SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-25 21:48:36

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2014年2月10日

週間マーケット展望  2014年2月10日

先週の振返り

先週は、前週に続き、新興国の通貨安などを背景に、安全資産とされる円を買う動きが優勢となり、週明けから円が主要通貨に対して堅調な動きとなった。そして、米ドルやユーロ、ポンドは円に対して昨年11月後半以来の安値を付け、豪ドルは昨年9月初旬以来の安値を付ける動きとなった。しかしその後は、新興国経済に対する懸念が一服し、世界的に株価が大きく反発したことや主要国の経済指標の改善を受けて、投資家のリスク志向の高まりから円を売る動きが強まり、米ドル/円・クロス円は週末にかけて堅調な展開が続いた。

今週の展望

今週は、堅調な流れが続く可能性が考えられる。新興国の通貨安が一服していることや、経済指標が改善していることが材料となるが、欧米の重要なイベントが終了したことで、やや小休止といったところだろう。ただ、再び新興国からの資金流出などの動きが出る場合には、世界的に株価が下落に転じ、安全資産とされる円を買う動きが強まる可能性もあるだろう。今週は、英インフレ報告、豪雇用統計、米小売売上高、欧州主要国GDPなどの発表が控えており、内容次第では大きな動きにつながる可能性があることから、結果には注目したい。

通貨毎の展望を確認!

米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

101.20 〜 103.45

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が予想される。新興国の問題がやや一服しており、値を戻す展開が考えられる。ただ、新興国の問題が解消しているわけではなく、再び資金流出が問題になると株価の大幅な下落につながり、リスク回避の動きが強まる可能性も想定しておきたい。米国では雇用統計などの経済指標で悪天候の影響が数字に表れているが、今後発表される指標にも影響が出る可能性もあるだろう。また、株価動向に左右される展開が続いていることから、株価動向などにも注目しておきたい。
 テクニカル的には先週前半に一目均衡表の雲下限まで下落したものの、完全に下抜けておらずサポートされている。そのため、当面の下値ポイントとして意識されるだろう。今週の雲下限ラインは101.20〜101.45円であり、ここが下値のポイントとなる。また、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向となっており、先行するラインが反転していることから、目先クロスして、買いシグナルとなるのか注目したい。クロスした場合には、ゼロポイント手前で失速するのかどうかに注目したい。目先の上値ポイントは、@102.86円 A103.45円 B103.87円 近辺まで考えられる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

ユーロ高

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

136.23 〜 141.27

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が予想される。ドラギECB総裁が強気姿勢を示したことや、世界的に株価が堅調な動きとなったことから、やや値を戻す動きも考えられる。しかし、新興国の問題が解消されたわけではなく、再び問題視されるようなら下押しする動きもあるだろう。特に、インフレ率が4ヵ月連続で1%割れとなり、デフレ懸念が高まっていることから、追加金融緩和の可能性が話題となるだろう。このことから、上昇に対する力強さにはやや欠けるだろう。そして今週は、2月13日にドイツの物価関連の経済指標、2月14日に独仏欧のGDPの発表が控えており、結果には注目したい。
テクニカル的には、先週一目均衡表の雲下限を下抜けたものの、週後半には再び雲の中に入り込む動きとなっている。そして、オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小傾向にあり、先行するラインが反転することから両線のクロスに注目したい。目先の上値ポイントはトレンドラインの140.22〜139.49円、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられ、140.96円、142.07円近辺を段階的に目指す動きも考えられる。下値のポイントは一目均衡表の雲下限の138.46円、ここを下抜ける場合には一段の下げも想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

