今回は海外ETFをお探しのときに役に立つ、当社WEBサイトのスクリーニング機能をご紹介いたします。ETFの投資対象資産(市場)による検索ではなく、テクニカル指標による絞り込みの機能です。
図表1:テクニカル指標によるスクリーニングで注目のETF(上場投資信託)
取引 | チャート | コード | 銘柄 |
---|---|---|---|
XLV | ヘルスケアセレクトセクターSPDRファンド | ||
IBB | iシェアーズ NASDAQ バイオテック ETF | ||
IXJ | iシェアーズ グローバル・ヘルスケア ETF | ||
EWT | iシェアーズ MSCI 台湾・キャップト ETF | ||
TLT | iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF |
※当社WEBサイトをもとにSBI証券が作成
当社のWEBサイトで海外ETFを探すときに、「外国株式/海外ETF」→「海外ETF」→「海外ETF検索ツール Eサーチ」をご利用されている方は多いかもしれません。これは、投資対象資産(市場)からETFを探すのに適しています。
一方、「米国株スクリーナー」では、株価指標やテクニカルから当社取扱の海外上場ETFのスクリーニングが可能です。スクリーナーの一つの機能になっているため、お気づきでない方が多いかもしれません(筆者もその一人でした)。
「米国株スクリーナー」の画面に進んでいただきますと、トップのスクリーナー一覧に「SBI証券おすすめスクリーナー6 当社取扱ETF」というタブがあります(図表2)。これを押していただくと、当社取扱の253のETFについて、「株価関連」と「テクニカル」によるスクリーニングが可能です。あるいは、「条件指定」の「銘柄属性」でETFにチェックを入れていただいても同じです。
この機能を使ったスクリーニングを、例として2つご紹介いたします。
まず、図表3は「52週高値更新-今日」で絞って、「株価移動平均乖離率(%)-25営業日前」を小さい順に並べています。
6/21(水)に52週高値を更新しているため、足もとの市場で物色の矛先が回っていると見られるものです。その中でも株価移動平均乖離率が低いものは、上昇の過熱感を心配する必要がまだ小さいと言えるでしょう。
抽出されたETFを見ると、ヘルスケア関係のETFが多く入っています。ヘルスケアセクターは、世界的に医薬品価格が抑制される環境にあることで、長らく物色の圏外に置かれてきましたが、バリューという面から注目が集まっている可能性がありそうです。
また、図表4は「ボリンジャーブレイクアウト(強気相場)」で絞って、「値上がり率(%)-5営業日前」を小さい順に並べたものです。
ボリンジャーブレイクアウトは、株価の勢いが強気に変化したことを示すテクニカル指標です。過去5日間の値上がり率が大きくないものを見ますと、やはり、ヘルスケアセクターのETFが多いほか、米国の長期債券のETFも入っています。
以上2つのスクリーニング例から、純資産額などを考慮の上、注目できそうなものを図表1にリストアップしています。
図表2:ETFのスクリーニングの画面
※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成
図表3:「株価関連」によるスクリーニング例
注:6/21(水)時点のデータによります。
※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成
図表4:「テクニカル」によるスクリーニング例
注:6/21(水)時点のデータによります。
※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成