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マーケット > レポート > 今週の注目ETF > 半導体株指数がいちはやく52週高値を更新!!

半導体株指数がいちはやく52週高値を更新!!

2018/03/09
投資情報部 榮 聡

フィラデルフィア半導体株指数が3/6(火)に52週高値を更新、このところ半導体株の強さが目立っています。関連銘柄に投資するETFに注目できるでしょう。

図表1:半導体株とテクノロジー株に投資するETF(上場投資信託)

取引 チャート コード 銘柄
買付 チャート SMH ヴァンエック ベクトル 半導体 ETF
買付 チャート IXN iシェアーズ グローバル テック ETF

※当社WEBサイトをもとにSBI証券が作成

〇半導体株指数が52週高値を更新

米国市場に上場する半導体銘柄からなる「フィラデルフィア半導体株指数」の騰勢が強まっています。

同指数は11月末から12月初にかけて、上昇過熱感の高まりから急落して、その後は市場平均並みの動きとなっていました。しかし、2/8(木)の相場急落からの反発局面で戻りが強く、全般相場に先駆けて3/6(火)に52週高値を更新しています(図表2)。

半導体株への物色が復活する起点となったのは、半導体製造装置メーカー、アプライドマテリアルズが2/14(水)に実施した決算発表と見られます。11-1月期売上は、ディスプレイ製造装置が減速したものの、半導体製造装置の前年同期比伸び率が8-10月期から拡大、半導体市場の見通しを明るくしました。

さらに、パソコン大手HP(旧ヒューレット・パッカード)の決算で売上が2桁増となって、低迷が続いていたパソコン市場の回復を示唆したこと、1月分の世界半導体売上が堅調であったこと(図表3)、ゴールドマンサックスのアナリストが半導体メモリー市場に楽観的な見通しを表明したこと、などが株価の押上げ要因になったとみられます。

18年に入って価格が弱含みとなっていたNANDフラッシュメモリー(32GB)の価格が持ち直しつつあることにも安心感が広がっているようです。

最近のニュース・イベント

2/14(水)

アプライドマテリアルズが11-1月期決算を発表。11-1月期の半導体製造装置は前年同期比32%増へ、8-10月期の同14%増から大幅加速、2-4月期の売上ガイダンスも市場予想を上回った。

2/15(木)

マイクロンテクノロジーがゴールドマンサックス主催のコンファレンスに参加。

2/22(木)

HPが11-1月期決算を発表。PC販売の回復で、売上が市場予想を上回る前年同期比15%増。

2/27(火)

アプライドマテリアルズ、マイクロンテクノロジーがモルガンスタンレー主催のコンファレンスに参加。

3/5(月)

米半導体工業会が発表した18年1月の世界半導体売上が堅調。376億ドルで前年比23%増。

3/6(火)

ゴールドマンサックスのアナリストが、半導体メモリー価格の堅調を想定して、マイクロンテクノロジーの目標株価を55ドルから58ドルに引き上げ。

3/6(火)

ラムリサーチが株主還元の引き上げ(1株当たり配当と自社株買いの増額)を発表。

以下、予定

3/22(木)

マイクロンテクノロジーの12-2月期決算発表。

〇半導体株の今後の見通し

半導体銘柄の予想PERはおしなべて低くなっていますが(成長期待が高いエヌビディアは例外です)、半導体市場のシクリカル性は変わらない、つまり、月次の世界売上は17年の後半をピークに18年は低下していく、ことを中心シナリオとして株式市場が織り込んでいるためと考えられます。

一方、17年後半の高水準の売上が18年中も維持されると、半導体は「スーパーサイクル」入りを確認したということになるでしょう(図表3)。決算リリースや説明会でのコメントを見ると業界経営者の見方は、こちらに近いと見られます。

今後「スーパーサイクル」入りの証拠が増えるにつれて半導体株が上昇していく可能性が高いと考えられます。

半導体は18年も重要な物色テーマで、図表1にあげた「ヴァンエック ベクトル 半導体 ETF(SMH)」や半導体株を含む「iシェアーズ グローバル テック ETF(IXN)」などが投資対象として注目できるでしょう。

〇個別銘柄では・・・

個別でフィラデルフィア半導体株指数の上昇を牽引しているは図表4の銘柄群です。過去1ヵ月の騰落率ではトップ4がいずれも半導体製造装置メーカーです。半導体露光装置の圧倒的トップ、オランダのASMLホールディングスが1/17(水)が決算発表で明るい売上見通しを示したことが効いたと見られます。

主力銘柄で投資対象として注目できるのは、半導体製造装置のトップで市場シェアを拡大しつつあるアプライド マテリアルズ(AMAT)、半導体メモリー専業で予想PERが5.7倍に過ぎないマイクロン テクノロジー(MU)、パソコン市場が回復する可能性からインテル(INTC)などでしょう。

図表2:フィラデルフィア半導体株指数とS&P500指数

注:最後のデータは、3/7(水)です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:世界の半導体売上、18年は17年後半の水準が維持できるか注目

注:世界の半導体の月次売上高の推移で、最後のデータは18年1月です。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表4:フィラデルフィア半導体株指数構成銘柄の騰落率上位

銘柄(コード) 1ヵ月
騰落率
(%)
3ヵ月
騰落率
(%)
株価
(3/7)
(ドル)
予想PER
(倍)

ラムリサーチ(LRCX)

40.1

11.9

211.74

12.9

ASML ホールディングス NYRS(ASML)

18.9

19.7

206.05

28.0

MKSインスツルメンツ(MKSI)(取扱なし)

15.9

24.6

119.4

14.8

KLA テンコー(KLAC)

14.8

12.3

117.45

14.2

エヌビディア(NVDA)

13.0

26.0

241.84

34.6

マイクロチップ テクノロジー(MCHP)

12.7

9.4

95.57

16.5

マイクロン テクノロジー(MU)

12.0

24.9

53.97

5.7

アプライド マテリアルズ(AMAT)

10.7

13.6

59.42

13.2

スカイワークス ソリューションズ(SWKS)

10.2

15.4

111.54

14.6

マイクロセミ(MSCC)

9.8

29.9

67.33

15.3

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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