2020/9/15
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」9月14日号より抜粋
解散風再び、自民磐石なら株式市場は好感か
■ 高値警戒感あった米国株、悪材料に飛びつく
先週の株式市場は値動きの荒い展開でした。巨額の財政出動や金融緩和を背景に、3月下旬からハイテク株主導で右肩上がりに上昇、高値警戒感が絶えず意識されるなか、新型コロナのワクチン開発期待後退、米議会の追加経済対策協議不調などが格好の売り材料となりました。
■ 景気回復・金融緩和が続く間、悲観は不要か
米大統領選を控えた与野党間対立、英国のEU(欧州連合)離脱協議、中国を巡る国際関係など政治面の不透明感が増すなか、株価急変動リスクへの備えは必要です。一方、世界的な新型コロナ収束や景気回復、金融緩和路線が不変なら市場調整が長引く公算も低いとみます。
■ 「スガノミクス」は日本株の追い風となるか
他方、日本株は米国株に比べ底堅い印象です。今週、新政権が発足、早期の衆院解散も噂されますが、政権運営安定の期待が高まれば株高も期待されます(上図)。アベノミクス継続を掲げる菅(現官房長官)政権誕生となれば株式市場は素直に好感すると考えます。(瀧澤)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
9/14月 |
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9/15火 |
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9/16水 |
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9/17木 |
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9/18金 |
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注)(日)日本、(米)米国、(独)ドイツ、
(英)英国、(豪)オーストラリア、(中)中国、
(他)その他、を指します。NAはデータなし。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Refinitivより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2020年9月4日対比。
出所)MSCI、S&P、Refinitivより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2020年9月11日時点。
出所)Refinitivより当社経済調査室作成
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