SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 06:06:38

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年3月3日

週間マーケット展望  2014年3月3日

先週の振返り

先週は、中国の景気減速懸念が引き続き材料視されたことや、ウクライナ情勢に対する警戒感が高まったこと、また米経済指標の悪化が続いたことを背景に、投資家のリスク回避の動きが強まり、米ドル/円・クロス円は上値の重い展開が続いた。そして、豪ドルは、中国の景気減速や金融問題に対する懸念に大きく影響された。また、イエレン議長の議会証言での発言を受けて、米国の景気回復に対する楽観的な見方が後退し、緩和策の縮小ペースが鈍化するとの見方が広がったことが米ドルの圧迫材料となった。そして英ポンドは、ここまでの堅調な流れがやや一服しており、新たな材料の待ちのムードが強く、もみ合いの展開が続いた。

今週の展望

今週は、引き続き上値の重い展開が予想される。ウクライナ情勢の緊張が解消されていないことなどから、引き続き投資家のリスク回避の動きが継続し、安全資産とされる円を買う動きが続く可能性も考えられる。現時点では緊張が解消しておらず、一部では米国とロシアの偶発的な衝突というリスクを警戒する見方もある。警戒感が高まる場合には、地政学的リスクとしてユーロへの影響も懸念されている。また今週は、週末の米雇用統計などの重要な経済指標の発表が予定されており、注目されている。このところ悪天候の影響などから米経済指標の悪化が続いており、今週発表される経済指標にも引き続き影響が出る可能性も考えられる。中国では高金利商品の償還に対する懸念があるが、特にリスクが高いとリストアップされている商品の償還が今週予定されており、話題に上がるようなら影響も出るだろう。

通貨毎の展望を確認!

米ドル/円

見通し

短期

米ドル安

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

100.76 〜 102.83

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。一部の指標を除いて、最近の経済指標は悪化が続いており、今週の指標結果にも注目したい。特に、週末には雇用統計の発表が予定されているが、やはり天候の問題が影響するのかどうかがポイントとなっている。2月の指標結果にも悪天候の影響が出ていることから、結果には注意したい。また、3月はFOMCが実施されるため(2月は実施されていない)、緩和策の縮小ペースを維持するのかを判断する上で雇用統計の結果は重要となる。
テクニカル的には、先週末に一目均衡表の雲下限を下抜けており、目先軟調な展開が続く可能性も考えられる。また、オシレーターのMACDでは両線の乖離幅が縮小傾向となっており、週明けにはクロスする可能性もあることや、下げ途中の小休止の持ち合いパターンを7波動目で下抜けたことも下押し材料となる。目先は、重要な下値のポイントとなる100.76円を目指す展開となるのか、一目均衡表の雲下限(102.28〜102.51円)に沿った展開となるのかに注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

138.17 〜 142.31

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が続く可能性が考えられる。ユーロ圏の経済指標の改善やドイツの経済指標が改善したことはユーロの押し上げ材料となったが、懸念材料も抱えており、上値は限定的と考えられる。今週は、ECBの金融政策に注目が集まっている。ドラギ総裁は、物価見通しが悪化した場合に刺激策を追加する用意があると述べているが、ユーロ圏のインフレ率はECBの目標を大きく下回る結果が続いている。このことから、理事会後の会見などでハト派的な発言が出てくる可能性も指摘されており、その場合にはユーロが主要通貨に対して軟調な動きとなる可能性もあるだろう。また、不透明感の残るウクライナ情勢で動きが出る場合には、再び地政学的リスクがユーロを圧迫する可能性もあり、こちらの動向にも注目したい。
テクニカル的には、先週後半に一目均衡表の雲下限近辺に近づいたものの、引き続き一目均衡表の雲の中心近辺で位置している。そして今週から雲の幅が徐々に狭まることから、どちら側に抜けるのかに注目したい。今週の雲上限ラインは142.31〜141.54円、下限ラインは139.30〜139.90円となる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

