを決定したことを受けて、ユーロは対ドルで2013年7月以来の安値を付けるなど、主要通貨に対して下落となり、ユーロ/円も135円台まで下げる動きとなった。今週は、やや上値の重い展開が予想される。ECBが量的緩和に踏み切るとの観測から、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。ただ、ウクライナと親ロシア派組織の間で停戦が合意されるなど、地政学的リスクもやや後退していることから、底固い動きも考えられる。ただ、投機筋のユーロ売りポジションも2012年7月以来の高水準まで増加しているが、まだ割高感を指摘する向きもあることから、上値の重い展開が続く可能性も考えられる。  テクニカル的には、先週の週央に一時雲上限を上抜ける場面もあったが、逆に再び雲下限を下抜けて一段の下げとなっている。オシレーターのMACDでは、先週末に両線がデッド・クロスしており、やや軟調な動きも考えられる。また、週足ベースでの下値の重要なポイントである136.23を下抜けていることから、下値目標の計算値は134.33と計算できる。目先の上値ポイントは、@136.61 A137.10 B138.01 近辺となる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド安

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

170.44 〜 172.46

 

今週の予想

先週は、週明けから英国の住宅関連や建設業の経済指標が市場予想を上回る結果となったことから、ポンドは堅調な動きとなり、ポンド/円は一時173.96まで上昇し、7月31日以来の高値を付ける動きとなった。しかし、その後は、スコットランドの住民投票が予想外の結果になった場合に対する懸念や、英国の軟調なインフレ指標を受けて、早期利上げ期待が後退しているとの見方を背景に、軟調な展開が続いた。週末には170.99まで下落し、8月20日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、やや軟調な展開が予想される。英MP(金融政策委員会)で利上げを支持するメンバーが現れたことで、利上げ期待が高まったものの、インフレ指標が軟調な結果が続いていることから、やや慎重な見方も出ている。最近の英国の経済指標は、ややまちまちの結果が続いており、以前のような強さが目立たなくなっている。そのため、今週発表される英国の経済指標の結果には注目したい。テクニカル的には、週後半には再び一目均衡表の雲下限を下抜けていることや、オシレーターのMACDで両線が失速しており、週明けにもデッド・クロスとなることから、一段の下げも考えられる。下値のポイントは170.44、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能詩も想定しておきたい。上値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの172.46(月〜金)近辺と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

97.44 〜 99.06

 

今週の予想

先週は、週序盤から堅調な展開が続いた。豪州の住宅関連の経済指標が堅調な結果となったことや、世界的に株価が上昇したことを受けて、豪ドル/円は堅調な動きとなった。豪中銀の金融政策発表では、政策金利を過去最低水準に据え置くことを決定したものの、豪ドルの過大評価が鉱山投資中心の経済構造の転換を妨げていると指摘した。しかしながら、利下げの可能性が後退しているとの見方から、堅調な動きが続いた。また、ECBが予想外の利下げを決定したことで、株価が上昇したことも支援材料となり、週末には98.68まで上昇し、2013年5月以来の高値を付ける動きとなった。今週は、底固い展開が予想される。マーケットでは、一時懸念されていた利下げの可能性が後退しており、金利先物市場でも、3ヵ月先の金利は政策金利を上回る利回りで推移している。そのため、やや安心感も出ており、投機筋の豪ドル買いのポジションも2013年4月以来の水準まで積み上がっている(当時は対ドルで1.034ドル、対円で100.30台)。そして、今週11日は、豪州の雇用統計が予定されており、雇用者数変化が前回のマイナスからプラス改善が予想されている。予想通りの結果なら一段の上昇も考えられる。ただ、最近は急速な上昇となっていることから、やや調整の可能性も懸念されている。また、中国経済の減速懸念が高まる場合や、やや落ち着いているウクライナやパレスチナ情勢が再び悪化する場合には、豪ドル/円相場にも影響する可能性があることから、注意はしておきたい。テクニカル的には、重要な上値ポイントだった96.51を上向けたことで一段の上昇となった。MACDでは、両線上向き継続中であり、引き続き堅調な動きも考えられる。ただ、先週末のローソク足の足型がコマ足(投資家心理は迷い)となっていることから、週明けに軟調な動きとなる場合には、一旦の調整となる可能性も想定しておきたい。目先の下値ポイントは、@98.25 A97.88 B97.44 近辺と考えられる。上値のポイントは98.68、ここを上抜ける場合には、99.06が次のポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.70 〜 9.86

 

今週の予想

先週は、週序盤に発表された南アフリカの製造業関連の経済指標や、企業景況感が市場予想を上回る結果となったことを受けて、南アランドは堅調な動きとなった。週後半には、ECBが予想外の利下げを決定したことを受けて、欧州株価が上昇となり、投資家のリスク志向が高まったことから、エマージング通貨や資源国通貨が買われる動きとなり、ランド/円も9.90まで上昇し、5月23日以来の高値を付ける動きとなった。ただ、南アの電力発電が6ヵ月連続でマイナスとなったことなどもあり、やや上値の重い動きとなった。今週は、やや上値の重い動きとなり、一旦調整の可能性も考えられる。世界的に株価が堅調な動きとなったことが好感されているものの、国内経済においては、懸念の残る面がある。今週発表される経済指標では、9日には南アの2Q経常収支、11日には鉱物生産量の発表が予定されている。先月末に発表された単月ベース(7月)の経常収支は前月のプラスから大幅な赤字となっているため、結果には注目したい。そして、パレスチナやウクライナ情勢は、現状やや落ち着いているものの、再び情勢が悪化となる場合には、リスク回避の動きが高まる可能性もあることから、動向には注意したい。テクニカル的には、先週4日のローソク足の足型が波高線となっていることから、やや軟調な展開が考えられる。また、オシレーターのMACDでは、両線が上向き継続中だが、週明け陰線になると、先行するラインが失速する可能性もあることから注目したい。下値のポイントは、@9.75 A9.70 B9.64 近辺まで考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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