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2024-03-29 23:19:26

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年9月1日

週間マーケット展望  2014年9月1日

先週の振返り

先週のドル円・クロス円は、ややまちまちの動きとなった。欧米の堅調な株価動向を背景に、豪ドルなどの資源国・新興国通貨は堅調な動きとなった。しかし、ドルは、米国の経済指標が予想を上回る結果となったものの、来週の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあり、やや限定的な動きとなった。一方、ユーロは、ECB総裁の講演でのハト派的発言を受けて、追加緩和策への懸念が高まったとの見方から、主要通貨に対して軟調な展開が続いた。また、ポンドは早期利上げ期待が出たものの、英国の経済指標結果が振るわなかったことから、やや上値の重い動きとなった。

今週の展望

今週は、主要国の重要な経済指標の発表が予定されており、結果に注目が集まっている。特に、各国の金融政策発表や、金融政策に関連する経済指標が発表されることから、結果を受けて動きが出る可能性も考えられる。そして、ウクライナ情勢では、当事国を含めた協議が実施されたものの、終息する兆しが見えていないことから、情勢が変化する場合には、引き続きリスク回避の動きが強まる可能性も想定しておきたい。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

103.09 〜 104.93

 

今週の予想

先週は、前週の流れを受けて、週明けから堅調な動きとなり、一時104.28まで上昇し、1月23日以来の高値を更新する動きとなった。そして、米住宅関連の指標が2ヵ月連続のマイナスとなったことを受けて、軟調な展開が続いた。その後に発表された、米耐久財受注の増加率が1992年以降で最大となり、第2四半期の米GDP改定値が2009年12月以来の高水準となったものの反応は一時的となり、上値の重い展開が続いた。ただ、週末には再び104円台まで値を戻す動きとなった。今週は、やや上値の重い展開が予想される。先週の米国の経済指標は比較的堅調な結果が続いているものの、やや反応は限定的となった。今週も重要な経済指標の発表が続き、週末には米雇用統計が予定されている。特に、FOMC議事録や、ジャクソンホールでの講演において、雇用の改善がポイントである旨の話が伝わっていることから、雇用統計の結果には注目が集まっている。そのため、週末までは、やや様子見ムードが強まり、限定的な動きとなる可能性も考えられる。テクニカル的には、オシレーターのMACDで先行するラインが失速となり、両線の乖離幅が縮小していることから、先行するラインが下向きとなる場合などには注目したい。目先の下値のポイントは、@103.66 A103.51 B103.09 近辺まで考えられる。上値のポイントは104.28、ここを上抜ける場合には、104.85〜104.93を目指す可能性も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ安

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

135.73 〜 137.61

 

今週の予想

先週は、22日のジャクソンホールでのドラギECB総裁のハト派的な発言を受けて、ECBが追加緩和に踏み切るとの観測が圧迫要因となり、ユーロは週明けから主要通貨に対して軟調な動きとなった。その後、ECBが次回の政策委員会で新たな措置を打ち出す公算は小さいとの関係筋の話が報じられたことを受けて、一時値を戻す動きが見られたものの、ウクライナ情勢の緊迫化や、ドイツ雇用統計で失業者数が増加したことを受けて、再び主要通貨に対して軟調な動きとなった。対ドルでは、2013年9月以来の安値を付け、対円では8月12日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、軟調な展開が予想される。ユーロ圏の主要国であるドイツの指標悪化が続いており、対ロシア経済制裁の影響が指摘され始めている。そして、追加の制裁の可能性も出ていることや、ウクライナ情勢の終息が進んでいないことから、引き続き上値の重い展開が続く可能性が考えられる。そして、今週は、3日にユーロ圏GDP、4日にはECBの金融政策発表が予定されており、注目が集まっている。GDPは前回に続きゼロ成長が予想されており、金融政策発表では金利などは据え置きとの予想となっている。ただ、一部では利下げの可能性を指摘する向きもあることから、結果には注目したい。テクニカル的には、一目均衡表の転換線・基準線の下側に再び入り込んだことや、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向で、デッド・クロスとなっていることから、目先軟調な展開が考えられる。目先に下値のポイントは、@136.42 A136.00 B135.73 近辺まで考えられる。一方、上値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの137.61〜137.46(月〜金)近辺と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

171.63 〜 173.73

 

