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2024-04-19 04:05:38

マーケット > レポート > 週間マーケット展望  2013年9月2日

週間マーケット展望  2013年9月2日

先週の振返り

先週は、シリア政府が反政府勢力に対して化学兵器を使用したとの疑惑に絡み、米英が協調してシリア政府の更なる化学兵器攻撃を抑止する目的で、軍事介入を検討しているとの報道などを受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、安全資産とされる円が主要通貨に対して上昇する動きとなった。また、新興国通貨や世界的に株価も下落する動きとなった。そして、早期の軍事介入に対する警戒感が強まったものの、週後半には早期の軍事介入の可能性が後退したとの見方が広がったことや、米国の経済指標が大きく改善したことなどから、米ドル/円・クロス円は値を戻す動きとなった。

今週の展望

今週は、引き続きシリア情勢が重要なポイントとなるだろう。中東が舞台となっていることから、複雑に絡み合う思惑が混在しており、場合によっては大きな火種に発展する可能性もあり、難しい問題である。そのため、情勢の変化に相場動向が左右される展開が予想されることから、十分注意したい。また、今週は、米国の重要な経済指標の発表が予定されており、米国の緩和策の縮小時期を見る上で重要である。そして、新興国市場からの資金逃避の動きも出ており、新興国の通貨や株価に影響が出ている。そのため、情勢次第では乱高下となることも想定しておいた方が良いだろう。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

米ドル高

週間予想レンジ

96.83 〜 99.95

 

今週の予想

今週は、底固い展開が予想される。米国の緩和策縮小の時期が大きな焦点となっており、それを判断するために米経済指標の結果が重視されている。先週は、まちまちの結果が続き、思惑が交錯しているが、今週はさらに重要な経済指標の発表が予定されている。重要なポイントは、やはり米雇用統計であり、この結果次第で縮小時期などが決定されるとの見方が強いことから、注目が集まっている。ただ、一部では9月に縮小開始が決まっており、米経済の状況(経済指標結果など)により、縮小の規模が(100億ドル未満から250億ドル)変化するとの見方もある。いずれにしても9月のFOMCまでは思惑が交錯するだろう。ただ、前回のFOMCでは年内縮小で全会一致していることから、米ドルは底固い展開が続く可能性が考えられる。ただ、シリア情勢で、軍事介入などの緊張が高まるようだと、リスク回避の動きが強まることも考えられる。その場合には、安全資産とされる円が買われる可能性が高く、注意が必要だろう。
テクニカル的には、5月22高値と7月8日高値を結んだラインの延長線(トレンドライン)近辺で上値が抑えられ続けている。また最近では、一目均衡表の雲近辺で上値が抑えられており、ともに重要なポイントである。そして、今週から2つのポイントが重なることから注目したい。トレンドラインは98.87〜98.60円、雲下限が98.77円となる。ここを上抜けるようなら、大きく流れが変わる可能性も考えられる。下値のポイントは97.46円、ここを下抜ける場合には@96.83円 A96.20円 B95.82円 が重要なポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ユーロ高

週間予想レンジ

127.97 〜 131.76

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。シリア問題に関しては、早期の軍事介入の可能性が後退したものの、予断を許さない状況には変わりがなく、リスク回避の動きが続く可能性もあるだろう。また、通貨や株価が下落するなど、新興国の混乱も続いていることから、避難通貨とされる円などが買われる展開も考えられる。そして、ユーロ圏の経済情勢を考慮すると、まだユーロを積極的に買い難い面もある。そのため、上値の重い展開が考えられる。
 テクニカル的には、先週末に一目均衡表の雲の中に入り込み、一時雲下限を下抜ける場面もあったが、底固い動きとなった。今週も雲下限ラインの129.39円が下値のポイントと考えられる。ここを下抜けるようなら、127.97円が次の下値のポイントとなる。また、MACDでは、両線がクロスして下向きになっていることから、下抜けも想定しておきたい。上値のポイントは、雲上限ラインの130.35〜130.34円となり、ここを抜けると@130.55円 A131.03円 B131.76円 が段階的なポイントとなる。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