ポンド高

長期

ポンド高

週間予想レンジ

165.06 〜 171.47

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が予想される。2月12日の英中銀が新たな四半期経済見通しを公表するが、利上げを検討する目安としている7%近くに失業率が低下(7.1%)したことを受けて、どのようなガイダンスを示すか注目したい。昨年夏の段階では、利上げ検討開始の目安とする7%の水準には、2016年まで達しないと中銀は見込んでいたものの、英経済の急速な改善により、目安とされる水準近くまですでに改善している。英中銀総裁は緊急の金融刺激策の打ち切りを急がないと述べているが、現状の経済の力強さを踏まえた上での見通しを公表することから、期待感もある。内容次第では堅調な展開が続く可能性が考えられる。ただ、新興国からの資金流出の問題も解消していないことから、通貨や株価の下落を背景に、投資家のリスク回避の動きも強まるようだと、ポンド/円の動きにも影響する可能性があるため注意したい。
テクニカル的には、オシレーターのMACDで、両線の乖離幅が縮小傾向であり、先行するラインが反転し始めていることから、両線のクロスに注目したい。目先の上値のポイントは168.23円、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられる。その場合には、一目均衡表の雲上限の170.88〜171.50円を目指す展開が考えられる。一方下値は、一目均衡表の雲下限ラインの165.75円、ここは先週下値サポートとなったラインであることから注目したい。ここを完全(終値ベース)に下抜ける場合には一段の下げとなる可能性も考えられるため注目したい。その場合、下値目標の計算値は160.48円となる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

89.83 〜 92.91

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。ここまで豪ドルの上値の抑える一因となっていた豪中銀の「豪ドルは不快なほど高い」との声明が削除されたことは、豪ドルの上昇を期待する向きにとっては良いニュースだろう。しかし、経済が改善した上での削除ではなく、輸出入のバランス等、明らかに「水準の問題」だろう。対米ドルの水準でこれ以上の下落は望んでいないということが伺える。このことから、対米ドル相場(豪ドル/米ドル)を見ながら豪ドル/円の動きも見ておきたい。そして、2月13日には豪州の雇用統計が発表されることから、結果には注目したい。
テクニカル的には、上値ポイントの91.10円を上抜けて一段の上昇となっている。オシレーターのMACDでは両線がクロスしており、目先堅調な動きも考えられる。ただ、2月12日(±2日)は相場の流れが反転・加速する可能性が高まる日柄であることから、相場の方向性に注目したい。上値のポイント@92.69円 A92.91〜92.84円 B93.38〜93.07円まで考えられる。下値のポイントは@90.92円 A90.39円 B89.83円、そしてBを下抜ける場合には、一段の下げの可能性も想定しておきたい。また、先月末からのもみ合いのパターンがブロードニング・フォーメーション(上値が切り上がる一方で下値も切り下がる、トライアングルとは逆に三角形が拡大していくかのような保ち合い)と見ることもできることから、90円台を割り込む動きとなる場合には大きな下げとなる可能性にも注意したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

8.93 〜 9.54

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。新興国通貨の下落が一服して、反発する動きとなるようなら、南アフリカランドも上昇する可能性があるものの、国内では鉱山労組のストライキが続いており、沈静化する可能性は現状では低い(100%の賃上げを要求、裁判所の停止命令に異議を唱えている)。投資を発表したトヨタでさえ、生産を安定化させるために双方に利益のある解決法を導き出す必要があるとの認識を示すなど、問題が残っていることが伺える。このように、国内経済に問題が残っている上、総選挙も控えていることから強気になれない部分もある。
テクニカル的には、MACDで両線がクロスしていることから、目先堅調な展開が考えられる。目先の上値ポイントは9.31〜9.20円、ここを上抜けるかどうかに注目したい。上抜ける場合には、@9.39円 A9.46円 B9.54円 近辺までの上昇が考えられる。下値のポイントは、@9.13円 A9.05円 B8.93円 まで想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

ご注意事項

  • お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることはできません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。
  • 本レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたものではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

国内信用デビュー&おかえりキャンペーン

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【当選確率最大+5倍!?】最大10万円が当たる!SBIセレクト買付応援キャンペーン

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.