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2024-03-29 22:03:19

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2013年10月28日

週間マーケット展望  2013年10月28日

先週の振返り

先週は、延期されていた米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回ったことから、米量的緩和が当面継続するとの見方が台頭し、株価が上昇したことから円が売られ、序盤の米ドル/円・クロス円は堅調な動きとなった。しかし、中国の市場金利が大幅上昇となったことから、中国が金融引き締め政策に傾いているとの見方が広がり、高利回り資産が売られる展開となり、世界的に株価が下落するなど投資家のリスク回避の動きが強まった。これを受けて、円が大半の主要通貨に対して上昇する動きとなり、米ドル/円・クロス円は一段の下落となった。

今週の展望

今週は、米FOMCの結果に注目が集まっており、結果を受けて動く可能性が考えられる。現状では、米緩和策の縮小開始時期が来年になるとの見方も広がっている。背景には、雇用統計で堅調な雇用者数の伸びが示されなかったことや、最近の米経済指標が低調となっていることに加えて、政府機関の一部閉鎖が米経済に影響しているとの懸念などが要因となっている。このことから、米FOMCでどのような結果や見通しが示されるが、相場に影響するだろう。そのため、結果が出るまでは様子見の展開が続く可能性も考えられる。緩和策の縮小開始時期の先送りとなるなら、株価上昇に加えてエマージング通貨が堅調な動きとなる可能性が考えられ、円売りの流れも予想される。ただ、米ドルは主要通貨に対して軟調な動きとなるだろう。また、年内縮小開始で変わらない場合には、米ドルが主要通貨に対して堅調な動きとなる可能性が考えられる。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

96.58 〜 98.52

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。米雇用統計の結果を受けて、緩和策の縮小時期が来年にずれ込むとの見方が出ており、来年3月になるとのレポートも出ている。このことから、やや上値の重い動きが続く可能性が考えられるが、週央に予定されている米FOMCで、緩和策縮小の開始時期に関してどのような結果が出されるのかに注目が集まっている。また、最近の米経済指標がおおむね低調な結果が続いており、政府機関の一部閉鎖の影響が米国景気にどのくらい影響しているのか、今後発表される10月の経済指標に対する懸念も上値を圧迫する要因となっている。
テクニカル的には、MACDで両線が下向きでクロスしていることや、一目均衡表の基準線・転換線を完全に下抜けていることから、軟調な展開が続く可能性も考えられる。下値の重要なポイントは96.58円、ここを下抜けるようなら、94.97円が下値目標の計算値となり、ボトムの日柄計算では11月4日(±3日短期)、11月13日(±5日中期)と計算できるため注目したい。一方、目先の上値ポイントは97.62円、ここを上抜ける場合には、一目均衡表の雲下限の98.52〜98.35円が次のポイントとなる。また、多くのトレーダーが注目する200日移動平均線は、先週末現在97.34円近辺に位置しており、ここを完全に下抜けるかどうかにも注目されている。前回の接近時(10月7日〜9日)は、サポートされて反転している。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

132.54 〜 135.50

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開も考えられる。先週、ユーロ圏の経済成長率が第3四半期に減速したとの見方が広がったことで、ECBの方針(政策金利を長期にわたり現行水準かそれ以下にとどめる)が改めて意識されやすくなっている。特に、ユーロ圏の懸念である失業率の発表が10月31日に予定されていることから、結果には注目したい。また、ユーロ圏の銀行に対するストレステストの話題も出てきており、やや上値を抑える要因となる可能性も考えられる。
テクニカル的には、MACDで両線の乖離幅が縮小していることから、目先両線がクロスするようなら、一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。目先の下値ポイントは133.60円、ここを下抜ける場合には、一目均衡表の雲上限の132.54〜132.71円近辺が次の下値ポイントとなる。一方、上値のポイントは@134.79円 A135.28円 B135.50円 となる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

ポンド高

中期

もみあい

長期

ポンド高

週間予想レンジ

156.50 〜 160.00

 

今週の予想

今週は、堅調な展開が予想される。先週、GDPが3四半期連続でプラス成長となった上、2010年4-6月以来の大幅な伸びとなり、英国の経済活動の力強い回復が示されたことから、引き続き堅調な展開が続く可能性が考えられる。ただ、159円台ではやや上値の重い展開が続いていることから、高値圏にある時は株価動向などに敏感に反応する可能性もあるだろう。特に、今週は米FOMCが予定されており、結果を受けた動きに注意が必要だろう。英中銀総裁は、最新の四半期見通しを11月13日に公表する予定となっており、ここで利上げ時期の見通しを当初の見通しから早める可能性も指摘されている。また、下期の成長率が2%前後となるとの見方も出ており、英国経済に対する期待感も高まっている。
テクニカル的には、MACDで両線がクロスして乖離幅が拡大していることから、目先軟調な動きも考えられる。下値のポイントは156.50〜156.90円近辺まで想定しておきたい。また、週後半のローソク足の足型は、コマ足が続いていることから、動き出した場合には急な変動になるケースもあることから注目したい。上値のポイントは158.21円、ここを上抜ける場合には、160円台近辺を試す可能性が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

91.66 〜 95.68

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。先週の中国の市場金利上昇の背景は、中国の不良債権処理が3倍に膨らむとの見方が示されたことが要因となり、中国経済の先行き懸念が高まったためである。豪州は、中国と貿易上の関連が深いことから、影響が懸念されている。しかし、豪州の雇用には不安が残るものの、住宅市場の改善や、企業や消費者のマインドが改善していること、そして米国の緩和策縮小が先送りされるとの観測からエマージング通貨が反発していることなどを背景に、底固い展開が続く可能性が考えられる。ただ、最近の豪州の経済指標はまちまちの結果が続いていることから、強気にはなり難い面もある。特に、今週の米FOMCの結果には注目したい。
テクニカル的には、MACDで先週末に両線がクロスしており、目先軟調な動きも予測される。目先は、93.26〜93.89円のラインを下抜けるかどうかに注目したい。このラインを下抜けるようなら、一目均衡表雲上限の91.66〜91.75円を目指す可能性も想定しておきたい。上値のポイントは94.36円、ここを上抜ける場合には、95.68円をトライする展開が考えられる。また、週足ベースでは、95.26円が重要な上値ポイントとなることから、この近辺の動きにも注目したい。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.82 〜 10.11

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。9月以降、米国の緩和策の縮小開始時期が先送りされたことなどから、エマージング通貨が対米ドルで値を戻す動きとなっており、南アフリカランドも対米ドルで反発している。そして、先週、緩和策縮小は来年になるとのシンクタンク・レポートが出るなど、南アフリカランドにとって下支え要因となっている。特に、今週の米FOMCで先送りが明確となれば、対米ドルでの上昇に加えて株価の上昇も加わり、南アフリカランド/円の一段の上昇も期待できるだろう。しかし、南アフリカ国内の問題も楽観視できず、今週発表される南アフリカ貿易収支などの主要な経済指標の発表に注目したい。
テクニカル的には、MACDで両線の乖離幅が縮小しており、クロスとなる可能性があり注目したい。目先の注目ポイントは、一目均衡表の雲下限の9.82円近辺、ここを下抜けるようなら一段の下げとなる可能性も想定しておきたい。その場合に下値は9.60円がポイントとなる。上値のポイントは10.01円、ここを上抜ける場合には10.11円が次のポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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