今週の予想

先週は、週明け英国市場がバンクホリデーのため休場となったことから、やや取引材料に乏しく、小動きの展開で始まった。その後は、英国の住宅関連の経済指標が市場予想を下回る結果となり、改めて最近の英国経済の失速懸念が高まっていることを背景に、英ポンドは主要通貨に対して軟調な動きとなった。特に、対ドルでは3月26日以来の安値を付ける動きとなった。ただ、週末には英国の住宅関連の指標が堅調な結果となったこともあり、ポンド円はやや値を戻す動きとなった。今週は、やや軟調な展開が予想される。今週発表予定の住宅関連や製造業関連(1日)、建設、サービス業関連(2日)など、いずれも前回からの低下が予想されている。このことから、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。ただ、4日には英中銀の金融政策発表が予定されており、金利などの変更はないものの、前回はメンバー2人が利上げに投票したことから、早期利上げに対する期待感が高まるような声明などが出る場合には、反転となる可能性も想定しておきたい。テクニカル的には、一目均衡表の雲下限ライン近辺でやや上値の重い動きが続いたものの、週末には目先の上値のポイントである172.70を上抜けており、一段の上昇の可能性も考えられる。また、オシレーターのMACDでは、両線が上向き継続中であり、先週末に乖離幅が再び拡大していることも後押し要因となる。上値のポイントであった172.70を上抜けたことから、上値目標の計算値は173.95と計算できるため注目したい。下値のポイントは、雲下限ラインの172.46(月〜金)、ここを下抜け場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

96.50 〜 97.39

 

今週の予想

先週は、序盤はやや軟調な動きとなったものの、世界的に堅調な株価動向を背景に、底固い動きとなった。そして、豪州の四半期ベースの民間設備投資が、市場の予想に反してプラスとなったことを受けて、豪ドルは主要通貨に対して堅調な動きとなった。豪ドル円は、一時97.25まで上昇し、6月4日以来の高値を付ける動きとなった。ただ、住宅関連の指標がマイナスとなったことや、中国の経済指標が悪化したことが影響して、上値の重い動きも見られた。今週は、やや上値の重い動きが予想される。先週の設備投資指数は予想外となったが、鉄鉱石価格や石炭価格が低迷していることを考慮すれば、指数の改善は一時的と考えられる。そして、今週発表される豪州の注目指標では、1日の企業影響利益指数、3日のGDP、4日の小売売上高がいずれも悪化予想となっており、4日の貿易収支は改善予想だが、3ヵ月連続の赤字予想となっている。予想通りの結果となるようなら、やや一服感が強まる可能性も考えられる。また、2日には豪中銀の金融政策発表も予定されている。政策の変更は考え難いが、中銀の声明には注意したい。テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線が上向き継続となっているものの、両線の乖離幅が縮小傾向にある。乖離幅の縮小が進み、先行するラインが失速、下向きとなる場合には、一旦調整となる可能性も考えられることから、ラインの動きに注目したい。目先の下値のポイントは、@96.92 A96.50 B96.02 近辺と考えられる。上値のポイントである96.50を上抜けたことから、上値の目標の計算値は97.39と計算できる。また、ここを上抜ける場合には、97.77、98.00までの上昇も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.65 〜 9.80

 

今週の予想

先週は、序盤に発表された南アフリカの第2四半期のGDP(前期比)は、市場予想を下回る結果となったものの、一部で懸念されていたリセッション入りは回避された。そして、前月のマイナス成長から改善したことを好感して、南アランドは主要通貨に対して堅調な動きとなった。また、欧米の堅調な株価動向や、ウクライナ問題解決に向けた協議が開催されたことや、パレスチナ自治区ガザでの停戦が決定されたことなど、リスク回避の動きが和らいだことから、ランド円は9.80まで上昇し、5月27日以来の高値を付ける動きとなった。しかし、週末に南アフリカの貿易・財政収支などが、いずれも市場予想を下回る結果となったことから、上値の重い動きとなった。今週は、底固い展開が予想される。先週懸念されていたリセッション入りとならなかったことで、南ア経済に対する楽観的な見方も出ている。また、欧米の堅調な株価動向が続くようなら、堅調な動きが続く可能性も考えられる。ただ、長期ストライキの影響で鉱業の成長率は-9.4%となっており、今後の消費需要の低迷や雇用問題の解決に影響を残しそうである。そのため、上値トライは短期的と考えられ、ここまでの上昇を考慮すると、反落となる可能性も想定しておきたい。テクニカル的には、オシレーターのMACDで先行するラインが失速しており、両線の乖離幅も縮小していることから、やや軟調な展開が考えられる。そして、両線がデッド・クロスとなるようなら、軟調な展開が続く可能性も想定しておきたい。下値のポイントは、一目均衡表の雲上限ラインの9.67〜9.65(月〜金)近辺と考えられる。上値のポイントは9.80、ここを上抜ける場合には一段の上昇も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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