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割安修正が進みつつあるヘルスケア、バイオテクノロジーセクター

2017/09/08
投資調査部 榮 聡

先週ノバルティスが新タイプのがん免疫治療薬の承認を得たことから、ヘルスケア、バイオテクノロジーセクターへの注目が高まっています。世界的な薬価抑制の動きに対する警戒は残るものの、株価バリュエーションは割安になっている可能性が高く、徐々に割安修正が進むと期待できそうです。

図表1:ヘルスケアおよびバイオテクノロジー関連のETF(米国上場)

取引 チャート コード 銘柄
買付 チャート IBB iシェアーズ NASDAQ バイオテック ETF(IBB)
買付 チャート VHT バンガード 米国ヘルスケア セクター ETF(VHT)
買付 チャート IXJ iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF(IXJ)
買付 チャート BBH ヴァンエック ベクトル バイオテックETF(BBH)
買付 チャート LABU DirexionデイリーS&Pバイオ株ブル3倍ETF(LABU)

※SBI証券が作成

ヘルスケア株、その一部であるバイオテクノロジー株は、15年夏に米大統領選挙の候補であったヒラリー・クリントン氏が「医薬品の価格は高過ぎる」とツイートしたことをきっかけに株価が不安定になりました。

また、米国の医薬品企業にとって重要市場である日本でも、ギリアドサイエンスのC型肝炎治療薬「ソバルディ」「ハーボニー」や小野薬品工業のがん免疫治療薬「オプジーボ」の高い薬価が問題視されるなど、薬価を抑える動きが世界的に広がりを見せたことも打撃となりました。

さらに、16年秋の大統領選挙に当選したトランプ大統領も、ヒラリー・クリントン氏同様に薬価は高いと批判したことから、16年末にかけても同セクターの株価は低調に推移しました。

しかし、17年に入ってからは、上記のようなマクロ的な悪材料に対する織り込みが進んだとの認識が広がる一方、四半期決算で業績が好調に推移していることが確認され、徐々に割安修正が進みつつあります。

先週にはスイスの医薬品大手ノバルティスが、免疫細胞を遺伝子操作してがん細胞を攻撃する、新タイプのがん免疫治療薬の承認を米国で得たことから、バイオテクノロジーのイノベーション力への注目が高まり、幅広いバイオテクノロジー株が物色されました。

ヘルスケアセクターについては、(1)予想PERは15年夏以降、低下した水準にある、(2)セクターの業績は順調に拡大している、(3)アナリストが「BUY」を付与している比率は10セクターで最も高い、ことから割安となっている可能性が高く、今後も割安修正が続くと期待できそうです。

(1)については、図表2をご覧ください。ヘルスケアセクターの予想PERと相対PER(ヘルスケアセクターの予想PER÷S&P500指数の予想PER)の推移を示したものです。

予想PERは15年の18〜19倍に対して17.4倍とある程度回復してきました。しかし、相対PERでは、市場全体のPER水準が18倍〜19倍へ上昇したために、14年〜15年の1倍近傍と比べると、0.83倍と引き続き低下した水準です。戻りが期待できそうです。

(2)については、図表3をご覧ください。セクターの業績は、ヘルスケアセクター、そのサブセクターであるバイオテクノロジーセクターとも拡大基調です。

(3)については、図表4をご覧ください。米国のアナリストによる投資判断を集計して、セクター毎に「BUY」判断の比率を比較したものです。ヘルスケアの「BUY」比率が最も高く、アナリストが割安と判断している銘柄が多いことが確認できます。

トランプ政権のこれまでの発言から、薬価が高いことに批判的であるものの、「薬価を抑え過ぎると新薬の開発意欲を削いでイノベーションが停滞してしまう」「薬価を抑えるためには、規制緩和が必要である」などの市場原理は理解されており、闇雲な薬価引き下げは回避されると考えられます。

このため、同セクターの割安修正が続く可能性は高いと考えられます。図表1には、当社が取り扱うヘルスケア関連のETF9銘柄から、純資産残高が多いものを中心に5つピックアップしています。ご検討されてはいかがでしょうか。

図表2:ヘルスケアセクターのPERには上昇余地!?

注:「相対PER」は、「ヘルスケアセクターの予想PER÷S&P500指数の予想PER」によります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表3:業績(EPS)は拡大基調が続く

注:ヘルスケアセクターとそのサブセクターであるバイオテクノロジーセクターのEPSの推移です。予想はBloomberg集計のコンセンサス予想によります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

図表4:アナリストのBUY比率が最も高いヘルスケアセクター

注:S&P500指数の採用企業について、アナリストの個別企業に対する投資判断をセクターごと平均したものです。例えば、セルジーンの場合、投資判断を出しているアナリストが29名、BUYが23名、HOLDが5名、SELLが1名で、BUY比率は「23名÷29名=79%」と計算したものになります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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