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2024-04-20 04:35:20

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年7月14日

週間マーケット展望  2014年7月14日

先週の振返り

先週は、主要国の経済指標の発表が少なく、材料に乏しい中、週明けから米長期金利の低下が続いたことを受けて、日米金利差縮小を意識した米ドル売り・円買いの動きが優勢となり、円が主要通貨に対して堅調な動きとなった。その後、ポルトガル最大の上場銀行の経営状態への懸念が高まったことを背景に、欧米の株価が大きく下落となり、投資家のリスク回避の動きが強まったことで、安全資産とされる円を買う動きが優勢となり、特にユーロ/円が2月6日以来の安値を付ける動きとなるなど、円は終盤まで主要通貨に対して堅調な動きが続いた。

今週の展望

今週の米ドル/円・クロス円は、やや上値の重い動きも予想される。ポルトガルの銀行大手の財務状況をめぐる問題への警戒感が高いことや、イスラエル軍によるガザ自治区への空爆が続いていることから、週明けから状況の変化に注目したい。引き続き、投資家のリスク回避の動きが続くようなら、安全資産とされる円を買う動きが続く可能性が考えられる。しかし、先週までの流れが週替わりで一服するようなら、今週の指標結果や要人発言に注目が移る可能性が考えられる。そして、米国ではイエレンFRB議長の議会証言、日本では黒田総裁の会見や展望リポートの中間評価も予定されていることから、それぞれの発言内容にも注目したい。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.07 〜 102.27

 

今週の予想

先週は、米長期金利の低下に伴い、日米金利差の縮小を意識した米ドル売り・円買い優勢となり、米ドル/円は序盤から軟調な展開が続いた。そして、FOMCの議事録公開では、「QE3は10月に終了」でメンバーが概ね同意していることが明らかとなったことを好感して上昇する動きが見られたものの、成長見通しに対して「投資家は楽観的すぎる」との文言を嫌気して、一転してドルが売られる展開となった。また、ポルトガル最大の上場銀行の経営状態への懸念を背景に、リスク回避の動きが強まったことを受けて、米ドル/円は101.07まで下落し、5月22日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、底固い展開が予想される。15日、16日に予定されているイエレンFRB議長の半期に一度の議会証言に注目が集まっている。金融政策運営の総括と今後の見通しがテーマであり、相場を動かす発言は期待できないとの見方があるものの、タカ派的な姿勢を示す場合には、相場にも影響する可能性も考えられることから注意しておきたい。また、重要な経済指標の発表が予定されており、現状では小売関連や住宅関連で改善予想も出ている。結果もさることながら、米国の早期利上げ観測につながるようなら、影響も大きくなることから注目したい。テクニカル的には、週前半には、雲下限を下抜けて一段の下げとなっている。ただ、現状では101.30から下では底固い動き(下ヒゲ)となっている。MACDでは、両線下向きとなっているが、短期のストキャスティクスでは反転のシグナルである。また、ローソク足の足型などから、週明け陽線となるようなら、相場が反転となる可能性が考えられる。しかし、陰線となるようなら、下げ継続となる可能性もあることから注目したい。目先の上値のポイントは、段階的に@101.52 A101.67 B101.90 近辺と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

136.91 〜 138.83

 

今週の予想

先週は、序盤に発表されたドイツの経済指標が市場予想を下回る結果となったことや、米長期金利が低下となり、日米の金利差縮小が意識されて円買いとなったことも影響して、ユーロ/円は軟調な動きとなった。その後は、堅調な株価動向を背景に、ユーロ/円は上昇する動きも見られた。しかし、ポルトガル最大の上場銀行の経営状態への懸念などが浮上したことを受けて、投資家のリスク回避の動きから欧米の株価が大きく下落、安全通貨とされる円を買う動きも優勢となり、ユーロ/円は137.49まで下落し、2月6日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、上値の重い展開が予想される。問題となったポルトガルのエスピリト・サント銀行は、親会社の債務不履行が問題となり、経営に対する不安が高まっていることから、懸念が続く可能性も考えられる。今回のことで明らかなように、一国で起きた企業の懸念を背景に、リスク回避の動きが急速に他のユーロ圏諸国の株価や国債市場にも影響を与える結果となり、潜在的に欧州経済に対する懸念が払拭できていないことが明らかとなったと考えられる。そして、このようなリスクが残っていることに今後も注意を払いたい。テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線がデッド・クロスとなっていることから、目先軟調な動きが続く可能性が考えられる。目先の下値ポイントは137.72、先週ここを一時下抜けたものの、終値ベースでは下抜けていないため、ここを完全に下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も考えられる。その場合の下値目標の計算値は136.91と計算できることから注目したい。上値のポイントは、@138.11 A138.67 B138.83 に注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

