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2024-03-29 03:41:34

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2013年11月11日

週間マーケット展望  2013年11月11日

先週の振返り

先週は、ECBの金融政策発表を前に利下げ観測が出ていたことや、米国の雇用情勢が悪化するとの見方が広がっていたことから、指標発表を控えて様子見ムードも強く、序盤の米ドル/円・クロス円はやや小動きの展開が続いた。そして、ECBの金融政策発表では、利下げが発表されたものの、米雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回る結果となり、ユーロは下落、米ドルは上昇する動きとなった。また、ポンドは、英国の良好な経済指標の結果が続いていることから、主要通貨に対して堅調な動きとなったものの、欧米の指標結果にやや影響も受けた。

今週の展望

今週は、ややまちまちの展開が予想される。米国の緩和策の縮小時期は、当初年内から来年にずれ込むと見られていたが、今回の米雇用統計の結果を受けて、再び12月に縮小が開始されるとの見方が強まっており、米ドルは底固い展開が予想される。しかし、政策金利の利下げが発表されたユーロや、米緩和策縮小の影響を受けるエマージング通貨はやや軟調な動きとなる可能性が考えられる。ただ、現状では、縮小は小規模にとどまるとの思惑も出ており、次回の米雇用統計の結果次第と見られていることから、それを見極めてからとの見方もあり、米ドルの上値はやや限定的か。

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米ドル/円

見通し

短期

米ドル高

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

97.26 〜 100.00

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。先週末の米雇用統計では、米政府機関の一部閉鎖による影響が懸念されていたものの、影響があまり見られなかったことから、12月にも米国の量的緩和策の縮小開始の可能性が高まったとの見方が広がっており、米ドル/円は底固い展開が続く可能性が考えられる。
テクニカル的には、先週末に一目均衡表の雲上限を完全に上抜けていることや、オシレーターのMACDで両線がゼロポイントを上抜けていることから、目先堅調な展開も考えられる。目先の上値ポイントは、@99.49〜99.61円 A99.68円 B100.00円 近辺と考えられる。そして、Bを完全に上抜けるようなら一段の上昇もあるだろう。下値のポイントは雲下限の98.22〜98.20円、ここを下抜ける場合には一段の下げも想定しておきたい。また、15日(±2日)は相場の流れが転換・加速となりやすい日柄であることから注目したい(直近の過去3回は反転となっている)。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

130.64 〜 133.72

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い動きが予想される。ECBは利下げのカードを切ったことで、あと1回の利下げ(0.25%)を実施する余地しかなくなった。また、ゼロに据え置いていた下限政策金利の中銀預金金利をマイナスにするなど、非伝統的な措置に踏み込む可能性も高まっている。そして、米英は出口戦略に向けて進んでいるものの、ユーロ圏は失業率が1999年のユーロ導入以来で最悪の水準が続いていることなどから、ユーロ圏経済はまだ下向きと見られている。このことから、主要通貨に対してやや軟調な動きとなり、対円でも上値の重い展開が続く可能性が考えられる。特に、英国が利上げ時期を早める場合や、米緩和策縮小開始が早まるとの観測が強まる場合には、対米ドルやポンドなどに対して下げが続く可能性も想定しておきたい。
テクニカル的には、先週後半に一目均衡表の雲下限を下抜ける場面もあり、終値ベースの下抜けには注目したい。現状では、雲の中での動きとなっていることから、雲の上下どちらに抜けるのかに注目したい。今週の雲上限は132.52〜132.39円、雲下限は131.46円となる。雲上限を上抜けた場合の次のポイントは133.72円、下抜けた場合のポイントは下値計算値の130.64円。また、MACDでは先行するラインはゼロポイントを下抜けており、両線の乖離幅が拡大していることから、目先の乖離幅の拡大縮小にも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

もみあい

長期

ポンド高

週間予想レンジ

156.65 〜160.00

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が続く可能性が考えられる。11月13日に英中銀総裁による最新の四半期見通しが公表される予定となっており、その内容に注目が集まっている。英国経済の回復基調が続いていることから、8月に示した利上げ時期を見直して、利上げ時期を早めるとの観測が強まっている。利上げ時期を早める場合には、英ポンドの一段の上昇も期待できるだろう。ただ、英中銀は通貨高で輸出の伸びが損なわれる可能性があると警告するなど、通貨高に対しては慎重な姿勢を崩していないことから、行き過ぎとなる場合には注意したい。そして、11月12日には物価関連、11月13日に失業率、11月14日に小売売上高など、英国の主要な経済指標の発表にも注目したい。特に、失業率は、利上げを検討する目安とされていることから注目したい。
テクニカル的には、一目均衡表の雲上限近辺で底固い展開が続いており、今週も下値のポイントとなるだろう。今週の雲上限は157.05〜157.21円、ここを終値ベースで下抜ける場合にはやや注意したい。その場合には、156.65円がポイントとなるだろう。上値のポイントは159.54円、ここを上抜ける場合には一段の上昇も考えられる。そして、160.00円の重要な上値ポイントを抜けるようなら、上値目標の計算値の161.46円を目指す展開も考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

91.00 〜 94.36

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。豪中銀は、先週政策金利を据え置いたが、声明で「豪ドルは依然として不快なほど高い」、「バランスの取れた成長達成のために豪ドル安が必要」と指摘し、前回よりも更に警戒感を示す内容となった。最近の豪州経済指標は、比較的良好な結果が続いているものの、中銀の慎重姿勢からやや上値の重い展開が続く可能性が考えられる。また、米国の雇用統計で市場予想を上回る雇用者数の伸びとなり、緩和策縮小開始が早まるとの見方が強まったことも圧迫材料となるだろう。
テクニカル的には、MACDで両線が緩やかながら下向きの動きの展開が続いていることから軟調な展開が続く可能性が考えられる。また、下値のポイントである92.66円を完全に下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も考えられる。下値のポイントは、一目均衡表の雲上限の91.49〜91.98円近辺と考えられ、ここを下抜けるようなら、下値目標の計算値の91.00円がポイントとなる。上値のポイントは、@93.39円 A94.16円 B94.36円。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

南アランド安

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.37 〜 9.82

 

今週の予想

今週は、引き続き軟調な展開が予想される。先週末に発表された米雇用統計で、雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回る結果となったことを受けて、一旦後退していた米緩和策の縮小開始時期が早まるとの見方が強まっていることから、エマージング通貨の南アフリカランドは上値の重い展開が続く可能性が考えられる。ただ、欧米の株価が堅調な動きが続いており、この流れが続くようなら、南アフリカランド/円は底固い動きも見られるだろう。
テクニカル的には、MACDで両線がゼロポイントを下抜けており、乖離幅が拡大していることから下げ継続のシグナルとなっている。両線の乖離幅が縮小し始めるまでは軟調な動きが続く可能性が考えられる。下値のポイントは、@9.48円 A9.40円 B9.37円 近辺まで考えられる。一方、上値のポイントは@9.70円 A9.82円 B9.78円 近辺まで想定しておきたい。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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