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2024-04-24 10:33:16

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年8月11日

週間マーケット展望  2014年8月11日

先週の振返り

先週は、ウクライナやパレスチナ情勢の緊迫化を背景に、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、安全資産とされる円が買われる動きが優勢となり、ドル円・クロス円は序盤から上値の重い動きとなった。そして、週末には、オバマ米大統領がイラク空爆を承認したとの報道や、その後空爆が実施されたことを受けて、リスク回避の動きが強まる場面もあった。特に、経済の不透明感の残るユーロ圏や、やや経済の失速も見え隠れする英国、利下げの懸念が出てきている豪州の通貨は下げ幅を拡大する場面もあった。

今週の展望

今週は、やや底固い展開も予想される。先週末には、ウクライナ情勢の緊迫化が後退したとの見方などから、値を戻す動きも見られており、週明けはこの流れを引き継ぎ、堅調な動きも考えられる。ただ、情勢の急な変化には注意したい。特に、欧州市場が始まる時間帯にはやや注意も必要だろう。また、主要国の重要な経済指標の発表も予定されており、結果にも注目したい。特に、週央には、中国の経済指標の発表が予定されており、最近はウクライナ情勢などが注目されていたことから、やや注目され難いものの、情勢が落ち着いているときには注意も必要だろう。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.50 〜 102.65

 

今週の予想

先週は、米雇用統計の結果を受けて、米FRBによる早期利上げ観測が後退したことが引き続き意識され、ドルは主要通貨に対して上値の重い展開で始まった。ただ、米ISM非製造業景況指数が2005年12月以来、約8年半ぶりの高水準となるなど、経済指標が好調な結果となったことから、一時103円台手前まで上昇する動きとなった。しかし、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、リスク回避の動きが強まり、ドル円は軟調な動きとなった。そして、週末には、オバマ米大統領がイラク空爆を承認したとの報道を受けて、ドル円は101.52まで下落し、7月24日以来の安値を付ける場面もあった。 今週は、底固い展開が予想される。引き続き、ウクライナやイラク、パレスチナの情勢の変化には要注意であるが、大きく悪化しないようなら、先週の好調な米経済指標を背景に、米経済の回復期待が高まる可能性もあるだろう。その上で、今週の米小売売上高などの指標が良好なら、堅調な動きが続く可能性も考えられる。しかし、ウクライナやイラクなどで再び緊張が高まる場合には、リスク回避の動きが強まる場合もあるため、急な値動きには注意したい。テクニカル的には、先週末のローソク足の足型が下影線となっていることから、週序盤は堅調な動きも考えられる。ただ、オシレーターのMACDでは、両線がクロスする可能性もあることから、やや上値の重い動きも想定しておきたい。上値のポイントは、@102.30 A102.47 B102.65 近辺と考えられる。そして、上値の重要なポイントとなる103.09を上抜けるようなら、上値目標の計算値である103.51を目指す可能性も考えられるから注目したい。下値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの101.88(月〜金)、ここを終値ベースで下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

135.73 〜 138.03

 

今週の予想

先週は、ロシアがウクライナ国境沿いに軍部隊を集結させているとの報道を受けて、世界経済の先行き懸念が広がり、投資家のリスク回避の動きとなり、ユーロ円は序盤から軟調な動きとなった。また、ユーロ圏や主要国であるドイツの経済指標が予想を下回る結果となったことも影響した。その後、ドラギECB総裁の発言を受けて、上値の重い展開が続き、週末には米国のイラク空爆が承認されたとの報道を受けて、リスク回避の動きが一段と強まり、ユーロ円は135.73まで下落し、11月21日以来の安値まで下落する場面もあった。 今週は、やや上値の重い展開が予想される。引き続き、ウクライナ情勢を背景に、ロシアと欧米の対立が懸念材料となっており、情勢の変化には注意したい。ドラギ総裁が先週の定例会見で、「マイナス金利は効果的だった」「ユーロのショートポジションが大幅に増加」と発言したことは、ユーロの上値を抑える要因となる。投機筋のユーロ売りポジションは、2012年8月以来の水準まで膨らんでいることは、ユーロの圧迫要因となるだろう。そして、ユーロ圏やドイツなどの経済指標の悪化が見られることから、今週のユーロ圏や主要国の経済指標結果には注目したい。テクニカル的には、先週末のローソク足の足型が下影線となっていることから、週序盤は値を戻す動きも考えられる。上値のポイントは137.12〜137.24近辺と考えられ、重要な上値ポイントである138.03を上抜けるようなら、一段の上昇となる可能性も考えられる。下値のポイントは、@136.23 A136.16 B135.73 近辺。そして、@を終値ベースで下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

