SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-04-19 01:57:02

マーケット > レポート > 投資環境ウィークリー > 地政学リスクの台頭で株価の上値は重い、ただし企業業績、景気は堅調

地政学リスクの台頭で株価の上値は重い、ただし企業業績、景気は堅調

2017/04/11
提供:三菱UFJ国際投信

荒武 秀至の今週の注目ポイント!

  • 地政学リスクの台頭で株価の上値は重い展開
  • しかし、企業業績や主要国景気は堅調であり、リスク回避の動きがいきすぎる可能性にも注意
  • 日経平均株価の予想PERは割安圏にあり、中期的な視点では株価の割安感が高まる公算も

「投資環境ウィークリー」4月10日号より抜粋

PDFです。新しいウィンドウで開きます。 「投資環境ウィークリー」全文はこちら(PDF)

先週、円高が進行するなか日経平均株価が7日に18,517円43銭をつけ年初来安値を更新、株価の不安定さが増しています。主要株式市場の年初来騰落率は、NYダウが+4.5%、独DAX®が+6.5%、英FTSE100が+2.9%、日経平均株価が▲2.4%と日本株の下落が目立ちます。背景には円高(年初の117円25銭→先週末111円09銭)、トランプ政権の税制改革の不透明感、北朝鮮核問題や米シリア攻撃など地政学リスクの高まりなどがあり、日本株は売りに押される展開になっています。
ただし、日本経済が他の先進国に比べ景気が鈍化している訳ではなく、むしろ生産、輸出を中心に拡大ペースは加速しています。企業収益も堅調であり、上場企業の一株当たり利益は今年3月期だけでなく来年3月期も通期で二桁増益が予想されています。来年にかけて米中経済は堅調が見込まれ、トランプ政権の税制改革やインフラ投資が実現すれば今期の業績は上方修正が濃厚といえます。
来月にかけ米半期為替報告、米2018年度予算審議、仏大統領選挙、韓国大統領選挙など金融市場のリスク要因となりうるイベントが控えています。また北朝鮮、中東の地政学リスクが加わり、株価は上値の重い局面が続きそうです。他方、年初に16.6倍と割高だった日経平均株価の予想PERが先週末に15.2倍と、過去5年平均15.3倍を下回り割安圏にある点は投資タイミングとして注目すべきでしょう。
今週は米利上げ観測、北朝鮮核問題、米国の為替政策が焦点となる見込みです。

◆米国:バランスシート縮小に関するFRB要人発言、1-3月期米銀行決算が注目です。4月ミシガン大学消費者信頼感は高水準となる一方、3月小売売上高は小幅な増加にとどまる見込みです。消費の弱さには所得税還付の遅れがあるも、雇用堅調で消費は拡大するでしょう。3月消費者物価は前年比+2.6%、コアが同+2.3%となり、緩やかながらもインフレ率が徐々に高まっていることが示されるでしょう。
◆日本:18日の日米経済対話を控え企業マインドや投資行動に慎重さがみられる可能性があります。3月景気ウォッチャー調査は足元改善、先行きは50超となり緩やかな改善となりましょう。2月機械受注(船舶電力除く民需)は2ヵ月ぶりに増加するも1-3月期内閣府見通し達成の公算低く、投資意欲は弱いとみられます。
◆欧州:仏大統領選挙(初回投票、4月23日)は極右のルペン候補がTV討論会では低評価でも人気は健在です。4月独ZEW景況感指数は高水準が見込まれます。
◆その他:11-12日のブラジル金融政策委員会は連続利下げ、下げ幅は0.75%から1%に拡大見通しです。消費者物価前年比が4%台に低下、景気へのプラス効果が期待されます。3月豪失業率は横ばい、雇用者数は増加の見通しです。(向吉)

今週・来週の主要経済指標と政治スケジュール

4/10(月)

(日)黒田日銀総裁 あいさつ
(日)2月 経常収支(季調値)
1月:+1兆2,598億円
2月:+2兆2,109億円
(日)3月 景気ウォッチャー調査
現状 2月:48.6、3月:(予)49.8
先行き 2月:50.6、3月:(予)50.7
(米)イエレン・FRB議長 講演
(他)IMF 世界経済見通し 公表

4/11(火)

(米)カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 質疑応答
(独)4月 ZEW景況感指数
現状 3月:+77.3、4月:(予)+77.5
期待 3月:+12.8、4月:(予)+14.5
(英)3月 消費者物価(前年比)
2月:+2.3%、3月:(予)+2.3%
(他)ブラジル 金融政策委員会(COPOM、〜12日)
SELICレート:12.25%⇒(予)11.25%
(他)北朝鮮 最高人民会議 開催

4/12(水)

(日)2月 機械受注(船舶・電力除く民需、前月比)
1月:▲3.2%、2月:(予)+3.6%
(日)3月 国内企業物価(前年比)
2月:+1.0%、3月:(予)+1.4%
(中)3月 消費者物価(前年比)
2月:+0.8%、3月:(予)+1.0%

4/13(木)

(米)4月 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)
3月:96.9、4月:(予)96.5
(米)JPモルガン・チェース 2017年1-3月期決算発表
(米)ウェルズ・ファーゴ 2017年1-3月期決算発表
(米)シティグループ 2017年1-3月期決算発表
(豪)3月 失業率
2月:5.9%、3月:(予)5.9%
(中)3月 貿易統計(米ドル建て、前年比)
輸出 2月:▲1.3%、3月:(予)+3.5%
輸入 2月:+38.1%、3月:(予)+16.0%

4/14(金)

(米)3月 消費者物価(前年比)
2月:+2.7%
3月:(予)+2.6%
(米)3月 小売売上高(前月比)
2月:+0.1%
3月:(予)+0.1%

4/15(土)

(米)財務省 半期為替報告書の議会提出期限

4/16(日)

(他)トルコ 改憲にかかる国民投票
(首相職の廃止、大統領へ権限集中)

注)上記の日程及び内容は変更される可能性があります。

当資料に関してご留意頂きたい事項

  • 当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客さまご自身の判断でなさるようお願いいたします。
  • 当資料に示す意見等は、特に断りのない限り当資料作成日現在の三菱UFJ国際投信経済調査部の見解です。また、三菱UFJ国際投信が設定・運用するファンドにおける投資判断がこれらの見解に基づくものとは限りません。
  • 当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
  • 本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。

三菱UFJ国際投信 注目ファンド!

ご注意事項

  • 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
  • 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客さまが実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
  • ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

国内信用デビュー&おかえりキャンペーン

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • 【当選確率最大+5倍!?】最大10万円が当たる!SBIセレクト買付応援キャンペーン

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.