2018/10/30
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」10月29日号より抜粋
市場予想は2009年以来の前年比+3.2%
■ 日米の株式市場は大きく下落
先週の日経平均は1,300円超の下落、ドル円も111円台へ円高が進行しました。イタリア財政問題、サウジアラビア人記者の殺害疑惑、米国株安が背景とみられます。
■ 米国に続き、日本企業も決算が本格化
7-9月期の米企業決算はS&P500の半数程度が公表されましたが、内容は株価の下落が示すほど悪いものではありません。Bloomberg集計によると、26日時点で売上高は+0.75%、利益は+6.20%、市場予想を上回っています。企業業績は堅調な一方で、割高感などから株価が調整したとみられます。今週も10月30日のフェイスブックや11月1日のアップルなどの決算が予定されており、注目を集めるとみられます。また日本も企業決算が本格化していくため、企業業績に注目が集まります。
■ 今週は重要指標やイベントが集中する
米国ではISM製造業景気指数や雇用統計が公表されます。平均賃金はハリケーンにより軟調だった前年の影響もあり、前年比+3.2%と高水準の予想です。仮に3%を上回れば、2009年以来となり注目を集めるとみられます。
日本では金融政策決定会合があり、7月の金融政策調整後の初となる展望レポートが公表予定です。追加的な金融政策の修正が行われる可能性は低いとみています。
英国では2019年度予算案とインフレ報告書が公表されます。EUとの離脱交渉で進展がみられないなか、政府と中銀の見通し、国内での議論が注目されます。(永峯)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
10/29(月) |
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10/30(火) |
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10/31(水) |
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11/1(木) |
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11/2(金) |
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11/4(日) |
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注)★は特に注目度の高いイベント
(日)は日本、(米)は米国、(欧)はユーロ圏、(英)は英国、(独)はドイツ、(仏)はフランス、(伊)はイタリア、(豪)はオーストラリア、(中)は中国、(伯)はブラジルを指します。日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
注) MSCI WORLD、MSCI EMは現地通貨ベース。
騰落幅、騰落率ともに2018年10月19日対比。
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注) 上記3図の直近値は2018年10月26日時点。
出所) Bloombergより当社経済調査室作成
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