2020/8/18
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」8月17日号より抜粋
4月より米国債発行が増加、需給動向に注目
■ 増発された米国債入札で投資家の需要が低調
米国の景気対策第4弾の成立は難航しているものの、金融市場は堅調さを維持しています。先週は発行増となった米国債入札(上図)があり、米10年債の利回りは前月末の0.52%から0.70%超へと上昇しました。30年債入札で需要がやや低調となるなど、需給悪化が懸念されます。
■ 金利上昇で金や株価が下落、今週も入札あり
米金利上昇を受け、金先物は2,000ドル割れ、株価の上値が重くなるなど、他市場への波及もみられました。米景気にまだ不透明感があるなか、足元の市場は財政・金融政策に支えられている面もあり、やや不安定さがあるとみられます。今週(木)の20年債入札にも注目です。
■ 今週はトルコ中銀など新興国の動向に注意
好調な米雇用環境や新型コロナの第2波収束の兆候などにより、米経済対策の交渉は9月7日の議会再開まで、持ち越されるとの見方もでています。今週は、各国PMI指数、米民主党全国大会やトルコ中銀の会合に注目です。足元のリラ安を受けた、トルコ中銀の対応、他の新興国への不安心理波及の有無などが注目されます。(永峯)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
8/17(月) |
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8/18(火) |
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8/19(水) |
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8/20(木) |
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8/21(金) |
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注)(日)日本、(米)米国、(独)ドイツ、
(英)英国、(豪)オーストラリア、(中)中国、
(他)その他、を指します。
NAはデータなし。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Refinitivより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2020年8月7日対比。
出所)MSCI、S&P、Refinitivより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2020年8月14日時点。
出所)Refinitivより当社経済調査室作成
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