ポンド高

週間予想レンジ

150.48 〜 154.67

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。英経済や金融政策に関しては、ポンドの堅調な動きが見通せるものの、シリアへの軍事介入の可能性が残っている(英国は不参加が可決)ことから、引き続きリスク回避の動きが高まる可能性もあり、やや上値の重い動きが考えられる。また、米国の緩和策縮小に関する思惑から、新興国市場からの資金避難が続いていることもリスク回避の動きに拍車をかける要因となることから、判断材料となる米主要経済指標や、米当局者の発言には注目したい。
テクニカル的には、先週一目均衡表の雲上限を下抜けたものの、週後半には再び上抜けるなど、底固い動きが見られた。今週の雲上限は151.91〜151.84円、雲下限が151.65〜151.18円となり、下値のポイントとなる。重要な下値ポイントは150.48円がポイントとなり、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性があり、その場合の下値計算値は148.48円となるため注目したい。上値のポイントは152.67円、ここを上抜ける場合には、直近高値の154.67円を目指す展開が考えられる。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

豪ドル高

週間予想レンジ

87.41 〜 90.12

 

今週の予想

今週は、やや上値の重い展開が予想される。シリア情勢に対する懸念が高い中で、投資家のリスク回避の動きも払拭できておらず、上値は限定的だろう。また、米国の早期の緩和策縮小観測も根強いことから、新興国の株や通貨の下落も続いている。特に、米国の緩和策縮小時期を占う意味でも米国の主要な経済指標結果や、9月4日の豪州GDPには注目したい。そして、シリアに対する軍事介入行使や、可能性が高まる場合には、リスク回避の動きが強まる可能性が考えられるため注意したい。
テクニカル的には、一目均衡表のラインが横ばいとなるなど、レンジ内の展開が続いている。目先の上値ポイントは@89.00円 A89.41円 B90.12円 となり、Bを上抜ける場合には、雲下限ラインの91.20〜90.37円近辺までの上昇も考えられる。下値のポイントは86.41円、ここを下抜ける場合には一段の下げとなる可能性が考えられる。その場合、週足一目均衡表の雲下限が85.93円にあるため、ここがポイントとなるだろう。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

もみあい

長期

南アランド高

週間予想レンジ

9.23 〜 9.71

 

今週の予想

今週は、上値の重い展開が予想される。先週発表された南アフリカGDPは、1年ぶり高水準となったものの、景気改善が要因ではなく、以前の大規模な労働争議で落ち込んだ反動が原因と考えられる。そのため、1-3月期から大きく改善されたものの、数字上の改善はすでに予想されていた。そして、労使問題が再び拡大しつつあり、長引けば今後の南アフリカ経済に大きく影響する可能性が考えられる。今回、その影響は自動車業界だけでなく、建設、航空、金属鉱山にも拡大しているようで、ストに参加する労働者は最大33万5,000人に達するとの指摘も出ている。このことから、やや上値の重い展開が考えられる。また、シリアに対する軍事介入行使や、可能性が高まる場合には、リスク回避の動きが強まり、南アフリカランド/円の下げとなる可能性もあるため注意したい。
テクニカル的には、先週末に一目均衡表の転換線を上抜け、7月からのトレンドラインを上抜けた。また、MACDでは両線の乖離幅が縮小しており、週明けにもクロスする可能性があることから、堅調な動きも考えられる。目先の上値のポイントは9.71円、ここを上抜ける場合には@9.82円 A9.91円 B9.95円 がポイントとなる。ただ、9.71円を完全に上抜けない場合や、一旦抜けたものの再び下抜ける動きとなる場合には、再び軟調な動きとなる可能性も想定しておきたい。下値のポイントは@9.48円 A9.37円 B9.23円 と考えられる。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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