170.70 〜 172.46

 

今週の予想

先週は、英国の建設やサービス関連の経済指標が堅調な結果となったことを好感して、週序盤は堅調な動き170.70 〜 172.46となった。しかし、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、リスク回避の動きが強まったことや、英国の鉱工業、製造業関連の経済指標が予想を下回る結果となったことも加わり、ポンドは軟調な動きとなった。そして、週末には、イラク空爆を承認するオバマ米大統領の緊急声明や、英貿易収支の悪化も加わり、ポンド円170.71まで下落し、6月2日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、上値の重い展開が予想される。先週の金融政策発表では、政策金利、資産買い取り規模は据え置かれたものの、英経済の回復基調を背景に、利上げ時期に関してメンバーの意見が分かれている可能性が指摘されている。今回の議事録は20日に公開されるが、それまでは思惑が交錯する動きが考えられる。また、今後の当局者の発言にも注目したい。そして、今週は13日に失業率、15日にGDPと英国の重要な経済指標の発表が予定されていることから、こちらの結果には注目したい。テクニカル的には、先週後半に一目均衡表の雲下限を下抜けて一段の下げとなった。また、MACDでも両線がゼロラインを下抜けていることや、乖離幅が拡大していることから、下げ継続も警戒したい。ただ、乖離幅が縮小し始める場合や、短期オシレーターのストキャスティクスでゴールデンクロスとなる場合など、反転のシグナルに注目して戻りを狙いたい。上値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの172.46(月〜金)、下値のポイントは、下値目標の計算値の170.70となる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

93.93 〜 95.57

 

今週の予想

先週は、米国の早期利上げ観測が後退したことや、堅調な株価動向を背景に、週明けの豪ドルは堅調な動きとなった。その後、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、軟調な動きとなった。そして、豪州雇用統計では、失業率や雇用者数の伸びが大幅に悪化したことを受けて、豪ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、週末にはオバマ米大統領がイラク空爆を承認したとの報道を受けて、リスク回避の動きが強まったことから、豪ドル円は93.93まで下落し5月29日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、軟調な展開が予想される。ウクライナ情勢の緊張が続いており、投資家のリスク回避の動きが出やすいことに加えて、先週の豪州雇用統計の悪化を受けて、再び利下げ観測が強まるとの見方が広がっていることから、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。米英に加えて雇用に懸念の残るユーロ圏でさえ、失業率は低下傾向にあるものの、豪州では上昇傾向が続いている。このことから、経済の回復基調は鈍化傾向が続く可能性があり、政策金利は長期間にわたり過去最低水準に据え置かれるか、一段の利下げをせざるを得ないだろう。そのため、中期的にも上値の重い展開が続く可能性も考えられる。テクニカル的には、先週末に一目均衡表の雲下限を下抜け、一段の下げとなった。ただ、ローソク足の足型が下影線となっていることから、週序盤は堅調な動きも考えられる。しかし、雲下限ラインが94.77(月〜金)に位置していることから、目先はここを上抜けるかどうかに注目したい。雲下限ラインを完全に上抜ける場合には、雲上限の95.46〜95.77を目指す展開が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.46 〜 9.65

 

今週の予想

先週は、米雇用統計の結果を受けて、米国の早期利上げ観測が後退したことが引き続き意識され、ランドは週明け堅調な動きも見られた。しかし、ウクライナ情勢の緊迫化、パレスチナ紛争、米軍のイラク空爆を背景に、世界経済の先行き懸念も広がり、投資家のリスク回避の動きが強まったことを受けて、ランドは軟調な動きとなった。そして、ランド円は終盤に9.39まで下落し、3月24日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、軟調な展開が予想される。ウクライナやイラク、パレスチナ情勢が引き続き懸念されており、事態は更に緊迫化するようなら、投資家のリスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。また、国内問題では、鉱山会社の労組問題は合意したものの、その他の業種での労使問題も伝わっており、懸念される要因となっている。ただ、7月末に発表された貿易収支で赤字額がが予想より縮小されたことや、先週の指標が改善されたことなど、経済指標は改善も見られる。しかし、単月ベースでは季節要因などもあるため判断がつきにくく、四半期ベースでみることが必要だろう。テクニカル的には、先週末のローソク足の足型が下影線となっていることから、目先値を戻す動きも考えられる。また、オシレーターのMACDでは、ゼロポイント近辺で先行するラインの下げの勢いが失速しており、週明け陽線となる場合には上向きに反転する可能性もあることから、注目したい。目先の上値のポイントは、一目均衡表の雲下限ラインの9.58〜9.53(月〜金)近辺、ここを上抜ける場合には、上値のラインの9.61〜9.58(月〜金)がポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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