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FRBに逆らってはいけない

FRBに逆らってはいけない

2022/4/12

ウォール街の格言に「FRBに逆らってはいけない」というのがあります。FRBとは連邦準備制度理事会、すなわち米国の中央銀行を指します。

FRBの意向は次の5月4日の連邦公開市場委員会(FOMC)で普段より2倍のペースの政策金利の引き上げ、すなわち0.50%の利上げ、さらに必要であればその次の6月15日のFOMCでも0.50%の利上げをするというものです。

加えて5月4日のFOMCから連邦準備制度総資産の圧縮、別称QT(量的引締め)政策も開始されます。最初は小さい引締めですが三ヶ月以内に引締め額を増やし、7月のFOMCまでには毎月950億ドルの引締めペースへ持ってゆく考えです。

つまりFRBはいま必死にインフレの息の根を止めようとしているわけです。これに逆らってはいけません。

利上げや量的引締めは株式にとってマイナス材料です。だから5月からはポジションを少し落とし、当分の間慎重で用心深い投資に徹してください。言い直せば「今年1年を通じて最も危険な季節にこれから入ってゆこうとしている」ということです。

もうひとつウォール街の格言を紹介します。「Sell in May and go away.(5月に売り、バケーションに行け)」がそれです。

大統領サイクルで2年目(=今年はそれにあたります)の5月から10月の半年間のS&P500のパフォーマンスは僅か+2.2%でした。これに対し11月から翌年4月までの半年間では+13.9%という結果が出ています。

つまり5月にキャッシュ・ポジションを高めて、それを下げ相場で安くなった11月に投入することで効率よく儲けることが出来るのです。

特に小型ハイテク株は金利上昇にとても弱いので、今はバーゲンハンティングに乗り出すべきではありません。

いまどうしても株式投資で遊んでいたいという投資家は戦時下という今の時流に適合したテーマ、すなわちエネルギー関連株や穀物関連株やタンカー、ばら積み船といった投資対象に集中したほうが無難だと思います。

繰り返しになりますがFRBがなりふり構わず引締めに回ろうとしている今、株式投資は割に合いません! もしどうしてもそれでも株を買いたいというのであれば、インフレの恩恵をこうむる銘柄に限定してください。

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著者

広瀬 隆雄(ひろせたかお)

コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター

グローバル投資に精通している米国の投資顧問会社コンテクスチュアル・インベストメンツLLCでマネージング・ディレクターとして活躍中。
1982年 慶応大学法学部政治学科卒業。 三洋証券、SGウォーバーグ証券(現UBS証券)を経て、2003年からハンブレクト&クィスト証券(現JPモルガン証券)に在籍。

広瀬 隆雄

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