2019/6/26
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」6月24日号より抜粋
投資家の不安心理が安全資産の金に流れる
■ 足元の株高は緩和資金のやや不安定な上昇か
FOMCを受け、利下げ期待は高まり、米10年債利回りは一時2%割れ、米国株は最高値を更新しました。NY連銀など景況感が悪化しており、足元の株高は景気ではなく、緩和資金に支えられた面が強いとみられます。安全資産の金が2013年以来の高値を更新した点は、こうした投資家の不安心理を表しているとも考えられます。
■ 経済指標は来週で、今週は政治動向に注目
米国の景気動向は来週の雇用統計やISM製造業指数が公表されるまで一旦はお預けとして、今週はG20首脳会議などの政治動向に注目です。注目は米中首脳会談ですが、短期的に解決できるとの期待は低く、マイナス影響を市場はある程度は織り込んでいるとみられ、さらなるリスクオフの展開が進む可能性は低いとみています。
■ 日本企業の定例株主総会は27日が集中日
また今週は日本企業の定例株主総会が集中しています。コーポレートガバナンスへの注目が集まる中で、日本企業の株主重視姿勢が確認されれば、割安に推移する日本株の上昇要因になるとも考えられます。(永峯)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
6/24(月) |
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6/25(火) |
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6/26(水) |
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6/27(木) |
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6/28(金) |
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6/30(日) |
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注)★は特に注目度の高いイベント
(日)は日本、(米)は米国、(欧)はユーロ圏、(英)は英国、(中)は中国、(他)はその他、を指します。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EMは現地通貨ベース。
騰落幅、騰落率ともに2019年6月14日対比。
出所)MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2019年6月21日時点。
出所)Bloombergより当社経済調査室作成
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