172.39 〜 174.57

 

今週の予想

先週は、週明けから米長期金利の低下に伴い、日米金利差の縮小が意識され、円が買われる動きとなったことや、英製造業関連の経済指標が予想を下回る結果となったことを受けて、ポンド/円は軟調な動きとなった。その後、英貿易収支で赤字額が拡大したことや、ポルトガル最大の上場銀行の経営状態への懸念が高まったことを背景に、リスク回避の動きが強まったことから、ポンド/円は172.97まで下落し、6月30日以来の安値を付ける動きとなった。今週は、やや軟調な展開も予想される。最近の英経済指標は、以前ほど強い内容とはなっていないことから、急ピッチな回復の反動で英国経済に減速の兆しが出てきた可能性もある。そのため、上値の重い展開が続く可能性も考えられる。特に、今週は15日に英物価関連、16日に英雇用統計の発表が予定されており、英経済の状況を見極める材料となることから、注目が集まっている。先週のMPCでは、政策金利が全会一致で決定されている。しかし、一部では利上げ実施時期が近づいている可能性があると指摘するメンバーもいることから、指標結果が良好な内容なら、中立的な金利水準に動く必要性を示唆するメンバーもさらに出てくる可能性も考えられる。テクニカル的には、5月末からのトレンドラインを先週末に下抜けていることや、オシレーターのMACDで両線がデッド・クロスとなり、下向きとなっていることから、目先軟調な展開が考えられる。下値のポイントは、@172.97 A172.39 B171.22〜171.49(月〜金)まで想定しておきたい。上値のポイントは、@173.81 A174.44 B174.57 近辺まで考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.38 〜 9.57

 

今週の予想

先週は、序盤新規材料に乏しく、小動きの展開が続いた。しかし、オーストラリアの雇用統計の内容が悪化したことや、ポルトガル最大の上場銀行の経営状態への懸念が高まったことを背景に、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、豪ドル/円は94.71まで下落し、6月3日以来の安値を付ける動きとなった。 今週は、上値の重い展開が予想される。先週発表された豪州の失業率が11年ぶりの高水準に悪化するなど、雇用統計の内容が芳しくなかったことから、豪中銀は当面過去最低の金利を維持するとの見方が優勢となっている。そのため、上値の重い動きが続く可能性が考えられる。先週後半は、世界的に株価が下落したが、再び堅調な動きとなる場合には、投資家のリスク回避の動きも後退し、豪ドル/円は底固い展開が続くだろう。しかし、株価の下落が続くようなら、一段の下げも想定しておきたい。テクニカル的には、一目均衡表の基準線・転換線を下抜けており、尚且つ週明けにも基準線・転換線がデッド・クロスとなることから軟調な展開も考えられる。ただ、直下には一目均衡表の雲のラインがあることから、この近辺でサポートされるのかどうかに注目したい。雲上限ラインは94.77〜94.88(月〜金)、雲下限ラインは94.63〜94.77(月〜金)、ここを下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。また、18日(±2日)相場の流れが加速・反転する可能性が高まる日柄であることから、方向性の変化にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.13 〜 9.60

 

今週の予想

先週は、金属労組と雇用者側の交渉が進んでおり、合意にかなり近づいているとの見方から、序盤は底固い動きとなった。しかし、賃金交渉を行っている国営電力会社ではストが禁じられている上、他の労組の賃上げ交渉が進んでいることから、違法ストに入る可能性を示唆する動きも出ている。特に、南アフリカの電力の95%を賄っていることから、従業員がストに入った場合には、鉱山や金属精錬業、製造業などの操業が止まる恐れがあるとの懸念が浮上したことから、南アフリカランドは再び下落する動きとなった。今週は、上値の重い展開が考えられる。長らく続いた鉱山ストライキに解決の兆しが見え始めたものの、新たな労使問題が浮上している。問題が悪化する場合には、南アフリカ経済に対する懸念が一段と高まる可能性があることから、動向には注目したい。そして、最高値を更新していた株価が先週下落しているが、再び割安感から上昇するようなら、南アフリカランドの下支え要因となる可能性もあるだろう。また、17日には南アフリカの政策金利発表が予定されており、現状では小幅ではあるが、1月以来の利上げが予想されている。利上げが決定される場合も南アフリカランドの下支え要因となる可能性もあることから、結果には注目したい。テクニカル的には、ローソク足の足型で下ヒゲを出す形が続いており、底固いもみ合いの展開となっている。下値のポイントは9.42、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。上値のポイントは9.54、ここを上抜ける場合には、5月からのトレンドラインの9.57〜9.53(月〜金)がポイントとなる。また、14日(±2日)は、相場の流れが加速・反転する可能性が高まる日柄であることから、方向性の変化にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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