167.79 〜 173.66

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が続く可能性が考えられる。市場では、英国の利上げ時期が最大の注目ポイントとなっており、景気の改善は想定内でやや折り込み済みとなっている。そのため序盤の英経済指標発表では、市場予想と乖離しなければ動きは限定的と考えられる。そして、2月6日には英金融政策決定会合が予定されており、ここで利上げ時期に関する新たな見解が出されるのかに注目したい。また、関連する要人発言にも注目したい。市場では2015年春に利上げを開始するとの予想が出ており、インフレ率が英中銀の目標とする2%近くに維持できるかがポイントとなっている。ただ、インフレリスクを警戒する当局者の発言も出ており、この辺りの数値が今後も注目されるだろう。
テクニカル的には、一目均衡表の雲上限近辺で上値の重い展開が続いている。また、ローソク足の足型では、コマ足など実体の小さい足型が続いており、投資家心理の“迷い”を示唆している。このことから、レンジ上限の171.90円、下限の169.07円のどちらを抜けるのか、ローソク足の実体が現状の170.30〜170.75円レンジから乖離するのかに注目したい。そして、抜ける方向に一段の動きが出ると考えられる。オシレーターのMACDでは、両線とも上向きは続いているものの、失速気味である。目先、先行するラインが下向きに転換する場合には下向き、乖離幅が拡大するようなら上向きとなる可能性もあるため、ラインの動きに注目したい。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

豪ドル安

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

89.83 〜 91.83

 

今週の予想

今週は、やや軟調な展開が予想される。株価が堅調な動きとなったにもかかわらず、上値の重い展開が続いており、コモディティ価格の下落や、中国の問題が大きく影響していることが伺える。そのため、引き続き上値の重い展開が考えられる。特にたびたび問題視されている山西省関連の理財商品の中で、要注意としてリストアップされている理財商品の償還が3月7日に予定されていることから、再び問題視されるようなら、豪ドル相場にも影響する可能性もあるだろう。また、米国では週末の雇用統計や主要な経済指標の発表が予定されているが、最近の指標結果の悪化を背景に思惑も交錯していることから、こちらの指標結果にも注目したい。
テクニカル的には先週週前半から相場の流れが反転しており、一目均衡表の雲下限に沿って下げている。そして、オシレーターのMACDでは先週末に両線がクロスしていることから、目先軟調な展開が継続する可能性が考えられる。更に、両線がゼロポイントを下抜けるようなら下げ継続となる可能性も想定しておきたい。下値のポイントは、@90.61円 A90.05円 B88.24円 近辺まで考えられる。一方、上値のポイントは、@92.09円(一目均衡表雲下限) A92.41〜91.53円(雲上限) B92.98円 近辺となり、雲を完全に上抜ける動きとなる場合には一段の上昇も想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.29 〜 9.65

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。先週再び最高値を更新した南アフリカ主要株価の高値警戒感が強まっていることや、ウクライナ情勢に対する不透明感もあり、株価の動き次第では軟調な展開となる可能性も考えられる。そして、先週発表された南アフリカGDPは四半期ベースで予想以上の伸びとなったものの、2013年通年のGDPでは伸び率は1.9%と前年の2.5%から鈍化している。景気回復の目安となるリセッション入り(2009年)前の5年間の平均の5%程度の成長率には程遠い水準である。また、急激なガソリン価格の上昇ペースに加え、予想を上回る食料インフレ率や、最近の利上げなどによる一段の圧力を踏まえると、2014年度の南アフリカの成長率は鈍化するとの見方も出ており、成長率の改善が確認されるまでは中長期的に上値は限定的と考えられる。
テクニカル的には、オシレーターのMACDで両線が上向き継続しており、先行するラインがゼロポイントを上抜ける動きとなっている。両線が上抜けとなるとなる場合には、一段の上昇も考えられる。しかし、一目均衡表では雲に近づいており、この辺りが上値のポイントと考えられる。今週の雲上限は9.73〜9.56円、雲下限が9.63〜9.45円となる。また、基準線は下向き継続中だが、9.58円を上回る場合には上向きに転換することから注目したい。下値のポイントはトレンドライン上の9.29〜9.73円近辺と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.