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マーケット > レポート > 投資環境ウィークリー > 米中の関税の応酬はなんのためか?

米中の関税の応酬はなんのためか?

2018/7/3
提供:三菱UFJ国際投信

荒武 秀至の今週の注目ポイント!

  • 先週の主要国株式市場は米中の貿易摩擦懸念を背景に軒並み下落
  • 6日には米国による対中制裁関税と中国の報復関税が発動の見込み
  • 米中による関税の応酬は何のためか?

「投資環境ウィークリー」7月2日号より抜粋

PDFです。新しいウィンドウで開きます。 「投資環境ウィークリー」全文はこちら(PDF)

今週の注目チャート

■ 中国人民元安が加速
先週の主要国株式市場は、米国による対中国投資制限を巡る混乱など貿易摩擦問題を背景に軒並み下落、中でも米国と関税の応酬を繰り広げる中国の下落が目立ちます。中国人民銀行は、人民元の日々の基準値設定において、足元まで8営業日連続、約3%の元安に設定してきました。金融規制強化や貿易摩擦が中国経済を減速させるとの見方も増えつつある中、元安継続で現下の貿易摩擦懸念が深刻化するか、今週は人民元が現下の市場の懸念を増幅させるか否かのバロメータになるとみています。

■ 米中貿易摩擦は北朝鮮情勢の交渉カードか
中国は今、経済・外交の両面で時間との戦いの最中にあるようです。経済面では、貸出の蛇口を操作可能な中国ではさほど問題ではないかも知れません。やはり懸念されるのは外交面です。6日の米国による対中制裁関税の発動と中国の報復関税導入も確実視されますが、この関税はあくまで米国の交渉カード、その背後には朝鮮半島情勢があるとみています。11月中間選挙前にこの問題で成果を求める米国は、関税をカードに北朝鮮の後ろ盾となる中国に対し同国の核廃棄の進展を求めている模様です。そこで注目されるのが9月の国連総会、北朝鮮の金正恩氏が訪米、同総会にて核廃棄に関し演説というシナリオです。これが実現すれば、米中関税の規模も縮小し再び世界景気拡大シナリオの波に金融市場も乗れる可能性もあるとみて期待しています。中国に残された時間は約3ヵ月、政治も市場も暑い夏になりそうです。(徳岡)

今週の主要経済指標と政治スケジュール

7/2(月)
  • (日) 日銀短観(6月調査)
    (大企業製造業、業況判断DI)
    最近 3月:+24、6月:+21
    先行き 3月:+20、6月:+21
  • (米) 6月 ISM(米供給管理協会)製造業景気指数
    5月:58.7、6月:(予)58.0
  • (中) 6月 製造業PMI(財新)
    5月:51.1、6月:(予)51.1
7/3(火)
  • (米) 5月 製造業受注(前月比)
    4月:▲0.8%、5月:(予)0.0%
  • (豪) 金融政策決定会合
    キャッシュレート:1.5⇒(予)1.5%
7/4(水)
  • (米) 独立記念日

  • (中) 6月 サービス業PMI(財新)
    5月:52.9、6月:(予)52.7
7/5(木)
  • (米) FOMC(連邦公開市場委員会)議事録
    (6月12-13日開催分)
  • (米) 6月 ISM非製造業景気指数
    5月:58.6、6月:(予)58.0
  • (米) 6月 ADP雇用統計
    (民間部門雇用者数、前月差)
    5月:+17.8万人、6月:(予)+19.0万人
7/6(金)
  • (日) 5月 家計調査(実質消費支出、前年比)
    4月:▲1.3%、5月:(予)▲1.5%
  • (米) 6月 雇用統計
    非農業部門雇用者数(前月差)
    5月:+22.3万人、6月:(予)+19.8万人
    平均時給(前年比)
    5月:+2.7%、6月:(予)+2.8%
    失業率
    5月:3.8%、6月:(予)3.8%
  • (米) 対中制裁関税発動(340億米ドル規模)

注)★は特に注目度の高いイベント
(日)は日本、(米)は米国、(欧)はユーロ圏、(英)は英国、(独)はドイツ、(仏)はフランス、(伊)はイタリア、(豪)はオーストラリア、(中)は中国、(伯)はブラジルを指します。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成

注) MSCI WORLD、MSCI EMは現地通貨ベース
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成

注) 上記3図の直近値は2018年6月29日時点。
出所) Bloombergより当社経済調査室作成

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